無料テーマから有料テーマへの移行を考えている
無料テーマと有料テーマどっちがおすすめ?
一番最適なWordPressテーマを使いたい

このようなお悩みかかえていませんか?今回の記事はそんな方の悩みをすっきり解決します!
WordPressテーマには「無料テーマ」と「有料テーマ」大きく2つの種類があります。
結論を言うと、ブログ運営や収益化を本気で考えているのなら有料テーマがおすすめです。
なぜなら、筆者自身が無料テーマを長年使い遠回りしてきた結果、最終的に「これだ」と選んだのが有料テーマだからです。
また、乗り換えサポートプラグインを使っても結局は膨大な時間を使いリライトする羽目になります。
時間をムダにせず効率的なブログ運営をしていくのであれば、今すぐ有料テーマを使うことをここではおすすめします。
とは言え、そんな有料テーマにもメリットだけでなくデメリットもあります。
今回の記事では、そんな「無料テーマと有料テーマの違い」や「メリット・デメリット」おすすめテーマまで、どこよりもわかりやすく解説していきます。
今回の記事をご覧になれば「無料で使えるテーマがあるのになぜ有料テーマを使う人がいるのか」その理由がわかります。WordPressのテーマ選びで迷っていた方必読の内容です。



WordPress歴8年のジョン齊藤です。
これまでずっと無料テーマを使ってきて、1年半前から有料テーマSWELLを使っています!その経験をふまえた上で、今回の記事をまとめましたので、是非最後までご覧ください。
テーマ名 | 無料/有料 | リリース | メモ |
---|---|---|---|
Simplicity | 無料テーマ | 2015年12月 | 当時無料テーマの最高峰と言われていたテーマ |
Cocoon | 無料テーマ | 2018年3月 | Simplicityの後継テーマ |
SWELL | 有料テーマ | 2019年3月 | Cocoonと業務提携 |



今回の記事がテーマ選びの参考になれば幸いだワン!
結論を言うと、2023年版最新のおすすめ無料テーマはCocoon。おすすめの有料テーマは、デザインや機能性を総合的に判断してその上位互換とも言えるSWELLです。
無料テーマはCocoon。有料テーマならSWELL
もちろんどんな商品にもデメリットが存在しますが、SWELLはそれを打ち消すだけの5つのメリットがあります。
- テーマの料金が高め
- クラシックエディタに向かない
- デザインがかぶりやすい
- 買い切り&複数のブログで利用できる
- 特別ライセンスがかからない(無料)
- 直感的な操作でお洒落なブログができる
- ページの読み込み速度が最速
- サポートが充実している
今回の記事では「乗り換えサポートプラグイン」を使ったCocoonからSWELLへのスムーズな移行方法もまとめました。
SWELLの価格は17600円ですが、1回だけの嬉しい買い切りと複数ブログで使えるというお得感いっぱいの有料テーマになります。
購入1カ月後は、まるで違うブログにリニューアルしたかのような読者の目を引く魅力的なブログデザインになっているはずです。ブログの収益化を目指す人にとってもきっとプラスになることでしょう。
思い立ったら今すぐ。まずはお試しにSWELL公式サイトのデザインだけでも1度ご確認ください。
WordPressテーマとは | ブログのテンプレート
WordPressのテーマ(theme)とは、ブログのテンプレート機能のことです。
言ってみればあらかじめ用意されているひな型で、様々な種類のテーマに変えることで自分好みのレイアウトにすることができます。
テーマやデザインだけでなくブログ全体の設定や機能といった役割もありますので、テーマ選びはとても重要です。
デフォルト(初期状態)でもテーマが用意されていますが、お世辞にも整ったデザインや機能が充実しているというわけではありません。
また、そこから自分好みのカスタマイズをするにはある程度のHTMLやCSS知識が必要です。
そのためWordPressを1から始める場合、まずは自分に合ったテーマを用意するのが一般的でありスタートラインだと言えます。



一言にWordPressテーマといっても、種類が多すぎて最初は何を選んでいいのかわからないかもしれません!
この記事では、さまざまな視点から見たおすすめのテーマを紹介します。



まずは無料テーマと有料テーマの違いだね!
無料テーマと有料テーマの違い
WordPressのテーマには大きく2つの種類があります。無料テーマと有料テーマです。
WordPressでブログを始める場合、まずはそのどちらかを選ぶ必要があります。
結論を言ってしまうと、本気でブログ運営を考えているのであれば「デザイン性」「機能性」「SEO対策」「サポート体制」といったパフォーマンスが優れている有料テーマを選ぶのがベストな選択です。
- デザイン性
- 機能性
- SEO対策
- サポート体制
確かに機能や使い心地で選ぶなら、有料テーマを選んだ方がいいに決まっています。
ですが、中には無料でも優れたテーマもありますから「無料テーマだから質が悪い」と安易に言えないところもあるわけです。
それにブログを始めたばかりのユーザーにとって、有料テーマは購入に踏み切る前に一度どうするべきか考えてしまうかもしれません。
そんな方のためにあるのが無料テーマです。
Cocoonのように有料テーマと比べても引けを取らない位に優れている無料テーマもありますし、無料テーマであればブログにかかる費用はレンタルサーバーやドメイン代だけになります。
とは言え、有料テーマは言ってみれば無料テーマの上位互換です。
運営に慣れてきて、本気でブログ運営を考えているのであればやはり有料テーマを選ぶのが自然な流れと言えるのかもしれません。
有料テーマの相場は15000~18000円ほど。
1度購入したらずっと使えて、複数のブログにも使えるというのが一般的です。



最初は無理せず、無料テーマから始めるのもありです!



余裕が出てきたら有料テーマを検討してみよう!
無料テーマのメリット・デメリット
まずは無料テーマのメリットとデメリットを見てみましょう。
一般的によく使われる無料テーマが以下3つです。
- LION BLOG(ライオンブログ)
- Xeory(セオリー)
- Cocoon(コクーン)
1つのメリット
無料テーマを使うメリットが1つあります。見てみましょう。
1. 無料で手に入る
無料テーマを使う最大のメリットがこれです。
有料テーマの相場は15000~18000円、決して安い買い物ではありません。



