iPadでお馴染みのタブレット端末。その種類はiPadだけでなく、Android、Windows(タブレットPC)とあります。
サイズも7インチから10インチ、11インチと用途に合わせて選ぶことができます。
この記事のポイント
- タブレット端末の名前の由来は「平版(へいはん)」からきている
- タブレット機の起源は1888年(米国の特許)
- タブレット端末の開発は1960~1970年から行われた
- 元祖iPhone・iPadと言われるのがApple Newton(アップル・ニュートン/1993年)
- Apple Newtonは1998年までシリーズ化される
そんなタブレットはどのような歴史を歩んできたのでしょうか。振り返ってみましょう。
タブレット端末 / タブレットPC
英単語のTabletの意味合いは広く、以下のような意味があります。
- 「文字などを書いた板」… 平版(へいはん/印刷の形式)、書字板(木の板/古代~中世に使われた)、銘板(めいばん/金属の板・ネームプレート)
- 「メモ帳系」… メモ帳、便せん、レポート用紙
- 「パソコン系」… タブレットPC、タブレット端末(2000年代から使われるようになった)
- 「鉄道系」… 駅長が機関士にわたす通行票
- 「錠剤」
このうちの平版から「携帯できる平板=タブレット端末」となったのが名前の由来です。
タブレットはタッチパネルを搭載した携帯用パソコンで、ノートパソコンとスマートフォンの中間に位置するデバイスです。
タブレット端末の歴史
タブレットといったら比較的新しいデバイスのようなイメージですが、そのタブレットはいつから存在するのでしょうか?
タブレットの歴史を見てみましょう。
『iPad』の登場で注目されているタブレット機の歴史を画像で振り返る。起源は、1888年に登録された米国の特許だ。
出典 : wired.jp
なんと、1888年(明治21年)からタブレットの歴史が始まっていたというのですから驚きです。
といっても、1888年からタブレットが存在していたというわけではなく特許という段階です。その後1890年には文字を遠方に送信することに成功しています。
タブレット開発自体は1960~1970年から行われました。
携帯電話がはじまったのもちょうどその頃。
まだ携帯電話という言葉がなかったのですが、1979年12月に携帯電話の歴史がはじまりました。
そしてインターネットをつなげるための通信技術WiFiが誕生したのが2003年です。
Apple Newton
元祖iPhone・iPadとも言えるのがApple Newton(アップル・ニュートン)です。

この初期モデルが最初に発売されたのが1993年、その後1998年までシリーズ化されました。白黒の液晶画面が昔あったゲームボーイや初期のガラケーを連想させます。


出典 : markezine.jp
iPhoneと並べたらその大きさの違いがはっきりします。大きさだけで見たらまさにタブレット端末といえるでしょう。
Apple Newtonは値段が高かった、性能が低かったということもあり市場にはいまいち浸透しなかったようですが。現在のiPhone・iPadに通じるものがあります。
iPadの登場
タブレット端末の名を世に広めたのはやはりiPadでしょう。iPad(アイパッド)はご存知の通りアップルによって開発・販売されているタブレット端末です。
一言にiPadといってもiPad、iPad mini、iPad Airと3つのシリーズがあります。
iPad
第1世代
2010年5月7日発売
第2世代
2011年3月25日発売
第3世代
2012年3月16日発売
第4世代
2012年11月2日発売
第5世代
2017年発売
第6世代
2018年発売
第7世代
2019年発売
第8世代
2020年発売
第9世代
2021年発売
iPad mini
第1世代
2012年11月2日発売
第2世代
2013年11月14日発売
第3世代
2014年10月24日発売
第4世代
2015年発売
第5世代
2019年発売
第6世代
2021年発売
iPad Air
第1世代
2013年11月1日発売
第2世代
2014年10月24日発売
第3世代
2019年発売
第4世代
2020年発売
まとめ
わりと活気があった世界のタブレット市場ですが、ここ数年は減少傾向になっているようです。確かに運営サイトのPV数をデバイス別に分けるとタブレットからのアクセスはあまりないように感じます。
タブレットは家庭内や旅行用といった用途で使用するというユーザーが多いのが予想できるので「頻繁に買い替える必要がない」「大画面かつ高機能のスマホが増えた」というのもその理由のうちでしょう。
ただし、電子書籍、動画、ゲームといったコンテンツを大画面で楽しめるといったメリットがあるので、タブレットの需要はなくなることはないのかもしれません。
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