明治時代のニートは「高等遊民」と呼ばれていた

働いたら負け

ニートって言われてどんなイメージが思いつきますか?

一般的なイメージとしては「無職、引きこもり、オタク、親のすねかじり」
と、こんな所かもしれません。今回は、ニートに関して色々と調べてみましたので紹介したいと思います。

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▼この記事の目次

photo by ひろびろ

ニートとは?

まずこの「ニート(NEET)」という言葉について調べてみましょう。

ニートというのは働かず働く気もなく、学生でもなく、職業訓練もしていなく、家事手伝いもしていない15歳~34歳までの者が対象。

そしてニートがランクアップしたのが「スネップ (SNEP)」と呼ばれるもので、働かず独身者の20歳~59歳までの者が対象です。

最近ではこのスネップの方がニートよりも深刻だと、色々問題になっているようです。

このニートという言葉自体、残念ながら世間ではあまり良いイメージではないし、テレビなどの取り上げ方などがそういうイメージを作りあげているのではと思います。この言葉が広まったのはいつからでしょうか。

元々はイギリスで生まれた言葉ですが、東京大学教授、玄田有史氏の著書「ニート―フリーターでもなく失業者でもなく」でニートという言葉が話題となり「ニートという言葉を広めた第一人者」となりました。

さらにテレビの取材に「働いたら負けかなと思ってる」と発言した男性がネットで話題となり爆発的に日本国内に普及したといわれている。

大阪では「ニートという言葉のイメージが良くないから、働く意思のある者はレイブルと呼び名を変えてくれ」
という運動があったらしいですが、あまり聞きなれない言葉ですし浸透していないように思えます。

明治時代のニート

昔の日本風景
photo by A.Davey

明治時代にもニートは居ました。ただ現在のようにニートという呼び名ではなく、「高等遊民」と呼ばれていました。

明治時代から昭和初期まで実際使われていた言葉のようです。

大学などを卒業して高学歴であったとしても親のスネかじりで食べていける為、働かずに自由気ままに読書をしたり自分の興味があることに走り生産的なことをしなかった人達を指した言葉です。

まさに明治版ニート。夏目漱石はこの「高等遊民」を小説のモデルに好んで使っていたそうです。

実は、太宰治は「高等遊民」だったのではという見方もあるそうです。ちなみに津軽の大地主の生まれで父親が議員さんだったとか。

ただし、この「高等遊民」には富裕層で高学歴という条件も含まれているため現代のニートとは少し意味合いが違ってくるかと思われます。

歴史は繰り返すといいますが「高等遊民 = ニート」が一致する部分は多くあるようです。

世界のニート

トルコの街並み

日本のニート人口の割合は世界に比べるとまだ少ない方です。

過去の統計になりますが、経済協力開発機構 / OECDが発表したデータによると、1位… トルコ 37%、2位… イスラエル 27%、3位… メキシコ 24%、そして28位が日本 10%(小数点四捨五入) となっています。

トルコと言われて今いちピンと来ないという人も多いでしよう。ですがなぜトルコにニートが多いのでしょうか。

これには理由があって、トルコは全体に対する若者人口が多くさらに失業率も高いのでそういった理由から働く気がないという経緯というわけで日本とは事情が違います。

イスラエルも高いですが、イスラエルには移民が大量に流入しているなどの事情もあるようでこちらもやはり日本と事情が違うかと。

日本のニートは世界に比べて高学歴

日本のニートは世界に比べて高学歴との統計結果がありました。

これは事実のようで、たとえば高卒であったとしても海外と比べたらまだ高い水準の教育を受けているという所なのでしょうか。

「高学歴ニート」という言葉もたまに聞きますよね。

まとめ

ニートは今後さらに増えていくのではないかと思われます。

少し前にニートを有効活用というか農業体験させるというニュースがあったのを思い出しました。
ただでさえ過酷な重労働の農業をニートがするわけがないと思っていましたが、ニートだからと特別分けて扱うのではなく、もう少し理解を広げていく必要があるかもしれません。

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