Windows8から導入されているファイル履歴。USBメモリ、外付けハードディスクといった外部ドライブを取り付けてフォルダ、ファイル情報を簡単にバックできるという機能です。
ファイル履歴を使用すれば定期的にファイルを自動バックアップしてくれるので手間もかかりません。
うっかりファイルを削除してしてしまったり、上書きしてしまった場合に復元することができます。今回はUSBメモリを使ったファイル履歴の使い方を見ていきましょう。
「ファイル履歴」設定画面起動
ファイル履歴の設定画面を起動してみます。3通りの起動方法を見てみましょう。
その1・コントロールパネルから
1つ目はコントロールパネルからです。「システムとセキュリティ」を選択。

「ファイル履歴」、または「ファイル履歴でファイルのバックアップコピーを保存」を選択します。

すると以下の画面になります。
USBメモリを挿入していない状態では「リムーバブルディスク 切断済み」と表示されていますが、USBメモリを挿入すると表示が切り替わります。
その2・「スタートボタン」→「設定」から
デスクトップ画面左下、スタートボタンを左クリック。設定を選択(左クリック)します。
このような画面になります。下から「更新とセキュリティ」を選択します。

左メニューから「バックアップ」を選択。するとファイル履歴の設定画面が表示されます。

コントロールパネルから起動した画面と異なりますが、どちらか片方で有効化、無効化された設定が同期され反映されるようになっています。
その3・コルタナに聞く

スタートボタン横の検索枠に「ファイル履歴」と入力、検索します。
「ファイル履歴の設定」という項目が出てくるのでそちらを選択します。

すると先ほどスタートボタンから起動したファイル履歴設定画面が立ち上がります。
「ファイル履歴」設定方法
ファイル履歴設定画面を起動します。USBメモリを挿入していればこのような表示になります。
ここで「オンにする」を選択すればファイル履歴機能が有効化されます。

これでファイルが自動バックアップされるわけですが、やっぱり無効化したいという場合は「オフにする」を選択することで機能が無効化されることとなります。
個人用ファイルの復元
ファイル履歴でバックアップしたファイルを復元したい場合はこちらの「個人用ファイルの復元」から復元することができます。
ファイルを復元したい場合、こちらから操作するといいでしょう。
ドライブの選択
こちらの設定からUSBメモリ、外付けハードディスクが複数ある場合、どのドライブにバックアップするか選択することができます。
「ドライブの選択」を選択。
こちらの画面はUSBメモリを2つ挿入した状態です。このように複数ある場合は任意のドライブを選択することができます。

除外するフォルダー
バックアップ対象から外したいファイル、フォルダがある場合こちらの設定から除外することができます。
「除外するフォルダー」を選択。
例えば「ピクチャ」、「ビデオ」を除外したいという場合は「追加」からエクスプローラーを操作・選択。選択した項目を除外対象にすることができます。
最後に「変更の保存」を選択すれば有効化されます。
詳細設定
詳細な設定をすることもできます。左メニューから「詳細設定」を選択します。
「詳細設定」画面が立ち上がります。

上のバージョン内に「ファイルのコピーを保存する頻度」・「保存されたバージョンを保持する期間」という項目があります。
「ファイルのコピーを保存する頻度」はバックアップをする時間の設定です。1時間が初期値(デフォルト)となっているようです。
それを含めた全ての選択項目時間がこちら
- 10分ごと
- 15分ごと
- 20分ごと
- 30分ごと
- 1時間ごと(既定値)
- 3時間ごと
- 6時間ごと
- 12時間ごと
- 毎日
もう1つの「保存されたバージョンを保持する期間」というのは、バックアップしたデータを保管しておく期間のことです。初期値では無期限となっています。
それを含めた全ての項目期間がこちら
- 領域が足りなくなるまで
- 1ヵ月
- 3ヵ月
- 6ヵ月
- 9ヵ月
- 1年
- 2年
- 無期限(既定値)
どちらの項目も初期値のままで問題ないかと思いますが、変更したいのであればこちらの「詳細設定」から変更を行うことができます。
まとめ
今回はファイル履歴の紹介をしました。大事なファイルはしっかりと保管しておきたいですね。
コントロールバネルの「システムとセキュリティ」内の設定・確認方法を順に紹介しています。他の記事も合わせてご覧ください。
