この記事の内容でわかること
- ノートパソコンのバッテリー残量や寿命(劣化具合)を確認する方法
- Windowsのツール「Battery report」の使い方

突然やってくるノートパソコンのバッテリー切れ。困りますね。
私は過去にバッテリーが切れてしまい「バッテリーを冷凍して復活させる方法」を試したことがあります。
そんな経験から、ノートパソコンのバッテリー残量や劣化状況を日頃から意識しています。
そんな人にピッタリの大変便利なツールが、Windows標準搭載の「Battery report」です。
このツールを使えばノートパソコンのバッテリー残量や劣化状況が一目瞭然です。
WindowsのツールBattery reportでバッテリーの容量や消耗状況を確認する方法をご紹介したいと思います。ソフトウェアをインストールする必要はありません。
このBattery reportはWindows8/8.1で標準搭載されている機能でした。もちろんWindows10でも引き継がれ搭載されています。
それでは、始めていきましょう。
photo by Martin Belam
Battery report / バッテリー・レポート
それでは、Battery reportの使い方を見ていきましょう。
「Windowsキー」+「R」で入力欄を呼び出し、「powercfg /batteryreport」と入力して「OK」を選択します。コマンドプロンプトでもできるようですが、この方法の方が手っ取り早いでしょう。


すると「C:\ユーザー\ユーザー名」のディレクトリ内に「battery-report.html」が自動的に
作成されます。


HTML形式なのでブラウザで開いて中身を確認することができます。「battery-report.html」をダブルクリックしてみましょう。
レポートの見方
開いたレポート内の「Installed batteries」という項目です。
この項目を確認すればバッテリーの残量や現在までの充電回数がわかります。


- 「DESIGN CAPACITY」… バッテリーの容量
- 「FULL CHARGE CAPACITY」… バッテリーの残量
- 「CYCLE COUNT」… バッテリーの充電回数
「CYCLE COUNT」の回数が書かれてないのは、この確認をした時は既にバッテリー切れだったからかもしれません。通常は表示されるそうです。
▼続いてこちらの表をご覧ください。6月に入って急激にバッテリーの容量、残量ともに落ちているのがわかります。


Battery capacity historyにはノートパソコンを購入してからの履歴が残りますすが、どうやらリカバリをして工場出荷前の状態にするとリセットされるようです。私はたまにリカバリをしているのでリカバリ以前のデーターは消えているのでしょう。
決定的なのがこちらの部分です。6月5日は6000mWh台に落ちながらもかろうじてバッテリーを使うことができている状態でした。
しかし6月6日から474mWhになり急激な下降を見せています。おそらくバッテリーに寿命がきていることに私が気づいたのがこのポイントです。


まとめ
Battery reportを使用した今回の検証で、バッテリーの寿命がなくなったポイントを確認することができました。
こうなってしまうとバッテリーを買い替えるか、バッテリーを外して電源コンセントのみで使用するかの2通りしか選択肢はないかと思います。
ノートパソコンのバッテリーの消耗状態が気になる方は、是非このBattery reportを使用して確認してみるといいでしょう。
ノートパソコンのバッテリーを数倍長持ちさせる方法とは
また、バッテリーを長持ちさせる方法を書いた記事もあります。
使用するノートパソコンのバッテリーをできるだけ伸ばしたいという方は、是非こちらの記事も読んでいってください。
最後までありがとうございました。
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