今回から前編・後編と2回に分けて「サーバー移転」するところを紹介したいと思います。私の場合WordPressの独自ドメインを変えずにロリポップ → wpXクラウドへの移転です。サーバー移転業者、というものまであるみたいで、なんだか面倒な作業になりそうですがさてどうなんでしょうか。
この間の記事「エックスサーバーの種類」 XSERVER・X2・sixcore・wpXを比較 で詳しく書きましたが、wpXクラウドを知らない方のために簡単に説明します。
wpXクラウドとはエックスサーバー社が提供するレンタルサーバーで、高速・多機能・高安定で定評のあるエックスサーバーをよりWordPressに特化させた高速化のための仕組みにしたのがwpXレンタルサーバーです。
wpXレンタルサーバーは複数のWordPressをMySQLに追加でき運営する事ができ、毎月1000円(1年契約・税抜) かかります。
これをさらに安くしたのがwpXクラウドで目安として月間30万PVまでは毎月500円 (税抜) で利用する事ができます。値段は格安レンタルサーバー並みなのに「mod_pagespeed設定」などの高速化のためのエックスサーバー機能を継承しつつ、WordPress専用の高速化技術「リバースプロシキ」があり高機能・高安定が実現できているというハイクオリティなサーバーです。その代わりに運用できるWordPressは1つまで、メールを利用する事が出来ない (基本) という制限があります。
ネット上には「サーバー移転代行」なるサービスまであり、「サーバー移転」の作業をしたはいいがエラーになってわからなくなって詰んでしまったというお話などもありました。私も現時点ではわからないまま作業するわけなので現時点では手探り状態ですが、わからない問題を解決していくというのが当ブログのコンセプトでもあるので、まぁ確実な手順を追って踏んでいけばなんとかなるでしょう。
今回、WordPressのインポート・エクスポートなどのプラグインを使わずに、手動で「サーバー移転」の作業をしてその時の全手順を公開したいと思います。
photo by John Seb Barber
▼この記事の目次
「サーバー移転」まずは移転先「wpXクラウド」のマニュアルを確認してみる
まず移転先である「WordPressの移転マニュアル」のページを見てみましょう。
おおまかにまず「第1」のステップとして移転元のレンタルサーバーにおいてMySQLデータベース内のデータを取得。レンタルサーバー内の「Wp-content」ファイルも取得すればいいわけです。
「第2」のステップとして移転先のwpXクラウドで「ドメイン追加」→「WordPressインストール」→「データベース追加」→「ファイル追加」という流れになるみたいです。
データの流れはこうなる
WordPressのデータは「データベース」「ファイル」の2か所にあります。そのそれぞれのデータを移転元から取り出して、移転先に移すという事になります。
データの操作方法はというとMySQLの「データベース」はphpMyadminで操作し、「ファイル」はFTPソフトで操作します。簡単に説明しますとMySQLはWordPressが採用しているデータベースの種類で、phpMyadminとはMySQLデータベースをブラウザ上で操作する事が出来るようになるという管理ツールになります。
FTPソフトはHTML、CSS、PHPなどのファイルをサーバーにアップロード、編集、削除などの操作を行うためのソフトです。FTPソフトといえば定番となる以前紹介した「FFFTP」で一度設定してしまえばクリックだけで起動する事ができ操作方法も簡単です。
移転前に「wpXクラウド」と契約する
契約から使用できる状態になるまで時間がかかるという事なので、できるだけ時間のロスがないように事前にwpXクラウドに登録しておきます。
まずは「wpXクラウド – 申し込みフォーム」にアクセス。利用規約・個人情報の取り扱いを確認し「同意する」を選択します。
▼メールアドレスを入力し「確認メールを送信」します。
するとすぐにwpXサポートから「お申込みメールアドレスの確認」メールが届くので、中にある「お申込みURL」をクリックします。
希望の任意サーバーIDを入力する画面です。初期ドメインともなるので違うユーザーがどこかで使用しているサーバーIDにする事はできません。
続いて「会員情報登録フォーム」です。パスワード、名前、住所、グレード (今回だとA) の必要事項は全て入力し「確認画面へ進む」→「会員登録を確定する」を選択します。
またメールが届くので確認してみます。内容を見るとどうやら料金を支払ってその時点で契約が成立するとの事です。
wpX管理パネル操作で支払い方法を設定する
wpXクラウドにログインし左下の「契約・会員情報の管理」→「料金のお支払い」を選択します。
一番下のサーバーIDのチェック欄にチェックを入れ、「更新期間 (1か月~12か月)」を決めて「お支払い方法を選択する」を選択します。wpXクラウドは契約期間を長くする事で得に割引きもないのでとりあえず半年にしておきました。
あとは「銀行振込」「クレジットカード」「コンビニ払い」から支払い方法を選択し、支払えばwpX管理画面が使えるようになります。
この記事のまとめ
週末をまたいだので銀行の関係上支払い内容の反映は月曜日になるようなので記事が長くなりそうですし、この続きは「ロリポップからwpXクラウドへサーバー移転する方法 – 後編」にて
紹介します。
事前にページの速度測定ツールで当ブログを測定しておいたので、wpXクラウドにサーバー移転後に測定し比較してみたいと思います。
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