先日BOM付きでPHPファイルを保存。それが原因で大変な目にあってしまいました。
Windowsに標準搭載されているメモ帳では文字コードをMOB付きで表示してしまうという特徴があるため、それが時としてエラーを引き起こす元となってしまうんです。その場合BOM無しで保存しておけば解決します。
今回はそれを教訓にBOM無し、BOM付きについてしっかり把握しておこうと思います。
BOMあり・BOM無し
BOMはByte Order Mark (バイトオーダーマーク) の略で読み方はボムです。
unicodeに基いて作られている文字コードの「UTF-8」にはもう一つ「UTF-8N」という種類があるんです。「UTF-8」がBOMあり、「UTF-8N」がBOM無しになります。
Windows標準搭載のメモ帳でHTMLファイルやPHPファイルを保存するとBOMありで保存されます。これは、ファイル内に情報が含まれるということです。
WordPressでログイン画面やダッシュボードに「Warning: Cannot modify header information..」というエラー文字が並ぶことがあります。この原因のうちの一つがBOMありで保存することによるものです。BOMのちょっとした情報を文字だと認識してしまいそれによりエラーを引き起こしてしまいます。
なのでFTPクライアントソフトでファイルを編集する場合、メモ帳での保存は避けるべきなのです。
TeraPadを使う
ファイルをBOMなしで保存するためにTeraPadなどのBOM無し保存に対応しているエディターソフトを使います。今回は使いやすいTeraPadで簡単な解説をしていきましょう。
TeraPadはダウンロードするだけですぐに利用できます。
TeraPad公式ダウンロードページ ⇒ https://tera-net.com/library/tpad.html
TeraPadでBOM無しで保存したい場合、「文字/改行コード指定保存」→「UTF-8N」で保存すればOKです。
ちなみに一度メモ帳による保存でBOMを付けてしまった場合、TeraPadのBOM無しで保存し直すだけではBOMは消えません。この場合ファイルを新たに作成するかバイナリエディタを使ってBOMを取り除くという作業が必要になります。
▼バイナリエディタはバイナリファイルを編集するためのソフトで、こういった細かい数字の情報を扱う時に使います。
10 EE FF
手間がかかるのでやはり事前にBOM無しで保存するのが一番いいかと。
まとめ
そもそもBOMあり・BOM無しという言葉を最近知りました。それが元でエラーを引き起こしてトラブルになってしまったのですから、知らないということは本当に怖いです。
知っているというだけでエラーを防ぐことができますからBOMあり・BOM無し。トラブルを回避するために是非これは覚えておきたい知識ですね。
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