WordPressの記事を編集している時に「リビジョン」というものがあるのが気になっている方もいるのじゃないのでしょうか。
photo by Marco Buonvino
「投稿の編集」画面右上のここです。

この「リビジョン」というものは記事を更新するたびにバックアップを取ってくれるというありがたい機能なんです。
例えば記事を何度か修正している時に、やっぱり前やその前の記事の方に戻したいという時もあるかもしれません。こんな時に使える機能です。
使い道によっては大変便利な機能なんですがこの「リビジョン」の数があまりにもたまってくるとデータが溜まっていきブログが重くなる原因になるんです。
実際にこの「リビジョン」が原因でブログが重くなっている例もあるようです。
WordPressの表示速度が遅いとGoogleの検索結果の低下の原因にもつながってくるのでこれはなるべく早い段階で対処をした方がいいかもしれません。
プラグインを使う
このような問題は簡単で便利なプラグインを使いササっと問題解決しちゃいましょう。
WordPressのブラグイン種類によってはいくつかありますのでどれを使ったらいいのか少し迷っちゃいますよね。
リビジョンの削除ができるプラグインがこちら
- 「Revision Control」名前の通りリビジョンのバックアップ数をコントロール(変更)できるプラグインです。
- 「Better Delete Revision」過去にバックアップしたリビジョンを削除できるプラグインです。「wp-config.php」の設定をする場合で過去の「リビジョン」を削除したい方もこちらのプラグインを使いましょう。
それでは実際にやってみましょう。
「Better Delete Revision」をSTINGER5のテーマにインストールをしようとした所

このような表示になり互換性が合うかちょっと不安だったので
急遽こちらの「Optimize Database after Deleting Revisions」に変更しました。STINGER5との互換性もあるらしい。

この「Optimize Database after Deleting Revisions」結構便利でいいんです。
なにがいいかと言うと「過去のリビジョンを削除」+「リビジョン数をコントロールできる」+α「データベースの最適化を行う」という高性能の優れものなんです。
早速「インストール」→「プラグインを有効化」してみます。
「設定」→「Optimize Database」をクリックするとこの画面になります。

Optimize Database after Deleting Revisionsの設定方法
英語でわかりずらいですが設定方法は簡単です。設定項目を順に見ていきましょう。

・「Maximum number of – most recent – revisionsto keep per post / page」 … 「リビジョン」数の設定になる。0だと全ての「リビジョン」を残さない設定になり、数を設定したい場合は1~の任意の数字で設定します。
- 「Delete all trashed items」 … ゴミ箱の項目を削除する
- 「Delete spammed items」 … スパム項目を削除する
- 「Delete unused tags」 … 未使用のタグを削除する
- 「Delete expired transients」 … 期限切れのキャッシュを削除する
- 「Delete pingbacks and trackbacks」 … ピンバックとトラックバックを削除する
- 「Keep a log」 … 記録を付ける
- 「Scheduler」 … データベース最適化の自動スケジュールの設定です。大規模サイトでもない限りは一週間に一度の設定にすると良いでしょう。
一週間に一度実行する設定は、「run optimization WEEKLY」でTimeから任意の時間を選択します。時間のお勧めは明け方などのアクセスなるべく少ない時間帯です。
当ブログはここまでの項目全てチェックを入れました。これより下の項目は特にチェックしなくても問題ないです。
- 「Show ‘1-click’ link in Admin Bar」 … 管理バーに「1クリック」ボタンが設定される
- 「Show an icon in the Admin Menu」 … 管理メニューにアイコンを表示する
一通りチェックし終わったら「Save Settings」をクリックし設定を保存します。

続いてWordPressの「ツール」→「Optimize Database」をクリックします。
画面が切り替わるので「Start Optimization」をクリック。

すると最適化がはじまります。結果を見てみましょう。

合計204のリビジョンが削除されました。PageSpeed Insightsでブログの表示速度の測定をしたところ僅かですが1点上がってました。
▼別記事
WordPressのページ表示速度を測定する
プラグインを使わずに削除する
プラグインを使わずにリビジョンの機能を停止する方法もあります。具体的には「wp-config.php」に記述を加えます。
ちなみに「wp-config.php」を行う前にBackWPupなどでバックアップをとっておきましょう。
ただこの方法を使うと過去にバックアップした「リビジョン」は削除できないのでプラグインを使わずこの設定のみの場合はブログを開設して早い段階で設定した方がいいかもしれませんね。
「wp-config.php」ファイル内の下の方にある
/** Sets up WordPress vars and included files. */ require_once(ABSPATH . ‘wp-settings.php’);
の上部分へ記述をします。
・リビジョンの機能を停止する場合
define(‘WP_POST_REVISIONS’, false);
・リビジョンの回数を設定する場合
define(‘WP_POST_REVISIONS’, 1);
ちなみに1にしましたが設定の際はお好きな数字を入れて下さい。この設定をする以前に保管された「リビジョン」を削除する場合はプラグイン「Revision Control」で削除する事ができます。
※レンタルサーバーがロリポップの場合は「このファイルの書き込み権限がありませんので、内容の変更はできません。」と表示されます。
・ロリポップの場合

「wp-config.php」の書き換えが出来ないのはサイトの改ざん対策のためにパーミッションがデフォルトで書き換えが出来ない数字の「400」となっています。
これを「644」に変更し「保存」を押すと「wp-config.php」の編集ができるようになります。設定が終わったら忘れずに「400」に戻しましょう。
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