ビックニュースです。なんと、あのKindle Unlimitedが8月にも日本に上陸するというのです。本日2016年6月27日、文化通信が伝えました。
このサービスは月額980円でKindle本が読み放題というサービスなんです。Kindle Unlimitedとは一体何ぞや、という方のためにどんなサービスなのか見てみましょう。
photo by Giorgio Minguzzi
▼目次
Kindle Unlimitedとは
Kindle Unlimited (キンドル・アンリミテッド / 以下 KU) は月額9.99ドル/$で60万冊以上の電子書籍が読み放題というサービスです。およそ数千冊に及ぶオーディオブックも提供されています。
元々は米国向けのサービスという事で2014年7月から始まり、それからサービス地域も拡大されてきた。30日間の無料体験期間があるという。
現在では米国以外にも英国、カナダ、ブラジル、メキシコ、イタリア、スペイン、フランス、ドイツ、インドで提供されていてAmazonプライム会員ではなくても利用する事ができます。この価格で読み放題ですから人気のあるサービスのようです。
少し前から話題になっていた
実はこのニュース、今月18日にフライング広告されたとして話題になっており、20日に削除されていたのです。このときにかなり話題になったようなので、それだけKUが注目されているということでしょうか。
また消えるかもしれないから一応スクリーショット撮っておいた。まだPC版の画面だけのようだ。 pic.twitter.com/eeXJOWBYg1
— 電子書籍はKoboでいいのだ。 (@kobo_iinoda) 2016年6月25日
出版者にとってメリットが?
Kindleで電子書籍を出版していたユーザーにとって、KUは待ちに待ったサービスといっていいのかもしれません。KUが上陸するということで出版者にとってメリットがあるんです。
Kindleは35%と70%のロイヤリティ (印税) の仕組みがあるのですが70%を選択するにはいくつかの条件をクリアしなければいけません。そのひとつにKU加入があります。
KUのロイヤリティ
KUは月の定額で読み放題というサービスです。つまり、出版者の作品は無料で読まれることになります。だからといってロイヤリティが発生しないというわけではないのです。
KUにもちゃんとロイヤリティがあります。読まれたページ数で収益が発生するという仕組みのようです。読まれた1ページあたり0.0045ドル (0.5円) が収益化されるのです。
- 100円→200ページ
- 1000円→2000ページ
- 10000円→20000ページ
今までもKUによって収益化できる状況でした。しかし日本では提供されているサービスではなかったので米国、英国、カナダ、ブラジル、メキシコ、イタリア、スペイン、フランス、ドイツ、インドなどで読まれればという条件付だったのです。
日本でもKUが開始されることで出版者にチャンスが巡ってくる可能性が?!
あるといいですけどね。同じロイヤリティなのかわかりませんが同じように読まれるページ数によって発生するならそれはメリットになるのは間違いないでしょう。
ただ、月額980円で読み放題というおいしいサービスを知ってしまった読み手の中には電子書籍を購入しなくなるユーザーも出てくるのかもしれません。
それを考えるとなんともいえませんが、KUは今目が離せない注目のサービスだといっても過言ではないのでしょう。
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