【最新のSEO対策】ページ速度とGoogle評価!重要な指標LCPについて確認方法を解説

【最新のSEO対策】ページ速度とGoogle評価!重要な指標LCPについて確認方法を解説 | Eyecatch-Image

男性2ページの読み込み速度が重い。速くした方がいいよね?
男性1ページの速度を測ったら点数が悪かった……。
女性1ページ速度が検索順位にどれ位影響してくるの?

案内人

この記事はそんな方のお悩みを解決します!

結論を先に言いますと「ページ速度は遅いより速い方がいい。しかしページ速度はSEOにおいて最重要ではなく、他の要素を含めた総合的なSEO対策が求められる」ということです。

ドメインパワーなど同等に評価されているブログ同士であれば、ページが遅いより速い方が優先されるという程度になります。
具体的にはモバイル・PCページ共に2.5秒以内の表示速度があれば何ら問題ありません。

ブログのSEOが難しいと言われる理由が、様々な要因が影響を及ぼしているということ。
例えばブログタイトルを最適化してSEOライティングをしただけで、評価の高いページになるというわけではありません。

SEOの評価を高めるための対策例
  • SEOライティング
  • 情報の信頼性(1次情報や2次情報)
  • 記事の更新頻度
  • モバイルフレンドリー
  • ページの高速化
  • ドメインパワー
  • 常時SSL化
  • 関連性のある発リンク・被リンク
  • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)
  • Core Web Vitals
  • Googleが掲げる10の事実に準拠する など

細かいものも含めるとこれ以外にもありますが、このようにいくつもの条件が重なってSEOの評価につながります。

今から数年程前は、いかにページの読み込みを速くするかというのが重要でした。Googleがモバイルサイトの高速化を推奨していたからです。
参考 : 「Above the foldのコンテンツは1秒以下で表示させること」、モバイルサイトの高速化をGoogleが推奨 | 海外SEO情報ブログ

2018年に「Speed Update」。2021年には「Core Web Vitals」があり、ページの速度は検索順位に影響するというのは相変わらずですが、ある程度緩和され【ページ速度が遅いページは検索順位が下がる可能性があります】という評価に変わりました。

この記事では、ページ速度へのGoogleの取り組みについてもう少し深堀りしていきます。最後まで読めばページ速度のGoogle評価や考え方をしっかりと理解できることでしょう。
SEO対策のスキルレベルが少しだけ上がります。

それでは、さっそく始めていきましょう。

目次

ページの読み込み速度が低下する原因

ページの読み込みが重くなる原因としてはいくつか考えられます。
何が原因となるのか、その一部を以下にまとめてみました。

まずはJavaScriptによるページの読み込み速度低下です。
これはアドセンスやアナリティクス、Twitterの埋め込みなどが原因となります。これについてはプラグインを使ってJavaScript対策する方法があります。

PHPのバージョンが低いのもページの

ページ速度とGoogle評価

ページ速度とGoogle評価


Googleは10年以上前からページ速度の取り組みを行っています。
当初は「スピードが命」。とにかくページ速度が速いサイトが評価され、ブログ運営者も高速化のために様々な対策をしてきました。

Web犬タロウ

「ページの高速化」と「更新頻度」この2つが大事だった気がするね!

Googleのページ速度評価を時系列でまとめてみましょう。

2011年

Google「遅いよりは速い方がいい。私たちは全てにおいてスピードを念頭に置いています」
参考 : +1 ボタン: より速く | Google検索セントラルブログ

2013年

Google「ページの読み込み速度を1秒以内にしましょう」
参考 : スマートフォンサイトの読み込み速度を改善するために | Google検索セントラルブログ

2015年~2021年

Google「AMP対応のページが直接検索上位に影響することはありませんが、AMPによって高速化されたページは検索結果で優位になる可能性が高いです」
参考 : AMP が検索結果にどのように作用するかを理解する | Google検索セントラルブログ

2018年

Google「かなり遅いページのみ検索順位を下げるアップデート(Speed Update)を実施します。それ以外のページは多少遅くても上位に表示されることもあります」
参考 : ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します | Google検索セントラルブログ

2021年

Google「モバイルのページ速度が2.5秒以内は「良好」。4秒以下なら「改善が必要」4秒を超えると「不良」です(Core Web Vitals)を実施します」
参考 : Web Vitals の概要: サイトの健全性を示す重要指標 | Google Debelopers

このように10年程前は、とにかくページを高速化するのがSEOにおける一番の対策方法といっても過言ではないほどにGoogleは高く評価していました。

その流れで、2013年にGoogleがページの読み込み速度が1秒以内であるのが好ましいと発表。

その後2015年に、GoogleとTwitter筆頭でAMPプロジェクトを立ち上げました。
これはモバイルページを高速化することでSEO的に優位になるという考えの元、AMPという簡易的なページに対応させることで高速化を実現するというものです。

大手メディアやニュースサイトなどもこのAMPを採用ししばらくこの流れが続きましたが、これも時代の流れとともに形が変わります。AMPの優位性が終了したのです。

SEO対策においてページ速度の評価はある程度されますが、そこまでSEOに影響を及ぼすほどではないという立ち位置に変化して今に至ります。

Core Web Vitals / コアウェブバイタル

Core Web Vitals / コアウェブバイタル


2023年現在、最新のSEO指標は「Core Web Vitals」です。

Core Web Vitalsは「LCP」「FID」「CLS」という3つの指標でなりたっています。

「Core Web Vitals(コア・ウェブ・バイタル)」3つの指標
  • LCP(Largest Contentful Paint) / ページ速度
  • FID(First Input Delay) / ユーザーの反応速度
  • CLS(Cumulative Layout Shift) / ページのレイアウト



