Windows10をリカバリーするついでにその事を記事にしてみました。気になっていたのは
「リカバリーしたら前バージョンに戻ってしまうのか?」
という点でしたがWindows10を維持したまま初期化 (リカバリー) できるそうです。Windows10のシステム設定から「PCのリフレッシュ」「PCの初期化 (リカバリー)」と選べるようなので、2つとも試してみましょう。
SPONSORED LINK
▼この記事の目次
リカバリとは?
リカバリ (Recovery) とはパソコンを工場出荷時の初期状態に戻す事をいいます。英単語のRecoveryは取り戻す、回復する、復旧するという意味。工場出荷状態というのはパソコンをユーザーが購入後電源を入れてセットアップが完了した状態の事を言うそうです。
リカバリをするともちろんドライバ、OSの設定、ソフトウェア、ファイルに至るまで完全に消去され初期化されるので大事なデートをバックアップしておく必要があります。
おすすめバックアップ方法
そんな頻繁に行う事ではないですが私がリカバリをする時はバックアップにUSBメモリーとDropboxにそれぞれ入れて使い分けています。
Dropboxに入れておけばスマホと同期して保管できるのでリカバリ後にDropboxをOSに再インストールすればすぐに利用できます。私が使っているのは16GBのUSBメモリーですが、個人が通常のファイルを入れる分には16GBでも十分な容量です。
大事なファイルは2重のバックアップを
大事なファイルは2重でバックアップした方がいいでしょう。1か所だけだと間違って削除してしまう可能性があるからです。というのも私はうっかりして大事な写真を削除してしまった事があります・・。USBメモリーだけの保存だったので上書きされて消えてしまったのです。
写真の画像ならバックアップをするという意味でも、フォトストレージ・写真共有サイトを利用するのもいいかもしれません。
リカバリをする理由
下記に書く以外でも理由があるかもしれませんが思いつく点をまとめてみました。
全体的にパフォーマンスが低下している場合
このような場合、また原因が特定できない問題に直面している場合はリカバリーする事で解決する事もあるようです。Windows10の初期化は簡単にできるので不安な場合はしてみるのも良いでしょう。
マルウェアに感染している場合
感染している、またはその疑いのある場合で様々な方法を試しても駄目な場合は最終的にリカバリをすると解決できるようです。マルウェアはファイルとして存在するためリカバリをすれば完全に消去できるといいます。
バックアップするファイルに感染している可能性もあるようなので、その点は注意する必要があります。
「バックアップのため」 PCが起動しない場合のためのトラブル対策として
Windows10では「回復ドライブ」「システム修復ディスク」というリカバリー用メディアを作成する事ができます。「回復ドライブ」はUSBメモリー (16GB以上)、「システム修復ディスク」はCD-R/DVD-Rにそれぞれ作成できます。
今回行う「PCの初期化」とほぼ同じようなものだと思いますが緊急時のための保険として作っておくといいかもしれません。
Windows10の「PCのリフレッシュ」と「PCの初期化 」をする方法
それぞれ実際に行ってみました。この動作を実行するためにはローカルディスク内にある回復パーティションを使用するそうです。私のパソコンを確認すると回復パーティションはDドライブ内に入っていました。
▼スタート画面から「設定」→「更新とセキュリティ」を選択します。
▼画面が切り替わるので「回復」→このPCを初期状態に戻すの所で「開始する」を選択します。
↓ここで3つの項目に分かれます。
「個人用ファイルを保持する」がWindows8.1で言うところのPCのリフレッシュに当たります。「すべて削除する」がリカバリーです。「出荷時の設定に戻す」が1か月以内なら以前のWindows OSバージョンに戻せるという項目になります。
このうち「個人用ファイルを保持する」と「すべて削除する」2つの項目を実行してみました。
個人用ファイルを保持する
先ほどの続きから「個人用ファイルを保持する」を選択。画面が切り替わったら「次へ」をクリックします。
▼初期状態に戻すをクリックします。
あとはこういった感じの
流れで進んでいきます
これだけで「PCのリフレッシュ」は完了です!PC内のデータ量にもよるかもしれませんが、20~30分程で終わりました。
▼下画像は「PCリフレッシュ」が完了してすぐの画面です。削除されたソフトを一覧表示で確認する事ができます。
Windows10のシステム設定とファイルデータはそのまま保持されていました。「PCリフレッシュ」はWindows8からあるお手軽な回復方法です。パフォーマンスが低下している場合・動作が不安定な場合は「PCリフレッシュ」をすれば解決できる場合もあるかもしれません。
すべて削除する
次は「すべて削除」するを選択した場合です。この項目はソフトやファイルデータ、システム設定などが完全に削除されPCをいわゆる工場出荷時の状態にする事ができます。
▼「すべて削除」を選択すると、この画面になるので工場出荷時の状態 (リカバリー) するには「ファイルを削除してドライブのクリーニングを実行する」を選択します。
▼その次の画面で「初期化状態に戻す」をクリックで初期化実行されます。
ネット上の反応を見るとこの初期化に数時間~1日かかったなどと結構ありましたが、私の場合は時間は図っていませんがだいたい30分~40分程で完了した印象です。この辺はやはり環境によって違ってくるかもしれませんね。
▼このような設定をしていきます。この画面ではタイムゾーンのみデフォルトだと海外になっているので日本に変更します。
あとは流れのまま設定していくと
「PCの初期化」の方もこれで完了しました!初期化するための操作方法も簡単でした。
この記事のまとめ
今回はWindows10のリカバリについて紹介しました。PCが起動しなくなってしまった場合のために「USBメモリー」「CD-R」それぞれにリカバリーを作成してみましたのでそちらも参考にしてみて下さい。
関連記事 :「回復ドライブ」・「システム修復ディスク」 Windows10のリカバリ用メディアを作成する!
SPONSORED LINK