ページが重い……。いい改善方法ある?
リライトの度に溜まってくリビジョン消したい!
リビジョン削除のおすすめプラグイン教えて!
リビジョンの機能を停止したい!

今回の記事は、そんなお悩みを一番ベストな方法でスッキリ解決いたします!おまかせ下さい
WordPressは普通に運営をするだけでも、プラグインなどのゴミが溜まっていきます。
この場合、不要なプラグインを外したり定期的なメンテナンスをすることでWordPressの状態を良好に保つことができますが、実はプラグイン以外にもデータのゴミが溜まっているのです。
それがリビジョン。
リビジョンとは編集記事の内容を自動的に保存してくれるという便利機能ですが、これを放置することで次第に溜まっていきデータベースの容量を圧迫してしまいます。
- リビジョンとは「過去記事の内容を保存して復元できる機能」
- リビジョンが原因でブログが重くなる可能性が
- リビジョンは定期的に削除する必要がある
そこでリビジョン最適化のために導入したいのがリビジョン系のプラグイン。
リビジョンやデータベースお掃除関係のプラグインはいくつかありますが、今回は「リビジョンの削除」&「リビジョン機能の無効化」したいときに是非使いたいおすすめ厳選のプラグインを2つ紹介します。
- リビジョンの削除(データベース最適化) 「WP-Optimize」
- リビジョン機能の無効化 「Disable Post Revision」
「リビジョンって何?」という初心者の方から「リビジョン気になっていた。良い方法があれば対策したい」という方まで。最後までご覧になれば、もうリビジョンやデータベースのお掃除関連で悩むことはないでしょう。



リビジョンのことをできるだけわかりやすく、網羅的にまとめました!
それでは、さっそく始めていきましょう。
リビジョン(Revisions)とは | 記事の修正内容を自動的に保存する機能


リビジョンとは、修正や改定という意味を持つ言葉です。
WordPressにおいては、記事の修正内容を自動的に保存してくれるというデフォルト(標準)機能となっています。
参考 : リビジョン – サポート | WordPress.org
たまにあるのが「リライトする前や途中の状態に戻したい」というとき。そんなときは、自動で保存された過去のデータに復元することができるというわけです。
また、WordPress環境によってはたまに起こり得るアクシデントが「フリーズ(画面が固まる)」。
こんな時は強制終了するしかないわけですが、せっかく書き上げた記事も「更新」しておかないと今までの努力が水の泡です。
このような場合も、リビジョンは自動でバックアップを取ってくれているので更新途中の記事に復元することができます。
リビジョンの確認方法&使い方
リビジョンはWordPressの記事編集画面から操作することができます。



パソコン操作で一緒に見ていきましょう!
まずはWordPressにログイン。
「投稿」→「投稿一覧」からリビジョンを確認したい記事の編集画面を開きます。


記事編集画面右側の「投稿」や「ブロック」がある部分、これをパネルと言います。
投稿のパネル内「概要」の下がリビジョンです。
この場合「15件のリビジョン」を選択します。





公開したばかりの記事でも、何回か修正を重ねただけですぐにリビジョンは溜まってしまう!これを放置することで、ちりつも「塵も積もれば山となる」になるんだワン!
このように自動保存された過去の修正記事が時系列で並んでいます。
それを見ながら切り替えて「このリビジョンを復元」を選択することで、いつでも復元することができるわけです。







記事の変更点はどこなのかわかるように「2つのリビジョンを比較」することもできます!
リビジョンがページ速度が遅くなる原因に
このようにリビジョンは自動で記事をバックアップしてくれるわけですから、使い方次第では便利な機能です。
ですが、初期設定のまま使い続けるとデータのゴミが溜まっていきデータベースを圧迫してしまいます。結果、ページ速度が遅い原因になってしまうのです。