「無料で済むなら無料テーマでいいや」って人もいるはずです。
そんな方には、迷わず無料テーマをおすすめします!
また、有料テーマを検討している段階であまり詳しくない方はまずは無料テーマを選ぶことをおすすめします。
急いで買い物をして後で「違った」となってしまうのはもったいないですから、今回の記事を読み有料テーマ選びのポイントがしっかりわかってからでも遅くはありません。
3つのデメリット
無料テーマを使うメリットがわかったところで、続いて3つのデメリットです。
具体的には以下になりますが、1つずつ見ていきましょう。
- SEO対策が万全ではない
- カスタマイズ性が低い
- サポートが充実していない
1. SEO対策が万全ではない
無料テーマの中には、CocoonのようにSEOに最適化されたテーマもありますが、有料テーマと比べるとそこまで最適化されていないのが一般的です。
SEOが強いテーマというのは、内部対策が最適化されたテーマを言います。
SEOには「外部対策」と「内部対策」があり、外部対策は被リンク獲得といった外部へのSEO最適化です。
内部対策というのは、ブログ内部に対しての対策を行うことになります。
WordPressテーマで関係してくるのはこの内部対策です。
内部対策をしっかり行うことで、Googleクローラーに素早く見つけてもらい巡回しやすくなるサイト作りをすることができます。その結果、検索エンジンに表示されやすいブログ作りをすることができるというわけです。
具体的には以下のポイントがあります。
- レスポンシブデザインに対応している
- ページの読み込み速度が速い
- パンくずリストが設置できる
- 構造化データが設定できる
レスポンシブデザインというのは、パソコンだけでなくスマホやタブレット端末といったユーザーが閲覧する環境に合わせて表示を最適化する機能です。スマホユーザーの増加に伴い、レスポンシブデザイン非対応のブログは評価されず検索上位に表示されづらくなりました。
また、内部対策において意識したいのがページの読み込み速度です。
2023年現在、最新のSEO指標「Core Web Vitals」のうちの指標の1つLCPにおいて、スピードが遅いページはSEO評価が下がることとなりました。
LCPについてわかりやすくまとめた記事があります。ページ速度はSEO対策において重要なポイントなので、そちらも合わせてご覧ください。


2. カスタマイズ性が低い
無料テーマはカスタマイズ性が低いものが多いです。
「テーマをインストールしただけでデザインが完成する」記事更新に集中できますしこれが理想ですが、現実は違い思い通りのデザインにするには自分でカスタマイズする必要があります。
WordPressを自らの手でカスタマイズするにはHTMLやCSSの知識に加えPHPの知識も必要とするので、初心者が明日からいきなりできるものではありません。
そのことから、無料テーマはカスタマイズ性が低いのがデメリットと言えるでしょう。
3. サポートが充実していない
そして無料テーマ3つ目のデメリットが、サポートが充実していないということです。
無料テーマの中にはサポートやマニュアルすら用意されていないものも多いですから、サポートが充実している有料テーマと比べると劣ってしまいます。
また無償だと外注化も難しいので、開発者が作業できなくなった途端にテーマのバージョンアップが止まってしまうこともあります。
脆弱性を解消するためのバージョンアップもありますから、更新が止まったテーマを使い続けることでリスクが高まってしまいます。
これが無料テーマを使う3つ目のデメリットです。
無料で使えて嬉しい無料テーマですが、このようなデメリットも踏まえた上で導入するべきか考えるといいでしょう。
有料テーマのメリット・デメリット
続いて有料テーマのメリット・デメリットを見ていきましょう。
一般的によく使われる有名テーマが以下3つです。
- AFFINGER6(アフィンガーシックス)
- 賢威8(けんいエイト)
- SWELL(スウェル)
有料テーマには4つのメリットと1つのデメリットがあります。
4つのメリット
まずは4つのメリットを見ていきましょう。
- SEO対策が万全
- 機能が充実している
- サポートが充実している
- デザインを外注化するより安い
【
】1. SEO対策が万全有料テーマは、無料テーマとの差別化のためにSEOの内部対策に力を入れていることが多いです。
前述したように一言にSEOと言っても大きく分けて2つの種類があり「外部対策」と「内部対策」があります。
技術的な内部対策テーマの仕様や設定によって改善できますし、SEO評価を上げるために重要な対策となります。
- 外部からの被リンク獲得によってブログの評価を高める
- レスポンシブデザインに対応している
- ページの読み込み速度が速い
- パンくずリストが設置できる
- 構造化データが設定できる
無料テーマでもレスポンシブデザインに対応しているのが当たり前になってきましたが、ページの読み込み速度はやはり有料テーマに軍配が上がります。実際の統計を見てみましょう。
こちらは「テーマの表示速度ランキング」2023年の統計です。
ランキング上位10つのテーマ中、なんと8つも有料テーマが独占していることが一目瞭然でわかります。


画像引用 : WordPressテーマの表示速度ランキングTop17 | マニュオン
順位 | WordPressテーマ | 平均表示速度 | 無料/有料 |
---|---|---|---|
1位 | SWELL | 3226 | 有料テーマ |
2位 | Emanon Premium | 3301 | 有料テーマ |
3位 | AFFINGER6 | 3332 | 有料テーマ |
4位 | STORK19 | 3412 | 有料テーマ |
5位 | 賢威8 | 3532 | 有料テーマ |
6位 | SANGO | 3543 | 有料テーマ |
7位 | Snow Monkey | 3738 | 有料テーマ |
8位 | Lightning | 3804 | 無料テーマ(有料プラグインで機能拡張) |
9位 | Cocoon | 3897 | 無料テーマ |
10位 | Diver | 3940 | 有料テーマ |
ここで、ページ高速化とSEOについてふれていきましょう。
10年程前は、とにかくページを高速化するのがSEOにおける一番の対策方法といっても過言ではないほどにGoogleは高く評価していました。
その流れでページの読み込み速度は1秒以内が好ましいとGoogleが発表。
2018年に「Speed Update」。2021年には「Core Web Vitalsの」の「LCP(ページ速度)」が評価基準に加わり、ページの速度が検索順位に影響するのは相変わらずですがある程度緩和され、ページ速度が遅いページは検索順位が下がる可能性があります】という評価に変わりました。
今ではページ速度が2.5秒以内であれば検索評価的にはなんら問題ありません。
Google「モバイルのページ速度が2.5秒以内は「良好」。4秒以下なら「改善が必要」4秒を超えると「不良」です(Core Web Vitals)を実施します」
参考 : Web Vitals の概要: サイトの健全性を示す重要指標 | Google Debelopers
とは言え、ページ速度はユーザーの離脱率にも影響してくるものです。
そのことから間接的な影響を含めてページ速度が速いにこしたことがないと言えるでしょう。
テーマ別のページ速度1位は有料テーマのSWELLです。
SWELLについてまとめた記事がありますので、有料テーマを検討中の方はそちらも合わせてご覧ください。


