ロリポップからwpXクラウドへサーバー移転する方法 – 後編

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この記事は「WordPress」 ロリポップからwpXクラウドへサーバーを移転する方法 – 前編 からの続きです。wpXクラウドへ登録を済ませて、さあ作業を始めたらFFFTPが大量ファイルの転送に向いていない事がわかりFTPクライアント・FileZilla (ファイルジラ) に乗り換えたりとしていました。

前編までのあらすじ

  • wpXクラウドに登録
  • FFFTPを使うも時間がかかり過ぎ・エラーが発生
  • FileZillaを導入
  • FileZillaでFTPS通信を利用する

ここまでだったと思います。wpXクラウド側へのドメイン登録・WordPressインストールはなんらかの原因でエラーが出てしまってそのままなのでもう一度設定し直すという流れです。

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photo by Jamison Judd

▼この記事の目次

  1. WordPressのアップデート・プラグインの無効化/削除
  2. 「サーバー移転」移転元で準備するもの
  3. wpXクラウドで必要な作業
  4. 「hosts」で動作確認をしてみよう
  5. ネームサーバーの切り替え -ムームードメイン編-
  6. この記事のまとめ

WordPressのアップデート・プラグインの無効化/削除

まずはWordPressのアップデートとプラグインについてです。まずはまだしていないアップデートがあれば全て済ませておきましょう。

wpXサーバは特にキャッシュ系のプラグインと相性が良くありません。削除するか無効化にしておきましょう。私の場合それ程プラグインを多くいれているわけではないのでとりあえず無効化にしておき、エラーなどあればその時は対応します。

プラグインの中には削除してもデータベースにデータが残ってしまうものもあるのでプラグインを今まで大量に入れたり削除したり繰り返してきた方はデータベースが肥大している可能性があるのでデータベースを掃除してくれるプラグインがあれば導入するか、phpmyadminでMySQLデータベースからいじる必要が出てくるかもしれません。

また、私のように100記事程でしたら問題ないと思われますが、投稿記事が1000記事以上
になるような方もデータベースのデータ量に対してなんらかの対策が必要になってくるようです。

アップデートを確認しプラグインを停止しました

WordPress管理画面から全プラグインを削除しました。キャッシュ系のプラグイン以外は削除しなくても停止でも良いと思います。作業中のセキュリティが不安というのであれば「Google Authenticator」で2段階認証を有効にしたまま移転作業もできます。

「サーバー移転」移転元で準備するもの

「サーバー移転」の流れをみていきましょう。移転元とは今回の場合ロリポップになります。他社レンタルサーバーからの移転については「wpXクラウド」のサイト上に書いてあります。

▼トップページから「マニュアル」→「他社からの乗り換えについて」→「WordPressの移転」から確認出来ます。

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私の場合今の時点で完全には把握していないですが、上の画像の手順に従えばうまくいくようです。まずはwpXクラウドのマニュアル手順通りの段取りで進めていってみましょう。

その上でエラーなどの不具合があればうまく移転できるように対処するというスタンスです。

大まかな流れの説明としてはWordPressのデータは2か所「データファイル」・「データベース」にあります。この2か所のデータを移転元から取り出して、移転先となるwpXクラウドにそれぞれ移します。

1. データベースのバックアップデータ取得

データベースのデータを取得するという作業です。作業をする前にWordPressの接頭辞を確認しておきましょう。確認方法はFTPソフトを使って「wp-config.php」フォルダを開くと下の方に「$table_prefix = ‘wp_’;」と記述してあります。(接頭辞が”wp_”の場合)

接頭辞について

WordPressのデータベースのデータは「wp_」などの接頭辞 (Prefix) と言われるもので管理されています。一つのレンタルサーバーでWordPressを複数インストールしている場合はこの接頭辞に「wp_2」「wp_3」とテーブル (データを入れる箱) が分かれていきます。

