最近電子書籍にハマっている、ジョン齊藤です。僕にとって第1作目となるKindle本を只今制作中です。
文章はだいたい書き終えたので、残る作業は本の表紙などの仕上げです。まず参考としてkindleの本の表紙をいくつか拝見させてもらいました。
その後、ちょうど書店に行く機会があったので書店に並ぶ本の表紙もいくつか拝見しました。すると普段本を読む立場だと意識していなかったのですが、電子本を出版する立場で参考として見るとどの本もユーザーが思っているより表紙の色を意識していることがわかりました。
売れる本の色
個人出版したKindle本をできるだけ多くの人に見てもらうためには目立つことがポイントとなります。有名な著者なら名前で探してもらえることがありますが、初出版ともなると名前の知名度は0に等しいかもしれません。
もちろんタイトルやキャッチフレーズは重要ですが、それについては次回に紹介したいと思います。
今回紹介したいのは色です。僕なりに考えた目につく表紙としてのポイントが3つあります。目につくというのはそれだけ人に見られる機会が増えるということにつながります。
- タイトル・キャッチフレーズ
- レイアウト
- 色
書店・ネット書店で表紙を見るということだけを意識して本を見ると色の印象って大事だなということがわかります。
実際に「本 売れる 表紙」などのワードで検索してみるとやはり売れる本・売れない本の違いは表紙によるものが大きいそうです。
売れる本には理由がある
よく「売れる本には理由がある」と言われますが、「売れない本には理由がある」とも言われます。
それもそのはず、本の第一印象は「タイトル」や「表紙」で決まるのです。「タイトル」、「表紙」だけで実に本の9割が決まるとも言われます。
中身がいくら素晴らしくてもまず手にとってもらえなければ存在しないと等しいことになり意味がありません。
書店のベテラン店員には売れる本がわかるという人もいるそうです。
それは何を基準としているのでしょうか?有名な著者だからでしょうか?
もちろんそれもあるでしょうが違います。本の表紙です。
本の表紙のクオリティが高ければ売れる傾向があり、クオリティが低ければ売れ残る可能性があるといいます。もちろん例外もあるでしょうが、表紙の良し悪しが売り上げを左右する割合は思っているより大きいかと思います。
書店の店員の目にとまるような表紙であれば、その本が売れると思う店員がより目立つ位置に配置するという可能性もあるでしょう。
何色がベストなのか?
何色がベストかという基準はありません。
実際多くの表紙を見て、僕がいいなと思った色が「青色 (水色に近い)」「黄色」「赤」「オレンジ色」「緑色」という原色系。どちらかというと派手な色がパッと見た感じ印象に残りました。
ここではKindle本として出版するという場合を想定してみましょう。Kindleのサイト内でカテゴリ検索をかけても、キーワードで検索かけるとヒットしたKindle本が一覧で表示されます。
例えば「色」と検索するとこのように並んで表示されます。これはパソコン版・スマホ版
Kindleどちらもこのような表示になるようです。
並んでんで表示されるのならより目立つ色の方が人の目にとまる可能性が高くなるでしょう。でも場合によっては「白色」だったり「黒色」「金色」なんかもありなのかなと思います。
ただし「黒色」だとどうしてもダークなイメージになってしまいますし、「金色」はワンポイントとして配色しないとくどくなってしまうことでしょう。そういった意味でも「黒色」や「金色」を本の表紙として使用するのは難易度が高めといえるのかもしれません。
「白色」を表紙に使う場合はベースの色として使われることが多いように思います。その場合、「青色」だったり「赤色」だったりをワンポイントとして使うとそれがアクセントとなって印象がガラリと変わります。
電子本を何冊か出す予定というなら、一つの色をずっと使うのではなく色々な色を使ってみると何か感触がつかめるのかもしれません。シリーズものなら一つの色を固定で使うとその色がその本のイメージにつながって効果的だと思います。
例えば旅人のバイブル本、「地球の歩き方」は「黄色」「薄い黄色」「赤色」で色のイメージが固定されています。

出典: iemo.jp
まとめ
今回のリサーチで僕が一番いいと思った色は「白色」、「黄色」と「青色 (薄い)」の組み合わせです。もちろんこれがベストというわけではないですし書く本のジャンルによって違うかもしれません。
例えば書店に並んでいる本でカシオの技術者がGショックについて書いた本は時計の色に合わせて「黒色」でそれがうまくマッチしていました。
購買意欲を高めそうな色と僕が勝手に思っているのが「赤色」ですが、本にこの色となるとベースにすると派手過ぎになってしまうので「赤色」を使う場合はワンポイントとして使った方がいいように思います。