【
】2. 機能が充実している有料テーマは無料テーマに比べ機能が充実しているのが一般的です。
無料テーマでもプラグインを追加することにより機能を拡張することができますが、プラグインは入れすぎるとページの速度が遅くなりパフォーマンス低下につながってしまいます。
そのためWordPressテーマは、有料テーマのようにできる限り機能が充実していた方がパフォーマンスが高いと言えます。
【
】3. サポートが充実している有料テーマ3つ目のメリットは、サポートが充実しているということです。
質問フォーラムやアップデートなど、有料テーマの方がサポート体制が充実しているのが一般的と言えます。
そのため、有料テーマはHTMLやCSSといったカスタマイズの知識がないブログ初心者でも安心です。
【
】4. デザインを外注化するより安いWordPressの有料テーマの相場は15000~18000円ほどですが、WordPressのデザインを外注化するとなると安くても5万~20万円が相場です。
WordPressのデザインを外注化することにより、かえって高くなってしまいます。そのため、外注化するのであれば有料テーマを購入してデザインを整えた方が結果的に安上がりと言えます。
1つのデメリット
メリットばかりの有料テーマですが、1つのデメリットがあります。
【
】1. 費用がかかるそれは費用がかかるということです。
有料テーマは安いものだと7000円ですが、高いものだと賢威8の30000円近くになります。
決して安い買い物ではないので、購入を決意するまである程度の情報を見てベストな有料テーマを決める必要があると言えます。
おすすめの有料テーマの価格を一覧で見てみましょう。
- AFFINGER6 14800円(税込み) / AFFINGER PACK3 39800円(税込み)
- 賢威8 27280円(税込み)
- SWELL 17600円(税込み)
このように決して安い買い物ではありません。
ですが、メリットの中で解説した通り「デザインを外注化するより有料テーマの方が安い」と言えますし、有料テーマは買い切りで複数ブログで使えるのが一般的です。
そのことから有料テーマを使うことにより少しでも収益化につながればペイできますし、比較的安いという見方もできます。
おすすめの無料テーマ「Coocoon」
そんな方のためにおすすめの無料テーマCocoon(コクーン)をご紹介したいと思います。
ブログを始めたばかりの初心者で、まずはお金をかけずに始めたいのであれば「Cocoon」一択です。
Cocoonとは、寝ログの運営者わいひらさんが開発した無料テーマで「デザイン性」「カスタマイズ性」「SEO対策」の高さから、無料テーマといったらこれという定評があります。
Cocoon3つのメリット
Cocoonには3つのメリットがあります。
- 無料で使える
- 内部SEO対策が整っている
- 無料テーマとは思えない充実した機能
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【
】1. 無料で使える全ての無料テーマに言えることですが、Cocoonは完全無料で利用することができます。
有料テーマとして販売されていてもおかしくないレベルですから、これは嬉しいメリットだと思います。
【
】2. 内部SEO対策が整っている【
】3. 無料テーマとは思えない充実した機能Cocoon3つ目のメリットは、無料テーマとは思えないほどの充実した機能です。
独自の機能「Cocoon設定」により、数えきれないぐらい多くの設定をすることができます。





Cocoonは無料の人気テーマSimpicityの後継テーマだワン!
無料テーマでは最強レベルかもしれないね!



当ブログは「Simplicity」から「Cocoon」とテーマを変えて使ってきましたが、Cocoonは無料テーマと思えないほどの充実した機能が備わっています!
Simplicityも無料テーマですが、その完成度の高さから使っているユーザー数が多いテーマでもありました。
その上位互換であるCocoonは、無料テーマの中ではその使いやすさはナンバー1かもしれません。
このように無料のテーマなのに整ったデザインや高機能を実装できるというのがCocoonを使うメリットです。
また、Cocoonはユーザー数も多いので、少しググればある程度の問題やカスタマイズが解決できます。
最強の無料テーマを探していた、という方におすすめしたいテーマです。
Cocoon4つのデメリット
そんなCocoonですが、無料で使えて至れり尽くせりというわけではありません。
いくつかのデメリットがあります。見ていきましょう。



メリットとデメリットをしっかり踏まえた上で決めたいワン!
- デザイン性が低い
- HTMLやCSSの知識が必要
- ブログ初心者には扱いづらい
- 他テーマへの移行が大変
【
】1. デザイン性が低いまず1つ目のデメリットが、デザイン性が低くシンプル過ぎるということです。
元々、前期バージョンと言えるSimplicityがシンプルなデザイン性を特徴とするテーマになりますから、その流れを組んだCocoonがシンプルなのも仕方のないことかもしれません。
ブログを書く分には問題ありませんが、よりお洒落で個性を出してまわりと差をつけたいという場合はCocoonでは限界があるでしょう。
【
】2. HTMLやCSSの知識が必要2つ目のデメリットが「HTMLやCSSの知識が必要」ということです。
最初のデメリット「デザイン性が低い」を解決するには、ある程度のHTMLやCSS、PHPのプログラミングスキルが必要になります。
これは初心者からしたら、ハードルがめちゃくちゃ高いとです。
Cocoonには「Cocoon設定」というカスタマイズ機能があります。
例えば「記事幅の変更」や「この記事を書いた人」などの設定です。Cocoonが登場する前のテーマではこのような何気ないカスタムだけでも手間がかかるのが普通でしたが、Cocoonでは標準搭載のCocoon設定から設定できます。
この機能はHTMLやCSSのスキルなしでも設定できるという特徴がありますが、例えばカスタマイズ機能にない設定仕様を変えたかったり追加したいときは自分でPHPやCSSをいじってカスタムする必要があるわけです。
また、カスタマイズ機能が充実しているCocoonですから、他のテーマに比べてPHPファイル内の記述がより複雑になっています。



Cocoonを使って一番困ったのがこれかもしれません。
他のテーマと仕様が大きく違うので、ググって出てきた解決策通りPHPに記述しても正常に動かなかったりエラーになってしまったことが多かった印象があります。
そのため、Cocoonのカスタマイズ機能はかなり充実していますが、そこにない機能は諦めるしかないかもしれません。CSSであればある程度の知識やスキルがあれば行うことができるのでその辺は問題ないと言えるでしょう。
【
】3. ブログ初心者には扱いづらい前述した通り、Cocoonはデフォルトのデザイン性がシンプル過ぎます。
また、カスタマイズ機能にない機能は自分で記述するしかなく、Cocoon独自の複雑なPHPの記述制御によりブログ初心者はそれだけでも膨大な時間がかかってしまいます。
Cocoon設定も無料とは思えないほど機能が充実していますが、充実し過ぎで多機能なためブログ初心者はCocoon設定を使いこなせないという心配があります。



Cocoonは中級者向きだワン!
【
】4. 他テーマへの移行が大変Cocoonは独自のCocoon設定などのカスタマイズ機能が多彩なため、他テーマへの移行が大変です。
レイアウトが崩れてしまったり、エラーになってしまう可能性があります。
記事数がまだ少ないブログは、トップページや書く記事を修正していけば問題ありません。記事数が100を超えるようなブログは1記事1記事修正していかなければいけないので大変な作業になります。



当ブログの記事数は数百を超えます。
実はかなり前からテーマを変更したいと思っていましたが、Simplicity2やCocoonがエラーを出しやすいテーマだとわかっていたためずっと使っていました!



