Unity5を覚えるにあたって基本的な操作方法を知っておく必要があるので、まずシーンビューから覚えていく事にしました。プロジェクトを作っていくにあたって重要な部分です。
最初にシーンビューまわりを一通り覚えておくとある程度の操作感覚がつかめてくるかもしれません。
「Unity」シーンビュー
シーン (Scene) は英単語では場面・光景という意味です。よく映画のワンシーンと言いますよが、そのシーンです。シーンビューとも言われます。
このシーンビューの中にキャラクター、物などのオブジェクトを配置していきます。1つのプロジェクト (ゲーム) には必ず1つのシーンがあり、複数のシーンによってプロジェクトは構成されます。
例えばゲームで街からフィールド、フィールドから洞窟、からの敵キャラとの遭遇と全く違う画面にパッと切り替わるかと思います。Unityであのように作り上げるには、それぞれのシーンを組み合わせる必要があります。
Unity5.3のバージョンからマルチシーン編集が可能になりました。複数のシーンを同時かつ効率的に編集できるという機能です。
ショートカットキーを使った操作
シーンビューはUnityをするにあたって作業画面になるので、出来るだけ直観的に操作できるのは大事なことで作業が楽になります。

Unityの場合ショートカットキーを使った方が簡単に・直観的に操作することができるのでお勧めです!
文章より画像で紹介した方が早いのでそれぞれどのような操作をしてどのような動きをするのか見て下さい。
【▼その1】各ツールの切り替え・左から「Q」「W」「E」「R」「T」


- Q → 「ハンドツール」Sceneのカメラアングル操作
- W → 選択したオブジェクトを移動する
- E → 選択したオブジェクトを回転する
- R → 選択したオブジェクトの大きさを変更する
- T → ひし形モード
【▼その2】シーンビュー・移動


- A+右クリック → 視点を左に移動
- D+右クリック → 視点を右に移動
- W+右クリック → 視点を手前に移動 (拡大)
- S+右クリック → 視点を後方に移動 (縮小)
【▼その3】ショートカットキー・「Z」「X」
- Z → Center/Pivot 切り替え
- X → Local/Global 切り替え
【▼その4】Shift+Space → シーンの拡大/通常 切り替え


【▼その5】オブジェクト選択状態にて


- F → オブジェクトが中央へ
【▼その6】その他便利なショートカットキー
- Ctrl+Z 一つ前の動作に戻る
- Ctrl+Y 一つ前の動作に進む (Ctrl+Zの動作を元に戻す)
▼「オブジェクトを選択」コピー・貼り付け


- Ctrl+C コピー
- Ctrl+V 貼り付け
または・・
- Ctrl+D 複製
▼「オブジェクトを選択」削除


- Shift+Delete → 削除
各ショートカットキー操作の詳細
「Q」「ハンドツール」Sceneのカメラアングル操作
クリック&ドラッグでカメラアングルを移動する事が出来ます。
- 「左クリック&ドラッグ」… カメラアングルが上下左右に移動する
- 「Alt+左クリック&ドラッグ」… ツール内、手のマークが目に変わります。目のマーク通りカメラアングルが目のような視点で上下左右に変える事ができます。


・「Alt+左クリック&ドラッグ」… ツール内、手のマークが虫眼鏡マークに変わります。カメラアングルの拡大縮小です。
「W」選択したオブジェクトを移動する
オブジェクトのTransformを操作するボタンです。
「E」選択したオブジェクトを回転する


「R」選択したオブジェクトの大きさを変更する


「シーンビュー」コントロールバー


上のメニューがシーンビューに対してのコントロールバーです。左側のメニューから順番に見ていきましょう。
描画モード
ここでは「Shading Mode」で光や影の効果をつけたり、
プルダウンメニューになっているので中身を覗いてみましょう。
このような配置になっています。
「Shading Mode」


- Shaded
- Wireframe
- Shaded Wireframe
「Miscellaneous」


- Shadow Cascades
- Render Paths
- Alpha Channel
- Overdraw
- Mipmaps
各効果の詳しい説明については公式の「Unity マニュアル」にてご確認を。
- 「Deferred」
こちらは選択出来なかったので飛ばします。「Deferred」が遅延した、中の「Albedo」が反射能 (光の反射とか) という意味です。
- 「Global Illumination」
グローバル・イルミネーション (略してGI) はUnity5から利用できるようになったという機能で、光がオブジェクトに当たり反射する光の周りに対しての効果を反映するための機能らしいです。
「3D/2D」「Lighting」「Audio」「エフェクト」


クリックで切り替え可能
Scene Gizmo / シーンギズモ


シーンビュー内右上にあります。X軸 (東、西)、Y軸 (北、南)、Z軸 (上、下) といった座標を表すものです。例えばYをクリックするとY軸の上空カメラのアングルに切り替わります。
まとめ
画像で説明した方がてっとり早いので今回このように画像増量です。ショートカットキーは便利な機能なので是非活用したいと思います。
この作品はユニティちゃんライセンス条項の元に提供されています