リライトしまくっている記事は、気付いたら数十~100を超えていたなんてこともあるので要注意だワン!
ブログ運営者にとって永遠のテーマが、Webページの高速化です。
かつてGoogleは「ページの読み込み速度を1秒以内にしよう」という目標をかかげ、とにかく速いページを評価していました。
参考 : スマートフォンサイトの読み込み速度を改善するために | Google検索セントラルブログ
現在では一昔前ほどページ速度に対する評価は厳しくないのが現状ですが「Speed Update」や「Core Web VitalsのLCP」の導入により、ページ速度への評価の取り組みは続いています。
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- Google「かなり遅いページのみ検索順位を下げるアップデート(Speed Update)を実施します。それ以外のページは多少遅くても上位に表示されることもあります」
参考 : ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します | Google検索セントラルブログ - Google「モバイルのページ速度が2.5秒以内は「良好」。4秒以下なら「改善が必要」4秒を超えると「不良」です(Core Web Vitals)を実施します」
参考 : Web Vitals の概要: サイトの健全性を示す重要指標 | Google Debelopers
そこでページを高速化する方法として対策したいのが、今回紹介する「リビジョンの削除」です。
他にも「使用していないJavaScriptの削減」や「PHPのバージョンアップ」をすることでページスピードを向上させることができます。
それについては初心者でもわかりやすく解説していますので、少しでも気になる方はそちらの関連記事もご覧ください。
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リビジョンを削除する2つの方法
リビジョンを削除する方法は2つあります。
「手動」と「プラグイン」です。
- 手動 中級者~上級者向け
- プラグイン 初心者~中級者向け
プラグインデータのゴミもインストールを重ねるごとに溜まっていきますから、プラグインをあまり入れたくない派の人もいるかと思います。
そんな方は手動で削除する方法がありますが、ファイルを直接操作しますのでミスが元で不具合を起こしてしまう可能性があります。そのことからも、手動のリビジョン削除はあまりおすすめできません。
そこで、おすすめしたいのがプラグインを使った「リビジョンの削除」&「リビジョン機能の停止」です。
これなら特別な知識を必要としないので、誰でも簡単にメンテナンスをすることができます。



2つのプラグインを使ったリビジョン削除&停止方法を解説するワン!



今回はプラグインを使ったメンテナンスのみです!手動で削除する方法はまた別記事にて解説します
次の章では、2つのリビジョン系厳選プラグインを紹介します。
- 「WP-Optimize」リビジョンを削除するプラグイン(スパムコメントや不要なデータベース内のゴミデータも最適化)
- 「Disable Post Revision」リビジョン機能を無効化するプラグイン
リビジョン削除のおすすめプラグイン「WP-Optimize」


まずは、プラグインで削除する方法です。
リビジョンを削除するためのプラグインはいくつかありますが、その中でもおすすめしたいのが「WP-Optimize」。
- PublishPress Revisions
- WP Revisions Control
- WP-Sweep
- WP-Optimize
ここではWP-Optimizeの設定や使い方を紹介したいと思います。
WP-Optimizeがおすすめな4つの理由
このプラグインがおすすめな理由が4つあります。
- 圧倒的なダウンロード数(100万超え)
- 日本語対応でわかりやすい
- スパムコメントも削除できる
- 難しい設定が不要
圧倒的なダウンロード数
まずは100万超えの圧倒的なダウンロード数。
「リビジョン系のプラグインといったらこれだ」というユーザーが多かった結果が、このダウンロード数につながったのだと思います。
日本語対応でわかりやすい
続いてこちらも大事なポイント「日本語対応でわかりやすい」です。
WordPressは世界で使われるCMSですから、英語対応のプラグインがわりと多い印象。
英語でもなんとか使えるかと思いますが、やはり日本語対応の方が使いやすいと言えます。
スパムコメントも削除できる
WP-Optimizeが消せるのは、リビジョンだけじゃありません。
スパムコメントやメタデータといった、データベース内の不要なデータも削除することができます。