1年半前思い切って有料テーマSWELLを購入したんだよね!



SWELLにはCoocoonからの乗り換えサポートプラグインがあったので、安心して乗り換えることができました!
乗り換えサポートプラグインはテーマ移行のお悩みを解決する便利プラグインです。
SWELLを購入するとこのプラグインが無料で使えます。
この乗り換えサポートプラグインについては後ほど解説します。
おすすめの有料テーマ「SWELL」
有料テーマはいくつかありますが、その中でも最強と言えるおすすめテーマがSWELLです。
理由は後ほど解説する5つのメリットにあります。
まずはこのSWELLは一体どんなテーマなのかじっくり見ていきましょう。
SWELLは2019年3月にリリースの有料テーマです。
今では国内テーマのシェアナンバー1を誇るSWELLですが、リリース当時の初月の売り上げは2つのみ。
それからSWELLの評判はブログやSNSといったネット経由で破竹の勢いで広がり、現在では「有料テーマといったらSWELL」といっても過言ではないほどの人気テーマです。
SWELL(スウェル)の基本情報 | |
---|---|
料金 | 17600円(税込み)※1度限りの買い切り |
ライセンス | 制限なし(複数のブログで利用可能) |
支払方法 | クレジットカードのみ(VISA / Master / AMEX / JCB) |
対応ブラウザ | Google Chrome / Safari / Edge / Firefox |
動作環境 | WordPress5.5以上(推奨5.5以上)/ PHP7.3以上 |
販売者 | 株式会社LOOS |
公式サイト | https://swell-theme.com/ |
このSWELLの人気の秘密を探ってみましょう。



まずは特徴や機能を見ていこう!
SWELLの特徴・機能
まずはSWELLの特徴5つを見ていきましょう。
- 利用制限なし・100%GPL
- ブロックエディターに完全対応
- 高速化機能
- JSON-LD自動生成
- サポートフォーラムに対応
利用制限なし・100%GPL
SWELLはCocoonと同じく100%GPLです。略して「General Public License」。
一言でまとめると、自由度が高いライセンスとなります。
- 100%GPLとは
-
- 自由に使って良い
- 利用・改変・再配布などを許可なく認めるライセンス
- 再配布するときもGPLライセンスにする必要がある
わかりやすいところで例えると
「〇〇なジャンルは当レンタルサーバーでは使用することができない」
運営側からこのような利用の制限がないライセンス。つまり自由が保障されているのが100%GPLです。
SWELLは100%GPLなので、複数ブログで使えますしいわゆる特別ライセンスがかかりません。
これについては後ほどSWELLを使うメリットでしっかり解説したいと思います。
ブロックエディタに完全対応
SWELLはブロックエディタに完全対応しています。
ブロックエディタとは、WordPress5.0から標準搭載された記事の編集機能です。
従来のエディタはクラシックエディタと呼ばれるものでした。
これは長年使われてきた旧エディタで、WordPress5.0以前のバージョンで標準搭載されていました。
それぞれの特徴はこちらです。
エディタ名 | WordPressバージョン | リリース | メモ |
---|---|---|---|
クラシックエディタ | WordPress5.0以前 | 初期から搭載 | 「ビジュアルエディタ」と「テキストエディタ」の2種類で編集できる |
グーテンベルク | WordPress5.0以降 | 2018年12月 | 直感的な操作でHTMLやCSS不要で編集できる |
クラシックエディタは無料ブログの編集画面と同じようなスタイルで「ビジュアルエディタ(実際の見た目)」と「テキストエディタ(HTMLを編集)」を切り替えながら編集することができます。
ブロックエディタの登場で、HTMLの編集が不要になりました。以前のクラシックエディタより、初心者でも扱いやすくなったのです。
SWELLの場合「SWELLブロック」というSWELL専用のブロックエディタが従来のブロックエディタに加えて用意されています。


高速化機能
SWELLのページ速度は、数ある有料テーマの中でも頭1つ抜けています。
有料テーマのメリットでもふれましたが、2023年度の「WordPressテーマの表示速度ランキングTOP17」で1位に輝きました。
SWELLには高速化のためのキャッシュの設定機能が搭載されています。
また、ページ高速化のためのプラグインを使っている場合は、SWELLだけで充分なので不要です。
JSON-LD自動生成
SWELLはデフォルトでGoogleが推奨するJSON-LDを自動生成してくれます。
これは構造化データのことで、構造化データとは検索エンジンに運営者情報などの正しい情報を知らせるためにあります。
正しく記載することで、検索エンジンがブログやページの内容をより理解できるようになります。
サポートフォーラムに対応
SWELLには購入者だけが利用できる、サポートフォーラムがあります。
なのでブログ初心者がわからなくなってしまった場合も、フォーラムに質問すればきっと解決することができるでしょう。
SWELL5つのメリット
ここからが本題です。
先ほどの解説で、SWELLの特徴や機能はわかりました。とは言え、やはり気になるのはメリットやデメリットでしょう。
ここではSWELLを使う5つのメリットを解説したいと思います。
もちろん、デメリットを知ることも大事なのでその辺りも包み隠さずまとめます。
SWELLを使う5つのメリットがこちらです。
- 買い切り&複数のブログで利用できる
- 特別ライセンスがかからない(無料)
- 直感的な操作でお洒落なブログができる
- ページの読み込み速度が最速
- サポートが充実している
1つずつ見ていきましょう。
買い切り&複数のブログで利用できる
先ほどのSWELLの機能や特徴でもまとめた通り、SWELLは利用制限なしの100%GPLなので自由度が高いです。
そのため1度買ったら追加料金なしで使い続けることができます。
また、複数ブログを運営している方にとっては嬉しいのが、SWELLを1度購入したら複数ブログで使いまわすことができるということ。これはかなりのメリットと言えるでしょう。
特別ライセンスがかからない(無料)
SWELLは100%GPLにより、買い切り&複数のブログで利用できるというのがメリットですが、実はそれ以外にも大きなメリットがあります。それは特別ライセンスによる追加料金なしで、無料で使えることができるというものです。
特別ライセンスというのは、有料テーマの購入者がそのテーマを使い第三者のブログ制作を代行するときに発生する追加の使用料になります。
わかりやすく例えると、SWELL購入者がクラウドソーシングを使いサイト制作の仕事を引き受け、制作にSWELLを使う場合です。多くの有料テーマは、このような場合特別ライセンスという追加料金がかかってしまいます。
有料テーマの特別ライセンス一覧
テーマ名 | 特別ライセンス料 | ライセンス期限 |
---|---|---|
AFFINGER6 | 不可(別途テーマ購入が必要) | |
TCD | 30000円(税込) | 発行から3年間 |
THE THOR | 33000円(税込) | 発行から3年間 |
Diver | 20000円(税込) | 発行から3年間 |
SWELL | 無料で利用可能 |
しかも、特別ライセンスは発行から3年が期限というのが一般的なので、第三者への制作目当てで使い続けていくとなると3年ごとに20000~30000円がかかってきます。
SWELLは一度購入すれば第三者への制作目的でも特別ライセンス料金なしで使えます。これは大きなメリットと言えるでしょう。
直感的な操作でお洒落なブログができる
SWELLにはブロックエディタを拡張した独自機能「SWELLブロック」があります。