この接頭辞は任意の文字列 (半角英数字と”_”) に変更する事も可能です。移転元と移転先の接頭辞が統一されていないとエラーの原因となってしまいます。接頭辞の変更方法は「接頭辞の変更方法」を参考にしてみて下さい。

wpXクラウド上で新規インストールするWordPressは「wp_」という接頭辞なのでここは合わせて「wp_」とします。

それではphpMyAdminでMySQLデータベースを操作してWordPressのデータを取得する作業です。phpMyAdminにはロリポップから入るのでロリポップ管理画面にログインします。

「WEBツール」→「データベース」を選択して下さい。始めての方は難しそうに見えてしまいそうですが、phpMyAdminはデータベースをブラウザ上で簡単に操作するために提供されているものなのでGUI操作は実に簡単です。

phpMyAdminのログイン画面が立ち上がります。入力は、上の画像を参考にしてもらってユーザー名がA、パスワードがB、サーバの選択がcになるので入力して「実行する」を選択するとログインできます。

ログイン出来るとこのような画面になるので、「wp_」の接頭辞がついているWordPressを全て選択して下さい。上メニューが「構造」になっている事を確認し左のチェック欄の該当接頭辞全てにチェックを入れ下の「チェックしたものを..」のプルダウンから「エクスポート」を選択します。

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今回操作する「LAA○○○…」以外にもう一つある「information_schema」というのは情報スキーマといってデータベースに関する情報が含まれています。他のユーザーにも同じように「information_schema」が表示されていますし特に気にする必要はないものです。

エクスポート画面に切り替わります。エクスポート方法は「詳細」にしました。その他も特にいじる必要はないので「実行する」を選択します。

「DROP TABLE / VIEW / PROCEDURE / FUNCTION / EVENT コマンドの追加」に忘れずにチェックしておきましょう。これはインポート先でエラーが出ないように先に存在するテーブルを新たに作り直すという機能です。

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よく見るとZip形式で圧縮する事ができるようです。ここで圧縮しておけばFFFTPでもストレスなく転送ができたのでしょうか。ただ以前FFFTPをサーバー移転で使用した時は一見転送が終わったように見えましたが、画像などのフォルダの中身を確認したら飛び飛びで抜けていたりしたので確実に大量ファイルを扱うなら無難にFileZillaだと思います。

すると「データベース名.sql」ファイルがダウンロードされます。ここでの操作は以上なので次へと進みます。

2. 「.htaccess」ファイルの取得

マニュアル通りだとダウンロードするように説明してありますが、それでも良いですし移転作業をはじめると旧サーバーのデータが消えてしまうという事ではないので、後でFTPソフトを使い旧サーバー内の「.htaccess」ファイルを確認し変更点あれば、wpXクラウド管理画面「.htaccess編集」から編集するでも良いと思います。

3. WordPressインストール先にある 「wp-content」フォルダの取得

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私の中ではここが一番大変というかやっかいな作業部分です。プラグイン、テーマ、画像、そしてプラグインが残すデータもここにありますからね。大量のファイルがありますし。ここの作業が上り坂だとしたら後は下り坂です。

一度チャレンジして失敗した原因はこの大量ファイル転送によってつまずいたと言えるので、ここで例のFileZillaの登場です。

エラーになってしまう・・!

FileZillaに変えたのにやたら転送に時間かかるしエラーになって止まってしまいます・・。どこがいけないんだろうと試行錯誤していたら原因がわかりました。

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プラグインの「BackWPup」と「Ewww Image Optimizer」が残したデータファイル内のデータを削除して再度実行したら見違えるような動きになりサクサクッとうまくいきました!

wpXクラウドで必要な作業

wpXクラウド管理画面にログインします。まだwpXクラウドに登録をしていない場合は登録しておきます。こちらの作業内容は・・

1. ドメインの追加
2. WordPressのインストール
3. 内容の編集  ←【×】今回ここの手順は飛ばす
4. データベースのインポート
5. .htaccessの適用
6. ファイルのアップロード