データベース容量を圧迫しているのはリビジョンだけじゃありません!
その他、データベース内のゴミも削除してくれます!
難しい設定が不要
WP-Optimizeは難しい設定が一切不要です。
インストールして、有効化したらすぐに使うことができるという親切設計。
削除するデータを選ぶ必要がありますが、それに関しては、1つ1つ後ほど解説しますので問題ありません。
「WP-Optimize」インストール方法
まずはWP-Optimizeをインストールしていきましょう。
こちらの公式からZIPファイルをインストールして、アップロードすることもできます。
WP-Optimize公式ページ
https://ja.wordpress.org/plugins/wp-optimize/
WordPress管理画面にログイン。「WP-Optimize」インストール方法
「プラグイン」→「新規追加」を選択し、右上の検索枠に「WP-Optimize」と入力します。
「WP-Optimize – Cache, Clean, Compress.」と出てくるのがWP-Optimize公式プラグインです。
見つけたら「今すぐインストール」で「有効化」を行います。


これでWP-Optimizeのインストールが完了です。
「WP-Optimize」使い方・設定方法
このプラグインの使い方ですが、最初に言っておくことがあります。
定期的にデータベースの削除を行うための自動化設定がありますが、ここではおすすめしません。
便利な機能ですが、重さやエラーの原因になる可能性があります。
そのことから1度メンテナンスを行い不要なデータを削除したら、プラグインを「無効化」します。
しばらくしてもう1度使いたい場合は、再度「有効化」して今回紹介する最適化を行うことをおすすめします。
それではWP-Optimizeの使い方の続きを見てみましょう。
有効化を行うと下の方に「WP-Optimize」という項目が作られるので、まずはそちらを選択。


すると「最適化」の中で最適化が必要なデータが一覧表示されます。
デフォルトでチェックがついていますが、これらはリビジョンを含めたデータベース内の不要なデータ「リビジョン、ゴミ箱内の投稿記事、スパムコメントなど」なのでチェックそのままで全て削除でいいでしょう。


- データベーステーブルの最適化
- すべての投稿リビジョンをクリーン
- すべての自動下書き投稿をクリーンアップ
- すべてのゴミ箱内の投稿をクリーンアップ
- スパムとゴミ箱のコメントを削除する
- 未承認コメントの削除
「
マーク」の削除問題はその下の項目です。
「 マーク」がついている各データを削除すると、ごくまれにエラーの原因になってしまうことがあります。
これらの「 マーク」データも消したい場合は、必ず事前にバックアップを取っておきましょう。







環境によってはエラーを起こしてしまう可能性がありますので、ここではあまりおすすめしません!
とは言え、リビジョン以外にもデータのゴミは沢山あります!リセットするという意味で一度削除しておくとスッキリするかと思います
1つずつ見ていきましょう。
- 期限切れの transient オプションを削除
-
transientとは、WordPressの中で作られる簡易的なキャッシュ機能です。表示速度高速化のためにあり、有効期限付きでデータベース内に格納されます。
有効期限が切れているキャッシュが溜まっていれば一度削除するといいでしょう。 - ピンバックの削除
-
ピンバックとは、相手がリンクを貼った時や内部リンクをした時にコメントで通知してくれるという機能です。溜まっていれば一度削除するといいでしょう。
不要であれば、これを無効にする設定をします。 - トラックバックの削除
-
他人の記事を引用や参考としてリンクを貼った時に、相手にそれを通知してくれるという機能です。
ピンバックと似ていますが「ピンバックは自動」「トラックバックは手動」という違いがあります。こちらも溜まっているようであれば、一度削除するといいでしょう。 - 投稿メタデータのクリーン
-
投稿ごとに保存される不要なメタデータの削除です。記事数が多い方は、バックアップ後に一度綺麗にしておくといいかもしれません。
- Clean user meta data
-
名前やパスワードといったユーザーのメタデータです。こちらはあまり溜まらないデータなので任意で。
- コメントメタデータのクリーン
-
不要なコメントのメタデータの削除です。溜まっている場合は削除しておくといいかもしれません。
- 孤立したデータのクリーン
-
データベースの中で使用されていない不要データです。溜まっている場合は削除しておくといいかもしれません。



当ブログは、一度すっきりリセットしたかったので以下の設定にしました!


準備ができましたら「選択した全ての最適化を実行する」を選択して、最適化を行います。


環境によるかもしれませんが、しばらく待つと最適化が完了します。
しっかり消えているかどうか、試しに100件以上のリビジョンがあった投稿記事を確認します。
ご覧の通り、リビジョンの項目が消えています。


これでデータベース内の不要なデータ類がすっきりリセットされました。
このプラグインWP-Optimizeはしばらく使う必要がないので、念のため「無効化」しておきましょう。





当ブログの場合、最適化まで30秒ほどで完了しました!



