WordPressを運営しているとそのうち気になってくるのがページの表示速度です。
特に画像を多く使うブログやプラグインを多く使っている方は何かしらの対処をした方がいいかもしれません。
ページの読み込み速度が遅ければ遅いほどブログを観るユーザーがそれを不快に感じやすくなるためブログから離れる原因の元となってしまいます。
自分がネットで何か調べ物をする時にサイトの表示速度は早ければ早い程快適で気分もいいですよね。
ちなみにGoogleは表示速度をブログのSEOの判断材料にしていると発表しています。
その他にも表示速度が遅い上でのデメリットは沢山あるようです。表示の遅いWebサイトはビジネス的な効果を上げられないだけではなく、逆にマイナスの影響を受けます。
photo by Sean MacEntee
ある調査結果から、このようなデメリットがあるようです。
離脱率の増加:初期表示に6秒かかった場合に離脱率が25%増加します。
遅いサイトは二度と来ない:サイトに訪れた人の61%が遅いサイトには二度と
こない。
サイトが遅いと競合サイトに移動する:ユーザーは初めて訪れたサイトの表示
が遅いと75%の人が競合サイトへ移動します。
顧客満足度の低下:Webサイトの表示が1秒遅くなるたびに16%顧客満足度が低
下します。
検索エンジンからの評価を得にくい:Googleは応答の速いWebサイトを上位に
表示すると発表しています。
遅いWebサイトのデメリット | CodeZine
どうやら思っていた以上にデメリットがあるみたいです。
という事で「WordPressの永遠のテーマ」とでも言える高速化するための方法
に焦点を当ててご紹介したいと思います。
自分が運営しているブログが早いか遅いか正直よくわからないという方もいる
でしょう。これから紹介するツールを使い実際に自分の運営ブログの速度を測
定してみましょう。
・Page Speed Insightst
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/
Googleが無料で提供しているサイトの表示速度を診断してくれるツールです。100点満点の内の点数が表示され修正すべき個所が一目でわかります。
Page Speed Insightstの使い方
使い方は入力枠に自分のブログのURLを入力し「分析」を押すだけです。
するとこのように「モバイル」「パソコン」それぞれの表示速度の分析結果が出てきます。
「モバイル」の分析結果 55/100点という結果に
そしてこちらが「パソコン」の分析結果 こちらは75/100点という結果
「修正が必要」と「修正を考慮」と二つの修正カテゴリに分かれていて修正のための対処方法も書かれています。
そしてどうやらこの図り方だと外部サイトのリソース問題というものがあり本来の表示速度の正確なパフォーマンス測定を図るには「?filter_third_party_resources=true」
をPage Speed Insightstの後ろのURLに付け加える必要があるみたいです。
通常のPageSpeed Insightsでは、こういった外部リソースも含めた形でパフォーマンスが表示されます。
こういったものは、実際にサイトに表示されているので、これらを含めたパフォーマンスが算出されるのは当然です。加えて、このような外部ファイルは、対策がしようがないので基本無視してよいものです。
けれど、こういった対策できない外部リソースが常に表示されていると、「自サイト内の対策可能なパフォーマンス改善」を行っている時に、結果を見えにくくします。
サイト高速化のためのチューニングを行っているときは、自サイト内のみのパフォーマンスを表示してチェックしたいものです。
そういった場合のために、PageSpeed Insightsでは、ちょっとした設定で「外部サイトリソース問題」を排除したパフォーマンスを計測することができます。
PageSpeed Insightsで秘められし真の能力を測る方法 | 寝ログ
自分のサイト内のみのもっと正確なパフォーマンスが測定できます
→測定してみる
では実際に再度測定してみましょう。
「モバイル」の分析結果 55/100点→57/100点に。2点アップしました。
そしてこちらが「パソコン」の分析結果 75/100点→78/100点という結果になり3点アップし少しですがこちらも上がりました。
・GTmetrix
http://gtmetrix.com/
こちらも無料の表示速度診断ツールです。良い順からA、B、C、Dとランク別に表示される作りで最高評価がA、最高評価がFとなっています。
まず上部分の左右にあるアルファベットが自分のブログの表示速度測定の結果になります。
左がGoogleのサイト表示速度の測定サービス「Page Speed」の結果
右がYahooのサイト表示速度の測定サービス「Y Slow」の結果
当ブログは「Page Speed」がB、「Y Slow」がC という結果だったという事ですね。
その他も見ていきましょう。
- Page load time…ページが表示されるまでの読み込みにかかる時間
- Total page size…ページが表示されるまでに受信したファイルのサイズ
- Total number requests…ページが表示されるまでにサーバーと通信した回数
今回調べたこの結果がどの位良いのか悪いのかわかりませんがまた近いうち改善していきたいと思います。