もちろんE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)や、Googleが掲げる10の事実に準拠することも大事だということは変わらずですが、それに加えて大事な指標がCore Web Vitalsということになります。

Core Web Vitalsは、サイトの健全性を示しUX「ユーザー体験」を向上させるための指標で、2021年にGoogleが発表しました。
当初はモバイルページのみが対象でしたが、2022年からPCページも対象となります。

ページのレイアウト、CLSについてわかりやすく解説した記事があります。
興味関心がある方は、是非そちらの記事もご覧ください。

UXとは | ユーザーが得られる体験や経験

UXはユーザーが得られる体験や経験


UXとはUser Experience(ユーザーエクスペリエンス)の略称で、そのサービスを利用することでユーザーが得られる体験や経験ということです。

例えば、具体的に以下のような内容でユーザーにとって親切なサイト設計などがUXになります。

  • 情報が探しやすい(ページ速度が速い・目次や内部リンクなど)
  • レイアウトが整っていて利用しやすい
  • 適切なリンクにより導線がしっかりしている
  • 誰が記事を書いたか・お問合せフォームなどが明確になっている

このように「いかにユーザー目線のサイト作りをしているか(親切設計)」「使いやすさを追求しよう」この考え方がUXです。

Core Web VitalsはSEO評価の向上よりUXの向上の側面がありますが、UXを向上させることでクローラーにとってもユーザーにとっても良い結果になりSEO評価の向上へとつながります。

関連記事

3つの指標のうちの1つLCP(ページ速度)

Core Web Vitals - 3つの指標のうちの1つLCP(ページ速度)



Core Web Vitalsは、以下3つの指標があります。

  • LCP(Largest Contentful Paint) / ページ速度
  • FID(First Input Delay) / ユーザーの反応速度
  • CLS(Cumulative Layout Shift) / ページのレイアウト

これによりページ速度だけでなく、ユーザーの反応だったりレイアウトだったりと従来より総合的な評価が判断基準となりました。

そのうちLCPがページの速度です。
以前は1秒以内が好ましいとされていましたが、2.5秒以内が「良好」。4秒以内が「改善が必要」4秒を超えると「不良」となりページ速度に求められる数値はやや緩和されたという印象です。

このようにGoogleは、ページの速度について明確な定義をしています。
読み込みに4秒以上かかってしまうブログは、評価が下がっている原因になっている可能性が高いので早急に対応する必要があると言えるでしょう。
SEO対策をしっかり行いたいというのであれば、2.5秒以内のページ読み込み速度が理想かつ問題ないというわけです。

LCPの計測方法 「PageSpeed Insights」を利用

前述したように2023年現在、SEOにおいてページ速度はそれほど重要ではありません。
ですが、最低限ページの読み込み速度を2.5秒以内にしておく必要があります。

このように明確な定義がありますから、LCPを計測して条件をクリアしているのか確認しておきたいところ。そこでここではLCPを計測できるツールを紹介したいと思います。

ページのパフォーマンスを測定するツールはいくつかありますが、登録が必要だったり有料だったりと手軽さがありません。
そもそもLCPはGoogleが提唱した基準ですから、Googleアカウントを持っているのであればGoogleが提供するツール「PageSpeed Insights」を使うのが一番です。

まずは「PageSpeed Insights」にアクセス。

ページにアクセスしたら「ウェブページのURLを入力」して「分析」を押すだけです。

ページにアクセスしたら「ウェブページのURLを入力」して「分析」を押す - PageSpeed Insightの使い方


ジョン齊藤

当ブログを分析してみました!

このように左側LCPの分析結果が緑色で「合格」と表示されていれば、全く問題ありません。
スマホとPC、両方のデバイスで合格する必要があるので、2つともチェックしておきましょう。

mechalogの分析結果 - PageSpeed Insightの使い方


これがオレンジ色や赤色だったり、合格でなければ早急にページ速度を改善する必要があります。

まとめ

まとめです。
今回はページ速度についてGoogleはどこまでSEO評価するのかについて解説していきました。

もう1度結論を言うと「ページ速度は遅いより速い方がいい。しかしページ速度はSEOにおいて最重要ではなく、他の要素を含めた総合的なSEO対策が求められる」ということになります。

Web犬タロウ

ページの読み込みが速いことで多少でも評価につながるのなら、高速化対策しておいて損はないね!

2023年現在、SEO対策においてページ速度に関しての大事な指標がCore Web VitalsのLCP(サイトのページ速度)です。
これはUXというユーザー体験「ユーザーにとって親切なサイト設計」を高めるためのものですが、UXを向上させることで結果SEO対策につながります。
GoogleはこのLCPでページ速度の評価について明確な判断基準を設定しています。

2.5秒以内が「良好」。4秒以内が「改善が必要」4秒を超えると「不良」

10年~数年ほど前はこの「良好」の基準が1秒以内でした。今では2.5秒以内ですから、スピードに関してのSEO基準はだいぶ緩くなった印象です。ですが、やはりページの読み込み速度はユーザーの離脱に直結してしまいますから早いにこしたことはないと言えるでしょう。

今回の記事は以上です。
最後までありがとうございました。

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