これにより、ボタン操作だけで吹き出しを入れたり表を作ったりすることができます。SWELLブロックだけでお洒落なトップページを作ることもできるんです。
これらのデザインを従来のクラシックエディタで入れるとなるとHTMLやCSSで1から作る必要がありますし、通常のブロックエディタではHTMLやCSSなしでここまで作り込むことはできません。
初心者でも、直感的な操作のみで「こんなブログデザインにしたい」というお洒落なブログを作ることができるのは嬉しいメリットです。
ページの読み込み速度が最速
ページの高速化はSEO対策において重要です。
数年前に比べるとその重要度はゆるくなりましたが、ページ速度はSEOの評価対象になります。
ページスピードとGoogle評価のこれまでの流れを見てみましょう。
- 2011年
-
Google「遅いよりは速い方がいい。私たちは全てにおいてスピードを念頭に置いています」
参考 : +1 ボタン: より速く | Google検索セントラルブログ - 2013年
-
Google「ページの読み込み速度を1秒以内にしましょう」
参考 : スマートフォンサイトの読み込み速度を改善するために | Google検索セントラルブログ - 2015年~2021年
-
Google「AMP対応のページが直接検索上位に影響することはありませんが、AMPによって高速化されたページは検索結果で優位になる可能性が高いです」
参考 : AMP が検索結果にどのように作用するかを理解する | Google検索セントラルブログ - 2018年
-
Google「かなり遅いページのみ検索順位を下げるアップデート(Speed Update)を実施します。それ以外のページは多少遅くても上位に表示されることもあります」
参考 : ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します | Google検索セントラルブログ - 2021年
-
Google「モバイルのページ速度が2.5秒以内は「良好」。4秒以下なら「改善が必要」4秒を超えると「不良」です(Core Web Vitals)を実施します」
参考 : Web Vitals の概要: サイトの健全性を示す重要指標 | Google Debelopers
10年程前は、とにかく速ければ速いほど良いというのが評価基準でした。
それが次第に緩やかになり、現在は2018年の「Speed Update」。2021年「Core Web Vitals」の「LCP」がページ速度の評価基準です。
- Google「かなり遅いページのみ検索順位を下げるアップデート(Speed Update)を実施します。それ以外のページは多少遅くても上位に表示されることもあります」
参考 : ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します | Google検索セントラルブログ - Google「モバイルのページ速度が2.5秒以内は「良好」。4秒以下なら「改善が必要」4秒を超えると「不良」です(Core Web Vitals)を実施します」
参考 : Web Vitals の概要: サイトの健全性を示す重要指標 | Google Debelopers
ページ速度が2.5秒以内なら良好という判断ですがページ速度はユーザーの離脱率と直結するので、間接的なものも含めて速ければ速いほど良いという評価につながると言えるでしょう。
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サポートが充実している
有料テーマはサポートが充実しているのが一般的ですが、SWELLは特に手厚いサポートがあるという印象です。
サポートと言えば質問やフォーラムが思い浮かびますが、それだけではありません。
「乗り換えサポートプラグイン」や「公式マニュアル」「頻繁なアップデート」により、購入後のアフタフォローも万全です。
- 公式のマニュアル
- サポートフォーラム
- 乗り換えサポートプラグイン(複数の人気テーマに対応)
- 頻繁なアップデート
まずSWELLのカスタマイズで困りごとがあれば、公式のマニュアルやサポートフォーラムがあるので安心です。
それ以外にもSWELLの情報を発信している人は沢山いるので、ほとんどの問題は解決できると言えるでしょう。
また、乗り換えサポートプラグインもあるので、乗り換え時のエラーを極力防ぐことができます。
ただでさえ利用者が多く脆弱性が心配なWordPressですが、SWELLはブログとSWELLアカウントを連携することでWordPressアカウント画面からアップデートを行うことができます。



【進化し続ける至高のWordPressテーマ】という公式のキャッチコピー通り、頻繁なアップデートがあるのもSWELLの強みと言えますね!
SWELL3つのデメリット
このようにメリットばかりの印象のSWELLですが、3つのデメリットがあります。
以下の3つですが、これから解説しますのでそれが許容範囲かどうか判断するといいでしょう。
- テーマの料金が高め
- クラシックエディタに向かない
- デザインがかぶりやすい
テーマの料金が高め
SWELLを使うデメリットその1、テーマの料金が高いということです。
Cocoonのような高機能で無料のテーマもあるわけですから、それ相応の価値がないと厳しいかもしれません。
結論を言うと、SWELLの料金17600円は妥当な料金設定と言えます。
その理由は先ほどのメリットでもふれましたが、1度買ったら追加料金なしの買い切り&複数ブログで使い回せるからです。
SWELLは100%GPLで特別ライセンスがないので、クラウドソーシングなどでブログ制作を代行して第三者に販売することもできます。
また、有料テーマの料金相場15000~18000円の範囲内ですし、まわりの有料テーマと見比べると安過ぎず高すぎずの丁度よい料金設定だというのが一目見てわかります。
おすすめの有料テーマの料金相場を一覧で見てみましょう。
テーマ名 | 料金相場 / 買い切り |
---|---|
AFFINGER6 | 14800円(税込み) / AFFINGER PACK3 39800円(税込み) |
賢威8 | 27280円(税込み) |
SWELL | 17600円(税込み) |
ちなみにAFFINGER6はSWELLより安い料金設定ですが、第三者に販売する場合は追加で渡す相手もライセンスを購入する必要があります。
また、AFFINGER6はダウンロード期限が購入してから14日間なので、SWELLのように1度購入したら何度もアップデートやダウンロードすることができません。
そのことや、前述したSWELLを使う5つのメリットから考えてもSWELLの料金設定は妥当と言えるのです。
クラシックエディタに向かない
SWELLの弱点とも言えるのが、こちらのデメリット「クラシックエディタに向かない」です。
SWELLはとにかくブロックエディタやそれを拡張させたSWELL独自のSWELLブロックに力を入れすぎたため、逆にクラシックエディタに向かないという特徴があります。
どうしても旧エディタのクラシックエディタが使いたい、という人向けに「Classic Editor」というプラグインがあります。
デザインがかぶりやすい
SWELLは国内シェアナンバーの人気テーマのため、SWELLを使うブログ数が圧倒的です。
そのため、トップページや記事のレイアウトや色が似ている場合、ブログデザインがかぶってしまう可能性があります。
対処法としては、とにかくSWELを使いこなして自分だけのオリジナルの目を引くブログデザインを作ること。
例えばSWELLの専用ブロック機能の「フルワイド」や「リッチカラム」を使うことで、トップページをサイト風のお洒落なデザインに仕上げることができます。



