Unityのプロジェクト内にいくつかのフォルダがありますが、フォルダ構成をざっくりでもいいので把握したかったので記事にしてみました。まずは、一番使う機会の多いAssetsフォルダから見てみましょう。
▼目次
photo by zlady
プロジェクトのフォルダ構成
プロジェクトを作成すると「プロジェクト名」直下に作られるフォルダです。各フォルダがどんな役割をしているのか確認してみました。
「Assets」
Assetsフォルダにはゲーム作成時に使用するスクリプト、マテリアルとアセットが含まれます。またローカルから持ってきた画像、音楽ファイルなどもここに含まれます。
Assets内には「Create」→「Folder」から任意の名前のフォルダを作成することができます。この時、日本語ではなくアルファベットを使用すると良いでしょう。
そしてAssetsは特殊フォルダという種類に分類されます。 (詳しくは後述) Unityで用意されている特殊なフォルダなので、ローカル環境から名前を変更するとおそらく正常に機能しなくなるでしょう。
「Library」
Unityが自動的に管理しているフォルダです。アセットから出るデータをキャッシュするという役割を果たしていて、Unity開発ユーザーが編集・削除を行うと正常に動作しなくなる可能性があるようです。
「ProjectSettings」
こちらは名前の通りプロジェクトに各種設定を保存する為のフォルダです。Unityメニューの「Edit」→「Project Settings」で設定した内容がこのフォルダ内に格納されます。
「Temp」
また、プロジェクトによってはTemp (テンプ) フォルダなるものがあります。これは「Temporary (テンポラリー)」 という英単語からきていて「一時的な」という意味です。
このような意味から、一時的に必要になったファイルを格納しておくためのフォルダとなります。TempフォルダはWindwsでもありますが、Unityにもあります。
Unityでいう所のTempフォルダはプロジェクトを開くとプロジェクト直下に作られて、プロジェクト画面を終了させるとTempフォルダは無くなります。試しにローカルのフォルダを見ながらプロジェクトを開くとTempフォルダが作られ、プロジェクトを閉じるとTempフォルダがリアルタイムで無くなることがわかります。
「.sln」
Visual Studio Tools for Unity (UnityVS) 用の「.sln」(ソリューションファイル) です。Unity内から起動する事が出来ますが、ローカルから「.sln」または「.csproj」をダブルクリックしても起動できます。
特殊なフォルダもある
名前によって特殊な機能を持たせることできる、Assetsより下階層フォルダもあります。複数あり、Gizmoのアイコンを変更したりUnityのAPIへアクセスしUnityのメニューをカスタムできたりとそれぞれのフォルダが特殊な機能を持っています。
Unity入門者のうちは特殊フォルダという指定された名前を使うことで、機能が提供されるフォルダもあるという認識だけでも大丈夫かと思います。
- 「Assets」
- 「Editor」
- 「Editor Default Resources」
- 「Gizmos」
- 「Plugins」
- 「Resources」
- 「WebPlayerTemPlates」
- 「StreamingAssets」
- 「Resources」
- 「Standard Assets」
まとめ
今回はUnityのフォルダについて紹介しました。
Assetsでアセットやスクリプトが増えていくと、フォルダを整理していないと大変見づらいものになってしまいます。フォルダ内に入れておくアセット種類別にわかりやすい名前にしておくと良いでしょう。
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