Windows8.1からWindows10にアップグレードしてみました。
実際に使ってみた気になる新機能「コルタナ」「新ブラウザEdge」「仮想デスクトップ」もご紹介ししたいと思います。
photo by Vernon Chan
▼この記事の目次
Windows10のアップグレードについて
前回「Windows10がどのようなものなのか、Windows8.1からアップグレードする前の「USB 回復ドライブ」作成方法」 (バックアップ) をご紹介しました。
Windows10のアップグレードに関する情報をポイントでまとめてみました
- Windows10とは2015年7月29日にリリースされたWindowsの最新OS
- 「Windows10は最後のバージョンとなる」とマイクロソフトが発表
- 2016年7月28日迄なら無償でアップグレードできる
- アップグレード対象は「Windows7 / 8.1」
- Windows10は、来年はじめからWindows Updateの「推奨されるプログラム」としてアップグレード配信される
- アップグレードした後から31日間以内なら元のバージョンに戻す事が出来る
- アップグレードする前に前バージョンOSのバックアップを必ず取る
OSのバージョンアップってユーザーにとっては正直面倒な印象です。マイクロソフトが明言しているように「Windows10が最後のバージョン」だとしたら、もうOSがらみで買い替えする必要はなくなるだろうしパソコンが壊れるまで使えようになるので、この点はユーザー側からしたら朗報なのかなと思います。
このWindows10は、比較的評判の良かったWindows7と、Windows7に比べ評判の良くなかったと言われているWindows8の良い所を合わせたという評価もあります。
その他気になる所は、ネットを探すとWindows10の不具合は結構あるようです。ただ、この辺りは今度の通常アップデートや「Redstone (2016年予定)」と呼ばれている大幅アップデートによる改善に期待というところでしょうか。
Windows10ダウンロード方法
それではWindows10へアップグレードをしてみましょう。マイクロソフトHPの「Windows 10へのアップグレード – Microsoft」にアクセスします。
▼アップグレードするの下「今すぐアップグレード」をクリックして下さい。
すると「GetWindows10-Web_Default_Attr.exe」という実行ファイルがダウンロードされるのでそれを実行します。するとWindows10のダウンロードがはじまります。時間は1時間20分程かかりました。
▼ライセンス条項の画面になります。一応目を通し「同意する」をクリック。
▼更新プログラムのダウンロードです。
画面が切り替わり「インストールする準備ができました」と出るので「インストール」をクリックします。
「引き継ぐものを変更」で前のOSから引き継ぐもの・引き継がないものを選択できます。
- 個人用ファイルとアプリを引き継ぐ (デフォルト)
- 個人用ファイルのみを引き継ぐ
- 何も引き継がない
大画面になりインストールがはじまります。何回か再起動するようです。完了するとOSやソフトなどの設定画面になります。今回「簡易設定」を選択しました。
アップグレード完了です!アップグレード早々Windows Updateの更新プログラムがあったので更新しました。
Windows10の気になる新機能をピックアップ
Windows10になりどのような機能が追加されたのか、気になる新機能をピックアップしてみました。
新しいUI
Windows10ではWindowws7で好評だったスタートボタンが復活したようです。ウィンドウもデザインが微妙に変わったからだと思いますが全体的になんだか少し軽くなったような印象です。
Cortana
photo by Brian
話題の音声アシスト機能 (パーソナルアシスタント) Cortana/コルタナです。iPhoneで言えば「Siri」のような機能になります。2014年後半から米国、イギリス、中国で導入されました。
日本では元々英語のみの対応でしたが、2015年11月12日 (米国時間) から日本語対応になりました。
実はこのコルタナ、「Halo (ヘイロー)」というゲームの女性型の高度な人工頭脳を持つというヒロインのキャラクターがモデルになっているんですね。
例えば、「今日の天気」を聞いたり「ごみ出しの日」を聞いたり「スケジュールをセット」したり色々な使い方が出来るようです。
▼例「明日7時に起こして」とコルタナに伝えた場合
注目すべき所は、ただの音声アシスト機能ではなくモデルと同じく人口知能であるという事です。ユーザーに合わせて時を重ねるごとに成長していくと言います。
ちなみにコルタナを利用するにはマイクロソフトアカウントでログインする必要があります。
Microsoft Edge
Windows標準のブラウザといえばIE (Internet Explorer)が有名でしたが、Windows10からIEの後継のブラウザとして、Edgeに変わりました。
Edgeの名称はCutting edge (最先端) から来ています。ユーザーが求めるブラウザ機能の最先端というような意味なのだそう。
・「Webノート」
この機能はベンで直接画面にメモのようにフリーハンドで字を書き込めるという機能です。マーカーや消しゴムもついています。
ちなみに私は静止画キャプチャはrapture、画像を編集する時はGIMP2オンリーですが、ユーザーの用途によってはこの機能は「ありかも」と思いました。
ちなみにIEは完全になくなったわけではないらしいですが、Windowsの標準ブラウザはこのEdgeになったらしいです。またゆっくり機能を確認しながら記事にしたいと思います。
仮想デスクトップ
実は私Windows10にアップグレードするにあたってこの機能が一番気になっていました。効率的になるのは大歓迎です。
Windows10ではこの仮想デスクトップが標準機能として搭載されています。この仮想デスクトップ機能がついていることで何ができるのか・便利なのかというと、PCで複数の作業をする場合に便利なんです。
ある程度までは画面を左右に分けたり対応できますが、あまりに同時作業が多くなってくると効率的に画面を整理していないと使いづらくなってくるのでそんな時に使えます。例えば「ブログ執筆/ WEB閲覧用」「別のジャンルの作業用」「プライベート用」「画像編集用」など。
それでは実際に仮想デスクトップの機能を使ってみます。まずデフォルトでは全て「デスクトップ1」という一つのデスクトップ上での動作となります。
使い方は簡単です。「Windows」+「Tab」のキーを押すと画面が切り替わるので右下の「+新しいデスクトップ」を選択すると新たな仮想デスクトップが追加されます。
便利に使えるショートカットキー一覧
- 「Windows」+「Ctrl」+「→」or「←」仮想デスクトップを切り替える
- 「Windows」+「Ctrl」+「D」で仮想デスクトップの追加
- 「Windows」+「Ctrl」+「F4」で仮想デスクトップを閉じる
この仮想デスクトップ、いくつまで作れるのか試してみました。100個以上作れるようです。まぁ、そこまでの数を使う事はまずないと思いますが仮想のデスクトップは作りたいだけ作る事が出来るようです。
この記事のまとめ
スタートボタンが復活したらしいですが、元々Windows8.1ユーザーの私はあまりそこは気にならなかったです。
まだWindows10は使い始めたばかりですが、全体的に結構使い勝手が良く好印象でした。
一つ気になった事といえばブラウザ (Chrome) で文字入力している途中に少し固まってしまうという現象になってしまいましたが、前OSからのキャッシュをクリアしたらすぐに直ったようです。
コメント