Windows10 「PCのリフレッシュ」「PCの初期化 (リカバリー)」をする方法!

Windows10 「PCのリフレッシュ」「PCの初期化 (リカバリー)」をする方法! | Eyecatch-Image

長年パソコンを使っていると、ウイルスなどの影響で不具合が起きてしまったり動作が重くなってしまうことがあります。

対処法としては「不要なソフトを消す」「セキュリティソフトを強化する」「Windows Update」などいくつかの原因が考えられるので、1つずつ確認しながら対処していく必要があるわけです。

そんな不具合の元を解消するために一番ベストな方法があります。それがリカバリ。
パソコンの中を工場出荷状態に戻すことでリセットされ、ウイルスを消したり不具合を改善することができるというメリットがあります。

ちなみにWindows10は以下2つの初期化機能を選ぶことができます。

  • 「PCのリフレッシュ」
  • 「PCの初期化 (リカバリー)」


今回はそんなWindows10のリカバリについて解説しました。
それでは、さっそく始めていきましょう。

目次

リカバリとは | 工場出荷前の初期状態

リカバリ (Recovery) とは、パソコンを工場出荷時の初期状態に戻すことを言います。

ちなみに英単語のRecoveryは(取り戻す、回復する、復旧する)といった意味。
工場出荷状態というのはパソコンを購入後、電源を入れてセットアップが完了した状態を言います。

リカバリをするともちろん個人ファイル、ドライバ、OSの設定、ソフトウェアに至るまで完全に消去され初期化されます。

そのことからも、リカバリをする前に大事なデータをバックアップしておく必要があります。

おすすめバックアップ方法

前述したようにリカバリをするとあらゆるデータが全て消えてしまいますから、しっかりバックアップを取っておきましょう。

保護したいデータを移行できれば目的は達成ですが、おすすめがUSBメモリへの保存やDropboxなどのクラウドストレージへの保存です。
できれば両方しておくことができれば万全ですが、バックアップ先はどちらか1つで問題ないでしょう。

大事なファイルは2重・3重のバックアップを

仕事で使うファイルや特に大事な重要ファイルはしっかり保管しておきましょう。
例えばUSBメモリに一度保管したとしても、間違って上書きしてしまうと2度と見ることができないファイルになってしまいます。

そのため、USBメモリとクラウドストレージにそれぞれ保存して、さらに紙に書き写しておくとさらにセキュリティ対策は万全になります。
ただし、紙にメモを書いてバックアップする時は見られるリスクが増すので、しっかり管理できる自信がある場合は2重のバックアップのみでいいかもしれません。

全体的にパフォーマンスが低下している場合

このような場合、また原因が特定できない問題に直面している場合はリカバリーする事で解決する事もあるようです。Windows10の初期化は簡単にできるので不安な場合はしてみるのも良いでしょう。

マルウェアに感染している場合

感染している、またはその疑いのある場合で様々な方法を試しても駄目な場合は最終的にリカバリをすると解決できるようです。マルウェアはファイルとして存在するためリカバリをすれば完全に消去できるといいます。

バックアップするファイルに感染している可能性もあるようなので、その点は注意する必要があります。

「バックアップのため」 PCが起動しない場合のためのトラブル対策として

Windows10では「回復ドライブ」「システム修復ディスク」というリカバリー用メディアを作成する事ができます。「回復ドライブ」はUSBメモリー (16GB以上)、「システム修復ディスク」はCD-R/DVD-Rにそれぞれ作成できます。

今回行う「PCの初期化」とほぼ同じようなものだと思いますが緊急時のための保険として作っておくといいかもしれません。

Windows10の「PCのリフレッシュ」と「PCの初期化 」をする方法

それぞれ実際に行ってみました。この動作を実行するためにはローカルディスク内にある回復パーティションを使用するそうです。私のパソコンを確認すると回復パーティションはDドライブ内に入っていました。

▼スタート画面から「設定」→「更新とセキュリティ」を選択します。

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▼画面が切り替わるので「回復」→このPCを初期状態に戻すの所で「開始する」を選択します。

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↓ここで3つの項目に分かれます。

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「個人用ファイルを保持する」がWindows8.1で言うところのPCのリフレッシュに当たります。「すべて削除する」がリカバリーです。「出荷時の設定に戻す」が1か月以内なら以前のWindows OSバージョンに戻せるという項目になります。

このうち「個人用ファイルを保持する」と「すべて削除する」2つの項目を実行してみました。

個人用ファイルを保持する「PCのリフレッシュ」

先ほどの続きから「個人用ファイルを保持する」を選択。画面が切り替わったら「次へ」をクリックします。

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▼初期状態に戻すをクリックします。

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あとはこんな感じの流れで進んでいきます

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これだけで「PCのリフレッシュ」は完了です。PCの性能差はあるかもしれませんが、20~30分程で終わります。

▼下画像は「PCリフレッシュ」が完了してすぐの画面です。削除されたソフトを一覧表示で確認する事ができます。

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Windows10のシステム設定とファイルデータはそのまま保持されていました。「PCリフレッシュ」はWindows8からあるお手軽な回復方法です。パフォーマンスが低下している場合・動作が不安定な場合は「PCリフレッシュ」をすれば解決できる場合もあるかもしれません。

すべて削除する「リカバリ」

次は「すべて削除」するを選択した場合です。この項目はソフトやファイルデータ、システム設定などが完全に削除されPCをいわゆる工場出荷時の状態にする事ができます。

▼「すべて削除」を選択すると、この画面になるので工場出荷時の状態 (リカバリー) するには「ファイルを削除してドライブのクリーニングを実行する」を選択します。

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▼その次の画面で「初期化状態に戻す」をクリックで初期化実行されます。

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ネット上の反応を見るとこの初期化に数時間~1日かかったなどと結構ありましたが、私の場合は時間は図っていませんがだいたい30分~40分程で完了した印象です。この辺はやはり環境によって違ってくるかもしれませんね。

▼このような設定をしていきます。タイムゾーンのみデフォルトだと海外になっているので日本に変更します。

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あとは流れのまま設定していくと

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「PCの初期化」はこれで完了です。初期化するための操作方法も簡単でした。

まとめ

今回はWindows10のリカバリについて紹介しました。PCが起動しなくなってしまった場合のために「USBメモリー」「CD-R」それぞれにリカバリーを作成してみましたのでそちらも参考にしてみて下さい。

最後までありがとうございました。

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