Windowsの「コントロールパネル」を開きます。
すると「システムとセキュリティ」の中に「セキュリティとメンテナンス」という2つの項目があります。
- システムとセキュリティ
- セキュリティとメンテナンス
今回はこれらの見方。また、設定方法を見ていきたいと思います。
続きからご覧下さい。
セキュリティとメンテナンス
「コントロールパネル」を開くと一番上にあります。「セキュリティとメンテナンス」を選択してみましょう。

すると「セキュリティ(S)」「メンテナンス(M)」という2つの項目があらわれます。それぞれ見ていきましょう。

セキュリティ
Windows10ではセキュリティ機能として「Windows Defender」と「Windowsファイアウォール」が標準搭載されています。
もちろん自分で探したセキュリティソフトを導入することもできますがその場合、こちらの項目で確認することができます。
「Windows Defender」といった標準搭載ソフトが働いているのなら「有効」と表示されます。他に何らかのセキリティソフトをインストールしているのなら、そのソフト名が表示されている横に「有効」と表示されます。
セキュリティソフトの2重常駐
セキュリティソフトを2重で使うとセキュリティの効果も2倍になってさらに安全にパソコンを利用できそうな感じもしますが、そんなことはありません。
セキュリティソフト同士がお互いを感知してしまい競合してしまいます。その結果、負荷がかかり過ぎることが原因でフリーズしてしまうこともあります。
以前のWindowsバージョンだとセキュリティソフト「Windows Defender」を有効にしたままセキュリティソフトを新たに導入すると2重常駐という状態になることがありました。
Windows10は少し賢くなりました。
セキュリティソフトを導入すると「Windows Defender」は自動で無効になるようです。

上から確認して全ての項目が「有効」、そして一番下のインターネットセキュリティ設定が「OK」になっていればWindows側から見たセキュリティ面は問題ないということになります。

ユーザーアカウント制御
ユーザーアカウント制御の設定は変更することができます。「設定の変更」を選択して見てみましょう。

ここでは4段階の設定をすることができます。
1.アプリがソフトウェアをインストールしようとする場合、またはコンピューターに変更を加えようとする場合。ユーザーがWindows設定を変更する場合通知
2. アプリがコンピューターに変更を加えようとする場合のみ通知
3. アプリがコンピューターに変更を加えようとする場合のみ通知(デスクトップを暗転しない) ※ 非推奨
4. 以下の場合でも通知しない → アプリがソフトウェアをインストールしようとする場合、またはコンピューターに変更を加えようとする場合。ユーザーがWindows設定を変更する場合 ※ 非推奨
1番セキュリティ度の高い設定が1番上の常に通知するという設定です。ソフトウェアを導入する機会が多かったり、新しいWEBサイトを常に閲覧するというユーザーはこの設定にしておいた方がいいかもしれません。

2番目の設定がこちらです。デフォルトで設定されています。ソフトウェアがパソコンに変更を加えようとする場合のみ通知するようです。

3番、4番は非推奨のレベルですし安全性からいってよろしくないので1番、もしくは2番を設定しておきましょう。
Windows SmartScreen
安全性が認識・評価されていないソフトウェアをダウンロード、インストールする場合に警告してくれるという機能です。
安全性を考慮してデフォルトで有効になっています。特に理由がなければそのままでいいでしょう。
どうしても設定を変更したい場合、「設定の変更」を選択。3つの選択肢の中から設定することができます。

メンテナンス
続いて「メンテナンス」を見てみましょう。「メンテナンス(M)」をクリックするとスルッと下にプルダウンします。

上から見てみます。
問題レポート解決策を確認
ここはデフォルト(初期値)で有効になっているので特にいじる必要はないでしょう。「信頼性履歴の表示」を選択すると過去のソフトウェアのエラー、警告といった情報が日別・週別で表示されます。
パソコンの挙動がおかしいと感じたらここを確認するといいかもしれません。
自動メンテナンス
これはパソコンを使用していない時に自動メンテナンスをするようで、その実行時間の設定です。
デフォルトでAM2:00になっていました。都合の良い時間に設定するといいでしょう。

ファイル履歴
Windows8から搭載された機能です。デフォルトでは無効になっています。
これはエクスプローラー内のフォルダやファイルをバックアップしてくれるという機能です。ただし、この機能を利用するにはUSBメモリといった外部ドライブを使用する必要があります。使い方によっては便利な機能だと思います。

ドライブの状態
ファイルシステムが正常に動作しているかどうかを確認することができます。「OK」と表示されていれば問題ないでしょう。

デバイスのソフトウェア
デバイスを利用するためにインストールすべきソフトウェアがあれば表示されます。表示されていなければ特に気にすることはありません。
これで「セキュリティとメンテナンス」の項目は以上になります。