という流れになるようですが、今回の場合「3」の手順は必要ないようなので飛ばします。

1. ドメインの追加

今回の場合移転先にWordPressをインストールする前に独自ドメインを設定しておきます。
「ドメイン管理 – ドメイン追加設定」→「ドメイン追加」を選択します。

2. WordPressのインストール

wpX管理画面から「新規インストール」を選択します。

▼記入したら「次へ進む」→「確定(WordPressをインストール)」を選択します。

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  • 「サイトアドレス」… 「ドメイン名.wp-x.jp」から「ドメイン名」に変更します。サブドメインは設定しません。
  • 「WordPressID」… wpX側のWordPressにログインする時のユーザー名です。旧サーバーと同じでいいと思います。
  • 「ブログタイトル」… ブログ名を入力します。
  • 「メールアドレス」… メールアドレスを入力します。

PHPのバージョン確認

PHPのバージョンをそれぞれ確認して合わせるようにしましょう。移転元と移転先のPHPバージョンが合わないとエラーになる可能性があるようです。

ロリポップで確認すると5.4.x、5.6.xまで対応しているようで、wpXを確認すると同じ5.4.x、5.6.xに加え7.0.xまで対応しているようです。

PHPバージョン確認

  • 「ロリポップ」… 「WEBツール – PHP設定」から
  • 「wpXクラウド」… 「WordPress管理 – PHPバージョン切替」

4. データベースのインポート

「3」の内容の編集はドメイン変更になる場合に対してなので飛ばして「4」データベースのインポートです。

まずはwpXクラウド管理画面から「phpMyAdmin」でMySQLデータベースにログイン。データベースから新規インストールしたWordPreessを全て削除します。

続いてwpX管理画面に戻り「データベースのバックアップ」→インポート(復元)から「ファイルを選択 (ロリポップのMySQLから入手したSQLファイル)」→「インポート実行」します。

無事完了したら「インポート処理は正常に完了しました。」と表示されます。

5. 取得した.htaccessの適用

旧サーバーを確認し「.htaccess」内の変更点があればwpX管理画面「.htaccess編集」から変更して反映させて下さい。

6. ファイルのアップロード

これで最後のwpX側へのアップロード作業となります。デフォルトだとwpX側でFTPアカウントの利用が無効になっていますのでこれを有効にする設定をします。

wpXクラウド管理画面「FTPアカウント設定」→「設定変更」→「全てのファイル・フォルダにアクセスする」こちらを有効にする→「設定変更(確認)」→「設定変更(確定)」

上記の操作でFTPアカウントを有効にすると「FTPアカウントID」・「パスワード」が発行されます。

「wpXクラウド」FileZillaに接続する

旧データベースから取得した「wp-content」フォルダはFTPクライアントからアップロードします。ここでは例としてwpXクラウドへのFileZilla接続方法を見てみましょう。

一般

  • 「ホスト」… ホスト名を入力 例:wpX管理画面「基本情報」から確認できる ○○.wpx.ne.jp
  • 「ポート」… 空欄
  • 「プロトコル」… FTP – ファイル転送プロトコル
  • 「暗号化」… 明示的な FTP over TLS が必要
  • 「ログオンの種類」… 通常
  • 「ユーザ」… ドメイン名を入力 (FTPアカウントID)
  • 「パスワード」… FTPアカウント設定にて取得したパスワードを入力
  • 「コメント」… 空欄

転送

  • 「転送モード」… パッシブ

「hosts」で動作確認をしてみよう

移転先であるwpXクラウドへのドメイン追加、WordPressインストール、データ移転は完了しましたが、ブログが表示されるサーバー元は移転元のままです。試しにどのサーバーを使用しているのかわかるツールで調べてみると、当然ですがサーバー元はロリポップのままです。