フルワイドでトップページを作りこむことができます!
デザインのパターンは多彩なので自分だけのオリジナルを作りましょう。
このようにSWELLは3つのデメリットがあります。
- テーマの料金が高め
- クラシックエディタに向かない
- デザインがかぶりやすい
ですが、SWELLはデメリットを打ち消すだけの5つの大きなメリットがありますので、さほど気にならないと言えるでしょう。
- 買い切り&複数のブログで利用できる
- 特別ライセンスがかからない(無料)
- 直感的な操作でお洒落なブログができる
- ページの読み込み速度が最速
- サポートが充実している
CocoonからSWELLへのスムーズな移行手順(開発者わいひらさん推奨)



CocoonからSWELLに乗り換えたいユーザーのために解説します!
Cocoonから他テーマへの乗り換えはSWELL一択です。これはCocoonの開発者わいひらさんが実際に言及していることで、移行先する際はSWELLと強く推しています。
参考 : SWELLが向いている理由 | Cocoon | WordPress無料テーマ
乗り換え先はSWELL一択である理由とは
Cocoonの開発者も認める、乗り換え先がSWELL一択な理由は以下の4つです。
- 業務提携をしている
- 乗り換えサポートプラグインがある(JIN、SANGO、STORK、THE THOR、AFFINGER5からの乗り換えにも対応)
- Cocoonのショートコードが利用できる
- Cocoonテーマ固有のスタイルが搭載されている
業務提携をしている
2021年7月23日、Cocoon開発者のわいひらさんがTwitter上で発言。
無料テーマのCocoonと有料テーマのSWELLは開発者同士が業務提携していることを明かしました。
現在、Cocoonの事業はレンタルサーバー事業で展開するエックスサーバー所有となっています。
その間SWELLの開発者が支援をしたという経緯があります。
2022年9月7日をもってCocoon事業は事業譲渡されエックスサーバー所有となりました。その間のSWELLの了さんのご支援のおかげでCocoonを続けてこれることができました。誠に感謝申し上げます。
参考 : WordPressテーマ「SWELL」様と業務提携させていただきました | Cocoon
業務提携の内容は以下になります。
- SWELLからCocoonに資金提供をする
- SWELLから提供された資金でCocoon開発を継続する
- テーマ開発で得たノウハウは共有しあう
業務提供となったのは、以下のような流れです。
「わいひらさんが体調を崩す」
「開発を外注化や中止を考える」 「それを見た了さんが業務提携と支援の申し出」以下がわいひらさんが提携を決意した理由です。
- Cocoonと同じ100%GPLだった
- Cocoonの乗り換えサポートプラグインがあった
- SWELLはわいひらさんも認める高機能で利便性の高いテーマだった
つまりCocoon開発者のわいひらさんが、開発の外注化や中止を考えていたときに支援を申し出たのがSWELL開発者の了さんだった。SWELLは人気無料テーマを手掛けてきたわいひらさんから見ても、魅力的なテーマだったため快く提携を決断したという流れになります。
正直、僕にとってはありがたすぎる申し出で「果たして、Cocoonにそれだけの価値があるのだろうか」というプレッシャーはあります(SWELLのポテンシャルは半端ないので)
引用 : 今後のCocoonについて | | Cocoon
そのことからCocoonからSWELLに乗り換えるユーザーがいたとしても「Cocoonの開発が継続できる」「SWELLの売り上げでCocoonに資金提供する」といった理由で、お互いWinWinと言えるわけです。
乗り換えサポートプラグインがある
続いてのCocoonからの乗り換え先がSWELL一択な理由は「乗り換えサポートプラグインがある」ということです。
記事数が多いブロガーにとって悩みの種となるのが、過去記事のレイアウト崩れになります。
特に数百記事とストックが多いブログは、テーマ乗り換えによってレイアウトが崩れることにより全ての記事をリライトする羽目になってしまいます。
それを1から自らの手で修正したり、外注化するとなると膨大な時間や費用がかかってしまうというわけです。



そうなると、過去の僕のようにテーマの移行を諦めてしまうブロガーもいるかもしれません。
そんな方のために用意されている便利機能が、SWELLが独自で開発したWordPressプラグイン「乗り換えサポートプラグイン」です。
乗り換えサポートプラグインはその名の通り、テーマの乗り換えをサポートするためのプラグインになります。
1つのWordPressに2つのテーマ「乗り換え前と乗り換え先」を実装させて、そのプラグインを有効化している間はレイアウトが崩れにくいのでその間にリサイトをするというもの。
Cocoonから他のテーマへの乗り換えは、SWELL一択な一番の理由はこれかもしれません。
SWELLの会員ページで複数のテーマからSWELLへの乗り換えサポートプラグインが配布されていますが、Cocoonからの乗り換え先の公式サポートがあるのはSWELLだけです。


また、この乗り換えサポートプラグインを使うことで、Cocoonのショートコードやテーマ固有のスタイルを移行後も維持したままにすることができます。
「乗り換えプラグインを使った」CocoonからSWELLへの乗り換え手順
それでは、実際にCocoonからSWELLへの乗り換え方法を見ていきましょう。
乗り換えの手順がこちらです。
順①~⑦まで順に見ていきましょう。
「その①」バックアップする
まずは、エラーになってしまうということを想定して必ずWordPressをバックアップしておきましょう。
SWELL会員ページで用意されているCocoon用の乗り換えサポートプラグインを使うので、エラーは最小限に抑えられますが、万が一を考えて準備しておきます。
バックアップをする方法はプラグインのBackWPupや、レンタルサーバーによってはバックアップ機能が用意されていることもあります。
その辺は任意でお好きなバックアップ方法を選んでおきましょう。
「その➁」SWELLのテーマ購入
続いて本体となる、SWELLの購入です。



パソコン、スマホどちらからでも購入できますが、今回パソコンを使った購入方法を見ていきましょう!
まずは公式ページにアクセス。(PC/スマホ対応)
トップページ真ん中の「DOWNLOAD」を選択。


するとダウンロードページが開きます。


下までスクロールすると購入項目があるので「利用規約」にレ点を付けたら「SWELLを購入」
するを選択します。


クレジットカードがなくても、バンドルカードや楽天デビットカードで決済することができます。
決済画面に切り替わります。
メールアドレスとクレジットカード情報、名前(本名)を入力して「支払う」を選択。


- メールアドレス
- カード情報(カードに記載されている情報 / CVC… カード裏面記載の下3桁)
- カード所有者名(カードに記載されている名前 / アルファベットもしくは漢字)
- 国または地域(日本)



「支払う」を押すと同時に決済が行われるワン!