最適化の途中で強制的に電源が切れたりすると、データ破損の原因になってしまうので注意が必要だワン!
リビジョン機能無効化のおすすめプラグイン「Disable Post Revision」


WordPressのリビジョンは、言ってみれば記事のバックアップを自動で取ってくれるデフォルト機能です。
万が一のために便利な機能と言えますが、必要ないという方もいるかと思います。
そんな方はリビジョン機能を停止してしまった方がいいかもしれません。停止することで、以後リビジョンのデータに悩まされることはありません。
そこでリビジョン機能を無効化するために使いたいプラグインが「Disable Post Revision」です。
インストールして簡単な設定をするだけで、導入することができます。
Disable Post Revision公式ページ
https://ja.wordpress.org/plugins/disable-post-revision/



「WP-Optimize」でリビジョンを削除したとしても、しばらくしたらまた溜まってきます。
その場合、リビジョン機能を無効化することで解決できます!
「Disable Post Revision」インストール方法
それではインストールしていきたいと思います。
プラグインの公式ページからZIPファイルをダウンロード。または、WordPressの管理画面から新規追加します。
今回は管理画面からの追加です。
まずはWordPressの管理画面にログイン。
左メニューから「プラグイン」→「新規追加」を選択。
検索枠に「Disable Post Revision」と入力して、プラグインが出てきたら「今すぐインストール」→「有効化」の流れです。


これでインストールが完了です。
「Disable Post Revision」使い方・設定方法
インストールしたところで、さっそく使ってみましょう。
設定方法は簡単です。
有効化すると左メニュー「設定」→「投稿設定」の中に「Disable Post Revisions」という項目ができるので、まずは投稿設定画面を開きます。


「Disable Post Revisions」の中から、リビジョン機能を無効化したい項目を選びます。





今回「投稿」「固定ページ」を無効化しました!(固定ページもリビジョンが作られる)
複数選択する場合「ctrl」を押しながら選択します。
リビジョン機能を無効化したい項目を選択したら「変更を保存」を押します。
記事編集画面を開き、設定が反映されたかの確認をしましょう。
このようにリビジョンが消えていることが確認できます。


1つ注意したいのがリビジョン機能は無事無効化されましたが、おそらく内部的にはリビジョンが残っている状態ということです。
試しに「Disable Post Revisions」を無効化すると、リビジョンの件数が有効化前の数値に戻っています。
このことから「Disable Post Revisions」でリビジョンを無効化する前に、まずは前述した「WP-Optimize」を使いリビジョンの削除やデータベースを最適化してからこのプラグインを使って無効化することをおすすめします。
まとめ
まとめです。
今回は2つのプラグインを使った、一番ベストなリビジョンの削除&機能停止方法を紹介しました。
リビジョンとは、記事の修正を自動的にバックアップするWordPressデフォルト搭載の機能です。
便利な機能ですが、放置するとバージョンアップデータがデータベースの容量を圧迫してページ速度低下の原因につながります。
そこでリビジョンを削除する必要があるわけです。
削除した後もメンテナンス不要で快適にブログ運営をするために、リビジョンの機能自体を無効化にするという方法があります。
「WP-Optimize」はリビジョンを簡単に削除するためのプラグイン(データベースの不要なデータゴミも最適化)。
「Disable Post Revisions」はリビジョン機能を無効化するためのプラグインです。



リビジョンを削除するプラグインは沢山あるけど、その中でも使いやすく便利なプラグインを選んだよ
- 「WP-Optimize」でリビジョンの削除&データベース最適化
- 「WP-Optimize」の無効化or削除
- 「Disable Post Revisions」でリビジョン機能を無効化する
リビジョンやデータベースをすっきり最適化して、快適なブログ運営をしていきましょう。
今回の記事は以上です。最後までありがとうございました。
プラグイン関連の記事が他にあります。
便利なプラグインを探していた方は、是非そちらの記事も読んでいってください。
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