Windows10のコントロールパネルからの操作で、「バックアップと復元(Windows 7)」という項目があります。
Windows10なのにWindows7と表記されていますが、なぜWindows7なのでしょうか?
「バックアップと復元(Windows 7)」は、その名の通りWindows7で標準搭載されていた「バックアップと復元」という機能のことです。
その名残でカッコをつけて(Windows7)と呼ばれているんですね。今回はそんなバックアップと復元(Windows 7)の使い方を解説していきます。
バックアップと復元(Windows 7)
冒頭で解説した通り、「バックアップと復元(Windows 7)」はそWindows7に標準搭載されていた「バックアップと復元」という機能です。
Windows8では「Windows7のファイルの回復」という名称になり、Windows8.1では「ファイル履歴」の中の「システムイメージバックアップ」にその機能が備わることに。
そして、Windows10で「バックアップと復元(Windows 7)」という名称で復活することとなりました。
- Windows7 → 「バックアップと復元」
- Windows8 → 「Windows7のファイルの回復」
- Windows8.1 → 「ファイル履歴 / システムイメージバックアップ」
- Windows10 → 「バックアップと復元(Windows 7)」
この機能名称が統一されずに、OSバージョンが変わるごとに機能名称が変更されているのがバックアップと復元をややこしくさせているところでしょう。全てほぼ同じ機能なのでWindowsのOSバージョンが違うとこの機能の名称が変わるとだけ覚えておけばいいと思います。
バックアップと復元とは
Windows7~現在のWindows10まで名称は違えど「バックアップと復元」というバックアップ機能が標準搭載されていることがわかりました。ではその「バックアップと復元」は一体どのような機能なのでしょうか。
「バックアップと復元」はその名の通り、データをバックアップして復元するために標準搭載されている機能です。バックアップとは予期せぬトラブルに備えて事前に準備をしておくことです。
Windows10には「回復ドライブ、システム修復ディスク」「ファイル履歴」、そして今回の「バックアップと復元(Windows 7)」と3つのバックアップ機能が備わっています。
動作の不具合が出てしまったり、重要なファイルデータを間違えて削除・上書きしてしまったりと予測できないトラブルは何かとついてきますから事前にバックアップをしておくことでこれらのトラブルを回避することができるわけです。
どのバックアップ機能を使うかは人それぞれですが、今回紹介する「バックアップと復元」機能を使えば予期せぬトラブルを未然に防ぐことができると言えます。
バックアップと復元(Windows 7)・使い方
それではWindows10の「バックアップと復元(Windows 7)」の使い方を見てみることにしましょう。
まずはデスクトップ画面左下のスタートボタンを「右クリック」→「コントロールパネル」を選択します。

続いて「システムとセキュリティ」を選択。または、その下の「バックアップと復元(Windows 7)」を選択します。

「システムとセキュリティ」から入った場合は、この画面から「バックアップと復元(Windows 7)」を選択することもできます。

コントロールパネルからの起動よりももっと簡単に入りたいという場合は、スタートボタン横から「バックアップと復元」と検索すればすぐに「バックアップと復元(Windows 7)」の画面に行くことができます。
バックアップの設定
さきほどの方法で「バックアップと復元(Windows 7)」の画面まで行ってみましょう。このように、「バックアップの設定」と「ファイルの復元元として別のバックアップを選択します」という2つの選択肢があります。
このうちの「バックアップの設定」を選択してみましょう。

するとこのような画面になりますが、ローカルディスクの空き容量だけでは足りないこともあるようです。
推奨されているように、外付けHDDを持っているのであればそちらを使用してバックアップすることをお勧めします。

残念ながら現在外付けHDDを持ち合わせていないので、外付けHDDを使用した「バックアップと復元」はまたの機会に紹介することにしましょう。
まとめ
今回は「バックアップと復元(Windows 7)」について紹介しました。
何かあってからでは遅いです。事前のバックアップを心がけておくことで予期せぬトラブルを未然に防ぎましょう。