困るのがフリーランス(個人事業主)で、クレジットカードを持っていない場合です!
その場合は、楽天デビットで購入できるのでご安心を!
SWELLの支払いはVISAやマスター、JCBといったほとんどのクレジットカードに対応しています。
SWELLの対応のクレジットカード
VISA / Master / AMEX / JCB
購入時の気を付けるポイントとしては以下3つです。
- 一括払い
- 領収書の発行はできない
- 購入後のキャンセル、返品はできない
まずは一括払いということ。
そしてSWELLの運営側、LOOSからは領収書の発行はできませんが、確定申告などで必要な場合はクレジットカードの利用履歴を領収書代わりとして利用してください。
そして購入時気を付けるポイント3つ目。
デジタルデータという性質上、クーリングオフは適用されず購入後のキャンセルや返品はできないということ。
申し訳ありませんが、これについては予めダウンロード先ページでしっかり確認の上、購入手続きを進めましょう。
参考 : 特定商取引法に基づく表記 | SWELL



これでSWELLの購入が完了です!
SWELLの購入方法について、もう少し丁寧に解説した記事があります。
興味がある方は是非、そちらの記事もご覧ください。


「その③」SWELLの会員登録
SWELLを利用するためにはまず会員登録が必要です。
SWELLERS’という会員限定サイトになります。
その流れをこれからパソコン操作で解説していきたいと思います。



会員登録もパソコン、スマホどちらからでもOKだワン!
右上メニューの「フォーラム」を選択です。


スマホ版SWELLトップページからの「フォーラム」メニューがなかったので、以下の会員ページのトップ画面からアクセスしてください。(PC/スマホ版対応)
https://users.swell-theme.com/
続いて右側の「会員登録はこちらから」を選択。


会員登録ページに切り替わります。
「ユーザー名」「アドレス」「パスワード」という簡単な記入のみで登録が完了できるので、サッと済ませておきましょう。


「登録」を選択するとSWELLの会員登録が完了ですが、1つ気を付けたいポイントがあります。
必ずSWELL購入時に使ったメールアドレスを使うということです。
メールアドレスが一致しないと、認証が完了しないので気を付けましょう。
購入したのにメールアドレスが認証できない場合はこちらからお問合せください。
「その④」SWELL本体&乗り換えプラグインのダウンロード
続いてSWELL本体と乗り換えサポートプラグインのダウンロードです。
ダウンロードするのは以下3つになります。
- SWELL 本体最新版(親テーマ)
- 子テーマ
- Cocoon用
ここで親テーマと子テーマがわからない人に向けて、簡単に説明しましょう。
WordPressテーマを使うとき、これら2つのテーマを入れるのが一般的です。
まずは親テーマ。こちらは本体となるメインテーマです。
そして問題の子テーマ。
こちらは本体の親テーマをカスタマイズするための、言うなればサブテーマのような立ち位置のテーマです。
子テーマにはカスタマイズに使う一部のPHPファイルしか入れないのが普通で、ファイル数が少ないのでどこをカスタマイズしたのか一目瞭然でわかります。
PHPファイルの数が多すぎて時間を空けて見るとどこをどうカスタマイズしたのかわからなくなってしまうため、親テーマは基本編集しないのが一般的です。そのようなトラブルを未然に防ぐ役割があるのが子テーマです。



それでは「乗り換えサポートプラグイン」と「SWELL本体」をダウンロードしていきましょう。
まずは先ほど登録したSWELL購入者限定の会員ページにログインします。
ログインしたら下までスクロール。
「SWELL製品ダウンロード」という見出しのところにダウンロードファイルがあります。
ここで「SWELL本体+子テーマ」と「乗り換えサポートプラグイン」の3つのファイルをダウンロードします。


- SWELL 本体最新版
- 子テーマ
- 乗り換えサポートプラグイン Cocoon用
これでダウンロードが完了です。
「その⑤」SWELL本体&乗り換えプラグインをインストール&有効化
先ほどはSWELLの会員ページで3つのファイル「SWELL本体、子テーマ、乗り換えサポートプラグイン」をダウンロードしました。
これらのファイルは全てZIPファイル形式によって圧縮されていますが、そのまま解凍せずに使います。
まずはWordPressの管理画面にログインしておきましょう。
アップロードする順番は以下になります。
アップロード作業を始める前に注意すべきポイントを見てみましょう。
- 先に親テーマをインストール、続いて子テーマをインストールして有効化する



それでは作業を始めていきましょう!
まずはWordPressの管理画面にログインします。
左サイドメニューから「外観」→「テーマ」→「新規追加」の順に選択します。


続いて「テーマのアップロード」→「ファイルを選択」を押します。


ファイルの画面が立ち上がりますので、まずは先ほどダウンロードしたSWELL本体である親テーマを選択。
続いて「今すぐインストール」を押します。


親テーマのファイル名は「swell-〇.〇.〇.〇.zip」です。
しばらく待つとSWELLのインストールが完了するので「テーマページへ移動」を選択します。


これで親テーマのインストールが完了しました。続いて子テーマを入れます。



親テーマは有効化してもしなくてもどちらでも良いです!
続いてさきほどの要領で、子テーマ「swell_child.zip」をインストールします。
「外観」→「テーマ」→「新規追加」→「テーマのアップロード」→「ファイルを選択」→「今すぐインストール」
これで親テーマ&子テーマのインストールが完了です。



先に「乗り換えサポートプラグイン」を有効化してその後ろ「子テーマ」を有効化しましょう!
続いて「Cocoon用の乗り換えサポートプラグイン」をWordPressにインストールします。
WordPress管理画面メニューから「プラグイン」→「新規追加」を選択。
次に「プラグインのアップロード」→「ファイルを選択」→「今すぐインストール」の流れで乗り換えサポートプラグインをインストールします。


