「硬い文章」より「やわらかい文章」を 漢字とひらがなを使いわける

開いた本

個人がメディアとして発信するいまの時代、個人の文章力が求められています。ライターをしているというのであれば必須のスキルといえるでしょう。

試しにアドセンスの「ユーザーの分布」から年齢や性別を確認してみましょう。数値として見てみると、思っているよりも幅広い年齢層のユーザーが訪問しているのがわかります。

ということで、目指すところは老若男女だれが見てもわかりやすい文章です。誰だって小難しい文章よりわかりやすい文章のほうが見やすく疲れないので快適に読めるものだと思います。

目次

漢字とひらがなを使いわける

漢字の多い文章というのは、それだけでユーザーに読みにくいという印象とストレスを与えています。

パソコンのキーボードを使っていると、漢字に変換できるところはなるべく漢字にするというのは簡単ですが、やはり見やすい文章というのを意識してひらがなも使っておきたいところです。

だからといって全てひらがなにするとかえって見づらい文章となってしまいます。

▼全てひらがな
むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんがすんでいました。おじいさんはやまへしばかりにおばあさんはかわへせんたくにいきました。

同じ読みでも漢字が違うと意味が違ってくる漢字もありますから、そういった文字を気を付ける必要があります。

また一人称の「僕」と「ぼく」、「俺」と「おれ」、「私」と「わたし」で印象がガラリと変わります。この場合、カタカタも入れると印象の違いがわかりやすいです。

  • 「僕」「ぼく」「ボク」
  • 「俺」「おれ」「オレ」
  • 「私」「わたし」「ワタシ」

「僕」や「私」だと大人も使っているような印象をうけます。「ぼく」や「わたし」だとやや子供っぽい印象になりますね。カタカナだとまた変わってきます。

「柔らかい」、「やわらかい」もそうです。ひらがなにすることでより「やわらかい」という感覚が伝わってきます。

  • 「柔らかい文になります。」
  • 「やわらかい文になります。」

ひらがなという言葉もそうですね。「平仮名→ひらがな」でよりひらがなっぽくなるんです。

このようにひらがなと漢字を使い分ける事で、それを見たユーザーがうける印象は全く違うものとなります。

ひらがなと漢字を使い分ける例

こと
もの
ところ
出来る できる
或いは あるいは
暫く しばらく
など
頂く いただく

使い分けを統一する

漢字とひらがなの使い分けにはこれが正解だという決まりはないようで、筆者や編集者の考え方によってさまざまです。1つだけおさえておきたいポイントが、1つの文章内で使い分けを統一するということです。

例えば「こと」や「できる」を文章内で使っているなら、ところどころで「事」を使ってみたり「こと」を使ったりだと全体をみた時にバラバラな印象になってしまいます。

ひらがなの「こと」、「できる」にしたのなら「こと」、「できる」で統一。漢字の「事」、「出来る」にしたのであれば「事」、「出来る」で統一するのが見やすい文章にするためのコツです。

まとめ

本のユーザーよりネットユーザーの方がせっかちという傾向があるようです。これはせっかちというよりは、ワンクリックで簡単にWEBページから離脱することができるからでしょう。

そうしたことから、様々な情報が溢れている中で見づらい小難しい文章をみるよりも、ストレスなくみれる文章の方が受け入れられるでしょう。そしてそれは離脱率する可能性が高いサイトの記事であればなおさらです。

「硬い文章」より「やわらかい文章」を、これって大事なことかもしれません。

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