移転元、移転先への作業が全て完了した時に最終的な動作確認として行う事ができるのが「hosts」ファイルです。DNSサーバをwpXに切り替える前にwpXクラウドにしっかりとブログコンテンツが移転されているのかしっかりと確認する事ができます。

【hostsとは】
hosts (ホスツ) とはサイトを閲覧するためにホスト名とIPアドレスを関連付けする仕組みを提供するファイルです。ドメイン名とIPアドレスを関連付けしてくれるDNSサーバと同じような仕組みを持ちます。

hostsはDNSより優先するという性質をもつため改ざんなどされる可能性もあるといいます。

hostsファイルを書き換える手順

それでは「hosts」ファイルの内容を書き換えてwpXクラウドでのWordPress動作を確認してみましょう。Windows vista/XP/7/8/8.1/10とエクスプローラー内「C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts」にあります。

ほぼこのような記述になっています。自分で書き換えた覚えがないのに内容が違ったら注意する必要があるようです。

▼一番下に「IPアドレス」+「半角空白」+「ドメイン名」を追記します。(www.は外す)
IPアドレスはwpXクラウド管理画面「サーバー基本情報」から確認できます。
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「hosts」ファイルはアクセス権を変更しないとそのままの設定では書き換える事ができません。右クリック→「プロパティ」→「セキュリティ」→「編集」→「Users」を選択→「アクセス許可」の許可内から選択→「適用」の手順でOKです。

あとは「hosts」ファイルに追記をして上書きして表示されればwpXクラウドに切り替えてもブログがしっかり表示されるという事になります。

「hosts」による確認作業が終わったらセキュリティ面で不安なので書き換えが起こらないように忘れずにアクセス権を戻しておきます。

ネームサーバーの切り替え -ムームードメイン編-

wpX側にもデータファイル・データベース共にしっかりとアップされ表示されているのが確認できたら、最後の旧サーバーからwpXクラウドへと切り替えるという作業です。

ロリポップから移転される方はムームードメインからドメイン取得している方もいるかと思います。ムームードメインから他社サーバー (wpXクラウド) へのネームサーバー変更設定です。

ムームードメイン管理画面にアクセスします

▼「ドメイン管理」→「ネームサーバ設定変更」→「ドメイン名 – ネームサーバ設定変更」→「GMOペパボ以外 のネームサーバを使用する」→wpXクラウドの「ネームサーバ1~3」を入力 →「ネームサーバ設定変更」→「OK」という手順です。
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wpXクラウドへ移転されているかの最終確認

サーバーがしっかり移転されているか内部的な事は見た目だけではわからないので
、ここは使用しているレンタルサーバーもわかるというWEBツール「aguse.jp」を使います。

使い方は簡単、真ん中の「URL入力欄」にドメインを記入→「調べる」をクリックするだけです。

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しっかり変更されていますね。ネームサーバー変更がすぐに反映されていないようで、すぐに旧サーバーのデータファイル・データベースから削除するとサイトが表示されなくなります。しばらく時間をおいたら大丈夫でした。

また、このWEBツールはマルウェアチェック・ブラックリストチェックが出来るのでアクセスしたいけど安全性はどうなんだろう?! というサイトを下調べする事ができるという優れものです。

この記事のまとめ

今回やはり一番手こずったのは「wp-content」の作業、そしてプラグインのデータによる兼ね合いでした。

あとサーバー移転で気を付けないといけない事は、上記のようにWEBツールでwpXクラウドに移転されたと表示されてもそれは内部的な話でサーバー自体はしばらくは移行されないという事です。

さらにWEBツールでwpXクラウドになっていると表示されたのでこの記事をアップしたら、翌日上書きされて記事が一度消えてしまいました。記事の編集保存も消えていたので二度上げるのはかなりの手間でした。

また、どうやらパソコンとスマホ間でも反映までタイムラグが生じる可能性があるという事です。私の場合はとにかくスマホの反映までのタイムラグが長かったです。まぁ気長に待つといいでしょう。

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