乗り換えサポートプラグインのファイル名は「cocoon-to-swell-〇-〇-〇.zip」です。
インストールが完了したら「プラグインを有効化」を押します。





このプラグインは設定不要で動作するワン!
乗り換えサポートプラグインを有効化したところで、続いて先ほどアップロードした子テーマを有効化です。
子テーマを有効化することで、自動的に親テーマも有効化されるので子テーマだけで問題ありません。
続いて「外観」→「テーマ」を選択し「SWELL CHILD(子テーマ)」を有効化します。


これでSWELLの親テーマ&子テーマとCocoon用の乗り換えサポートプラグインのアップロード&有効化が完了です。



乗り換えサポートプラグインでデザイン崩れの心配は解消したけど、WordPressの中に2つのテーマのデザインが入っている状態だからページ速度に影響が出る可能性があるよ。ゆっくりでいいけど、できるだけ早めにリライト作業をすすめていこう



リライト方法としては、Cocoon設定で使っているデザインや機能をSWELL専用のブロックや設定に変えるという作業です!
「その⑥」SWELLのユーザー認証(WordPressと連携)
SWELLはユーザー認証を行わないとテーマのバージョンアップの更新を管理画面で行うことができません。
その都度、SWELLの会員ページからダウンロードしてくる必要があります。



それだと毎回手間なのでSWELLのユーザー認証は済ませておきましょう!
SWELLを有効化後、WordPressの管理画面に以下のような「ユーザー認証」を促すメッセージが表示されます。


認証方法は簡単、SWELLに登録したメールアドレスを入力し「認証リクエストを送信」を押すだけです。
すると登録したメールアドレス宛にSWELLからメールが届きます。
そのメール内に認証するためのリンクがありますので、そのURLをクリックすれば認証が完了します。



有効時間は3分間だけなので、メールが届いたらすぐに認証を完了させよう!
SWELLの会員ページのマイページを見ると「認証済みサイト一覧」のところにブログのURLが表示されるはずです。
他に運営するブログを認証させるときもこの手順になります。


「その⑦」SEO SIMPLE PACKのインストール
SWELLを使いこなすには必要不可欠なのが「SEO SIMPLE PACK」。SWELLの運営元が公開するプラグインです。
こちらを導入することでディスクリプションなど、SEOの内部対策をするための機能が使えるというのもありますが、アナリティクスやサーチコンソールを手軽に設定できるというのも使う理由になります。
- ディスクリプション
- タイトルタグ(タイトル、検索結果、投稿、固定ページなど)
- Googleアナリティクス(GA4対応)
- Googleサーチコンソール
- その他細かい設定



ディスクリプションはもちろんのこと、タイトルタグは検索結果に表示される見え方なのでしっかり設定しておきたいところ。



ブログ運営には欠かせない、アナリティクスやサーチコンソールの設定があるのもこのプラグインを使う理由だワン!
それではプラグインをインストールしていきましょう。
WordPress管理画面の左メニューから「プラグイン」→「新規追加」を選択。
上の検索枠に「SEO SIMPLE PACK」と入力して、プラグインを探します。
作者のところにSWELLの運営元LOOS,Inc.が表示されているプラグインです。
プラグインの表示を確認したら「今すぐインストール」→「有効化」の流れでインストール&有効化が完了。


管理画面の左メニュー下に「SEO PACK」という項目が作られるのでそこから設定します。
「SEO PACK」を選択しましょう。


こちらがSEO SIMPLE PACKの設定画面です。


最低限設定しておきたい箇所をまとめます。
- 「フロントページ」のディスクリプション
- 「検索結果ページ」のタイトルタグ
- Googleアナリティクス設定
- ウェブマスターツール認証コード
まずは「フロントページ」のディスクリプション。
ブログタイトルを検索したときのタイトル下のキャッチコピーをカスタマイズできる設定です。
例えば当ブログだと「「Webのお悩み解決ブログ」WordPress / Canva / AI / Free Fonts」
このように指名検索されたときにそのブログの内容が一発でわかるような文章を書き込みます。
続いて「基本設定」→「特殊ページ設定」の中にある「検索結果ページ」のタイトルタグの設定です。
おすすめはこちらの設定方法。「検索結果: %search_phrase%」
この設定にすると検索結果の記事タイトル横にブログタイトルが表示されません。





例外があるかもしれませんが、悩みを解決したい検索ユーザーからしたら目当ての記事を探しているのですからブログ名は関係ありません!実際、検索結果を見るとほとんどのブログやメディアサイトがタイトル名を非表示していることがわかります



検索結果はできる限りすっきり表示させたいってことだね!
ここまでCocoonユーザーが安全にSWELLに乗り換え完了するまでの全工程をご紹介しました。
ブログ初心者のため乗り換えサポートプラグインを使わないという方も、乗り換えプラグインのインストールを省いた①~⑦の同じ手順です。
まとめ
まとめです。
今回の記事は「無料テーマ」と「有料テーマ」を徹底比較しました。
その上で、おすすめのテーマも紹介。
評判通りデザイン、機能からの総合的な判断で無料テーマならCocoonが最強、有料テーマならSWELLが最強です。
- 無料テーマ / Cocoon(コクーン)
- 有料テーマ / SWELL(スウェル)
SEOの内部対策といったらページ速度。
2023年度最新版の統計では、無料・有料含めてすべてのテーマの中でSWELLが最速。無料テーマの中ではCocoonが1位という結果でした。





国内シェアもCocoonが無料テーマの中でナンバー1、SWELLがナンバー1!多くの人が使うのには理由がある
また、無料テーマCocoonからの乗り換え先はSWELL一択です。
その理由がこちら。
- 業務提携をしている
- 乗り換えサポートプラグインがある(JIN、SANGO、STORK、THE THOR、AFFINGER5からの乗り換えにも対応)
- Cocoonのショートコードが利用できる
- Cocoonテーマ固有のスタイルが搭載されている
このようにCocoonや他テーマからのSWELL乗り換えサポートは充実しています。
テーマの乗り換えはいつでもできますが、乗り換えサポートプラグインを使っても結局は膨大な時間を費やしリライトする羽目になります。



僕は数百記事いってからの乗り換えなので、CocoonからSWELLへの乗り換え後リライトにかなりの時間を費やしてしまいました!
そうならないためにも、できる限り早めの移行を行うことで作業負担がかなり軽減されるというわけです。
まずはSWELLの公式ページをご覧頂き、お試しにSWELLのデザインを確認するだけでもいいでしょう。
あとは今のテーマをそのまま使い続けるのか、この機会にSWELLに移行するのかご自身の判断におまかせします。思い立ったら今すぐ。
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