Kindle Unlimitedをご存じでしょうか。このサービスはなんと「電子書籍が読み放題」というサービスです。
今回はそんなKindle Unlimitedについて気になる所に迫ってみました。
SPONSORED LINK
photo by Emran Kassim
Kindle Unlimited
Kindle Unlimited (キンドル・アンリミテッド / 以下 KU) は月額9.99ドル/$で60万冊以上の電子書籍が読み放題というサービスです。およそ数千冊に及ぶオーディオブックも提供されています。
元々は米国向けのサービスという事で2014年7月から始まり、それからサービス地域も拡大されてきた。30日間の無料体験期間があるという。
現在では米国以外にも英国、カナダ、ブラジル、メキシコ、イタリア、スペイン、フランス、ドイツ、インドで提供されていてAmazonプライム会員ではなくても利用する事ができます。この価格で読み放題ですから人気のあるサービスのようです。
日本にはまだ未上陸
このKUは、残念な事に日本へはまだ未上陸です。現時点で私たちに関係あるとしたら「Kindle本を出版して70%のロイヤリティを選択した場合」になります。
photo by Moyan Brenn
という事で70%のロイヤリティを選択した出版ユーザーはKUへ登録するという事にもなるので世界各国で自分の本が読まれる可能性があるということです。その場合はKDPセレクトグローバル基金による配当を得る事ができます。
KUのロイヤリティ
KU、Kindleオーナーライブラリー共にそのサービス内でユーザーにより始めて閲覧された”ページ数”がロイヤリティ対象となります。
1ページあたり0.0045ドルなんですね。これを1ドル109円とすると.. 「0.0045×109=0.49円」と1ページあたり0.5円程、2ページで1円となります。
- 100円 ⇒ 200ページ
- 1000円 ⇒ 2000ページ
- 10000円⇒ 20000ページ
ただしこの制度を正しく利用されていない場合もあるようで。(いわゆる不正というやつですか) 今後ロイヤリティシステムの形が見直されるという事が起こるかもしれません。
日本上陸はいつ?
と、KDPセレクトに加入して出版しているユーザーなら関係のあるKUですが、今回注目したいのが
「日本にはいつ上陸するの?」
という事です。すでにKindleで出版しているユーザーによってはメリットとなるのでしょう。また、およそ10ドルでKindle本が見放題なら月額を支払ってKUのユーザーとしてサービスを受けるというのも全然アリだと思います。
遅くても東京オリンピックまでには上陸するかもしれませんね。SNSをのぞくとKUの開始を待ちわびる声もあるようです。
この記事のまとめ
KUは凄い所ばかりに目がいくサービスかもしれませんが、初期の段階では大手出版社は参加していません。それが現在、そして今後どうなっていくかという所ですがKUが日本に入ってきたらどうなるのかって感じです。
電子書籍以外の分野では2013年に佐川急便がAmazonの要求に耐え切れずAmazonとの取引を打ち切って、その業界では激震が走りその後荷物量が激減したとかしないとか。まさに黒船Amazonという感じです。
日本でもこのKUが開始されたら日本の出版・電子書籍に激震が走るかもしれません。Kindle Unlimitedによる黒船Amazonの出航の日はいつになるのか?!