当ブログで「サーバー移転する方法」の記事を紹介しwpXクラウドのサーバーに乗り換えてから2週間前後経ちます。
すでに目に見える変化があってJetpackのアクセス解析で確認すると、アクセス数が約2倍に跳ね上がっています。といっても元々がそれ程多くはないですが・・。
ただうっかり忘れている事がありまして・・
なんだと思います?「mod_pagespeed設定」をし忘れていたのでした。wpXクラウドはデフォルトだとこの機能がOFFになっています。
photo by Matt J Newman
▼この記事の目次
mod_pagespeedとは?
「mod_pagespeed」はGoogleが提供しているApacheのための拡張モジュール機能です。この機能を導入するだけで画像、HTML、CSS、Javascript、キャッシュのデータが最適化されその結果WEBページの高速化が図れるというものです。
上の図を見ればだいたいこんな動作なのかというのがわかりますね。Xサーバー、wpXクラウドは2014年11月からこの機能を導入しているようでwpXクラウドを使用するなら是非設定しておきたい機能です。設定はwpX管理画面からボタン一つで簡単に出来ます。
mod_pagespeedを有効化にする
設定方法はwpXクラウドの管理画面の左メニュー「mod_pagespeed設定」から
▼「mod_pagespeed設定を有効化する(確認)」→「mod_pagespeed設定を有効化する(確定)」と選択するだけです。
これでOK!
反映まで時間がかかるようなのでしばし待ちます。
EWWW Image Optimizer
当サイトでは画像をよく使うので評価が低い項目の原因はそれという事も考えられます。総記事数は150程度なので特別記事数が多いという訳でもありません。
そこで画像を圧縮するWordPressのプラグイン「EWWW Image Optimizer」を使ってみる事に。このプラグインは元々wpXサーバーと相性が良くなく、去年あたりからwpXサーバー側のアップデートで使えるようになったのは知っていました。元々相性が良くなかったという事で保留というか、敬遠していましたがものは試しという事で使ってみる事にしました。
「EWWW Image Optimizer」をインストールして有効化する前に、wpXクラウドの管理画面上からちょっとした設定をする必要があります。
「PHP関数 制限設定」→「exec」のチェックを外し「設定変更 (確認)」→「設定変更 (確定)」と選択するだけです。ちなみに「exec」がどんな意味なのか詳しくはわかりません (笑)
説明文によると「この設定はインストールしている全てのプラグインに適用されるので特定のWordPressプラグインが使用できなくなる可能性がある」との事です。念のため設定する前にご確認を。
続いてWordPress管理画面へ行って事前にインストールしておいた「EWWW Image Optimizer」を有効化→過去の投稿記事画像を圧縮化する設定をします。
「気になる結果は?!」 スピード確認
WEBサイトのパフォーマンスを測定できるWEBサービス「GTmetrix」で測定してみました。
「mod_pagespeed OFF」設定前に計測したパフォーマンス評価
「mod_pagespeed ON」設定後に計測したパフォーマンス評価
こちらが「mod_pagespeed設定」・「EWWW Image Optimizer」を有効にしたその後です。A判定になりそれなりに上がっています!
ただ、右側がC判定ですしGoogleが提供しているWEBパフォーマンス測定サービス「Page Speed Insights」でも確認してみるとそれ程良いとは言えない判定でした。
詳細を確認するとサーバーは問題ないようなので、やはり原因はJavaScriptとかCSSとかでしょうか?ちょっとした疑問は残りましたが、今回はとりあえずぼちぼち点数が上がったのでこれで良しとしておきます。
「mod_pagespeed」の設定を有効にする事でデメリットとも言われている部分の「CSSが崩れる可能性がある」 、「画質が劣化する」は当環境では気にはならなかったです。
この記事のまとめ
Xサーバー、wpXクラウドはPHP7のバージョンに対応しているため7にすればさらなる高速化が見込めます。しかし、最新バージョンなのでテーマやプラグインがそれに対応していなく不具合を起こしてしまう可能性があるようです。
PHP7についてはその辺気を付けながら設定してみたいと思います。
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