熊本で農業ボランティアを募集しているそうです。今回はこの「農業ボランティア」の件、そして「熊本の特産物」について色々と見ていきたいと思います。
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photo by Norio NAKAYAMA
▼この記事の目次
「賛否両論」熊本農業ボランティア
これに対してネット上の反応は賛否両論になっているようです。パッと見ですがむしろ否という意見「農業はボランティア?それなりの対価があってもいいのでは?」という意見が多いような気がしました。
これには正直意外でした。たださらに意見を見ると「なるほど」と思える考えもありました。
熊本を知るという事
しかし、私達は熊本の事をどこまで知っているのでしょうか?
例えば最近テレビなどでよく見かける外国人観光客を見て思ったのが、もしかしたら私達より日本の文化、歴史 (特に侍、忍者とか) に詳しい人が多いのではないかという事です。もちろん日本の文化、歴史に興味があるので観光しているという事もあるかと思いますが。
何が言いたいのかというと日本人から見ても日本のまだ知られていない事は多くあり熊本の農産物と聞いてもいまいちピンとこない事も多いという事です。正直筆者もそのうちの一人です。
なので、熊本の農業、農産物を知る事で新たな一面を発見できるのではないかと。農業ボランティアに対して共感できる部分が見えてくるかもしれません。
という事で前置きが長くなりましたが今回は「熊本の農業」そして「熊本の農業ボランティア」についてお送りします。
農業ボランティアは一般的に行われている
この記事を書いていて気付いた事があります。全く知りませんでしたが、熊本以外の地域でも農業ボランティアなるものは以前から一般的に行われているものなのです。「村おこしボランティア」「農業体験」といったものです。
ボランティアではなく「農業体験」として料金が発生するという所もあるのです。今料金が発生しても農業を学びたいという人も増えているのでしょう。海外からのホームスティ先が農家だとかそういった感じもあるようです。
しかも、熊本地震後の現在でも熊本以外の地域で農業ボランティアは募集は続いています。
元々、そして現在も一般的に行われてる農業ボランティア、そして逆に「農業体験」として料金が発生する事を被災地の熊本が募集したら賛否両論が巻き起こっているのです。
熊本では被災した農家の方もいるようで瓦礫の撤去作業、片付けなどに追われ再開したくても農作業を再開できない農家の方もいるといいます。実情を知れば見方が変わるという事もあるかもしれません。
「熊本」農業ボランティア状況
熊本県が5月1日に発表した情報によると農林水産業全体だと1022億円、農業関係が767億円の被害を受けたと言われています。特にメロン、イチゴ、トマト、家畜なのだそうです。
また、農業のうちの90%超がハウス、農地、農業用水路という状況です。少し前に少なくとも77億円と言われていたのでそこから大幅に修正されて発表という形になったようです。
また農業用水路が新たな漏水を生んだりして二次被害の可能性もあるという。まだまだ全ての状況を把握しきれていない所もあるという話です。ハウス修正の見通しが立たず出荷できないという農家もいます。
農業ボランティアを募集している団体、個人農家のサイトなどを参考に活動を募集している地域をまとめてみました。
農業ボランティア募集地域
- 熊本県南阿曽村
- 熊本県上益城郡御船町
- 熊本県上益城郡山都町
他にもあるかもしれませんが、ホームページを持ってない農家の方もいるかと思いますのでそれ程情報が多くありません。気になる方はボランティア団体・もしくは市町村の災害ボランティアセンターなどに問い合わせた方がいいかもしれません。
農業ボランティア内容
- 苗ポット作り
- ビニールハウス補修
- 草刈り
- 用水路の作業
- その他
自分で用意するもの
- 活動費用
- 交通費
- 食事
- 宿泊場所
- 保険費用など
- その他
「熊本の特産物」スイカ・トマト・メロン
熊本の特産物には様々な種類がありますが、代表とも言える特産物を一覧にしてみました。
そして、農産物について調べていて思ったのが、特にスイカなどですが野菜と果物の違いです。スイカは”果実的野菜”という種類に分類されるようです。とりあえず野菜という事でいいかと。
スイカ
スイカといえば熊本のスイカとも言われている程で、スイカ農家を目指す人たちが視察に訪れるほどの地域です。
また昭和の初期から全国生産量日本一。なんと、シェアは国内で17~18%を誇っています。結構古くからスイカ生産が行われているようですね。
植木スイカは春が旬
植木スイカという銘柄があって植木、山鹿の地域は熊本県内シェアの6割を占めています。全国より早めの春から旬みたいです。
くまモンブログでも熊本のスイカは春が旬だとくまモンが言っています!あのくまモンが言うのですからそうなのでしょう。
トマト / 塩トマト
トマトも熊本の生産量が日本一です。特に八代地区 (やつしろちく) の塩トマトが甘いと以前から話題です。フツールトマトとは別物でフルーツトマトの元祖と呼ばれています。
塩で漬けたトマトというわけではありません。一般的なトマトの糖度は約5度に対して熊本のトマトは8度以上の糖度なのでむしろ甘いのです。
八代地区は約100年までは海底だったので土壌にたっぷりの塩分を含んでいます。また、八代地区は開拓地だった事や様々な条件が重なりこの塩トマトが誕生したのです。それ程取れる事のない貴重品なのだそう。
元々塩トマトは”塩による影響があるトマト”とされ流通する事があまりないトマトでした。それが1995年頃から脚光を浴びはじめて人気が出たといいます。
メロン
熊本のメロンは、全国生産量1位の茨木、2位の北海道に続き3位熊本となります。といっても熊本の国内生産量は10%を超えていて上位1位、2位、3位の県合わせて国内生産量の半分を超えています。
熊本のメロンの種類は色々あるようです。
この記事のまとめ
いかがでしたか?熊本の農業ボランティアについてまとめてみました。それにしても、熊本のスイカとトマトが生産量日本一とは知りませんでした。
それとくまモンが今日5月5日の子供の日に合わせて自粛していた活動を再開したようです。やはり熊本といえば熊本PRマスコットキャラクターのくまモンですからね!予想されていたより早かった復帰のようです。