「Kindle出版」売り上げアップ?!KDP無料キャンペーンの効果

電子書籍を操作

紙の本と違い今では誰もが電子書籍を自分で書いて出版することができます。

私も過去に挑戦してみたことがありました。ほとんど放置状態ですが、お小遣い程度の売り上げが入ってくるので下手したらブログよりも稼ぎやすいので挑戦してみる価値はあるかと思います。

今回は1から自分だけで電子書籍を出版してみてわかったことをまとめました。

以前私が出版した作品についてふれてみましょう。

それほど自身があったわけでもなく、1作目ということもあり全くかすりもせず・・ といったパターンも予想していましたが思いの他、読まれていたようです。どのようなもので読まれていたのかというとKindle Unlimitedの読み放題によるものでした。

それ以外でも少しですが有料購入もされました。やはりKindleはAmazon.co.jpの巨大プラットフォーム内にありますから、全くの放置状態でも反応ゼロではないのです。

電子書籍出版は簡単とはいえ、それ相応の時間と手間をかけて出版までこぎつけました。なのでもっと多くの反応が欲しいところです。できるだけ多くのユーザーに読まれるためにはほかにどのような方法があるのでしょうか。

目次

無料キャンペーン

無料キャンペーンは、KDPセレクト(以下、KDP)に登録されている電子書籍であれば誰でも参加できるというツールです。販売促進のためにKindleが提供しています。

検索KDPセレクト】

Kindleで電子書籍を出版するユーザーなら誰でも任意で登録することができるシステム。

KDPに登録することで35%のロイヤリティ(印税)が70%になります。また、読み放題サービスのKindle Unlimited(KU)にも参加することができます。KUはユーザーが読んだページ数によってロイヤリティを獲得できるという仕組みになっているのでできたら登録しておきたいところです。


また、海外のKindleストアプラットフォームでも販売することができるので販路を拡大することもできます。
その代わりKDPに登録することでKindleストアに独占販売権を提供することになります。90日間の契約で出版社からの明示がない限りは自動更新されることとなります。


独占販売権を提供するということは、KDPに登録したらKindleストア以外の電子書籍プラットフォームで販売することができないということです。


250円以上・1250円以下で販売しないとKDPに登録できないので、それだと70%のロイヤリティを獲得することができません。


90日間のKDPセレクト期間のうち最長で5日間無料キャンペーンをすることができます。つまり、年間4回の計20日程の無料キャンペーンを実施することができるのです。

これは続けて5日間連続でなくてもいいみたいで、2日無料キャンペーンをしたら翌月3日キャンペーンと分けて利用することができます。

参考 : 本の無料キャンペーン | Kindleダイレクトパブリッシング

効果のほどは?

有料で公開しているKindle本を無料でダウンロードできるわけですから、当然それなりの反応があります。「無料」というフレーズだけに飛びつくユーザーがいますから多くダウンロードされる可能性があるわけです。

でも1つ疑問があります。
有料で公開している「Kindle本を無料で公開 → ダウンロード数が伸びる」ここまでは予想できます。しかし、5日間の無料キャンペーン期間が終了した後は一体どうなるのでしょうか?

人に見られる機会が多くなったとしても一度無料で公開したわけですから、果たしてそれを有料で購入するユーザーがいるのかどうかというキャンペーン後の問題です。

これはそれほど心配する必要はないようで、実際に無料キャンペーンを実施したという人が公開している情報を見ると無料キャンペーン後の方が有料購入数が伸びる傾向があるようです。

Amazonランキング効果

その理由がAmazonランキングです。2015年6月1日よりAmaozn内のジャンル別に紹介しているランキングがAmazonランキングという呼称に統一されました。

KindleストアにももちろんAmazonランキングがあります。どのようなランキング形式なのか見てみましょう。
パソコン操作です。Amazon.co.jp内のKindleストアにアクセスします。上メニュー右の「Amazonランキング」を選択。Amazonランキング - Kindle

100位までのランキング形式になっています。20位までが1ページ目、それ以下が2ページ以降です。

Kindle本の 売れ筋ランキング

見ればわかるようにKindleストアのAmazonランキングは「有料Top100」と「無料Top100」と2つのランキングに分かれているのです。そうです、「無料Top100」の方は無料キャンペーンによるランクインなのです。

そして、注目したいのがランキングの集計方法です。ランキング上位は純粋な売り上げ(ダウンロード数)のようですが下位の方は最近売れた順になのです。

ということは無料キャンペーン中に販売(ダウンロード)されれば、「無料Top100」の下位から食い込む可能性が高いということになるわけです。

ランキングの詳細についてKDPヘルプを見てみましょう。


Amazon ベストセラーのランキングは、Kindle ストアで Top 100 (有料) と Top 100 (無料) に分かれています。本が無料で提供されている間は、無料版ランキングに掲載されます。無料キャンペーンが終了すると、有料版の Amazon ベストセラーのランキングに掲載されます。


キャンペーン期間の前後に無料版ランキングまたは有料版ランキングへと移行するときには、処理が完了するまで通常は数時間かかります。システムの遅延により、さらに時間がかかる場合もあります。キャンペーンの開始時刻と終了時刻は太平洋標準時の深夜 0 時が基準になるため、無料版ランキングまたは有料版ランキングに切り替わる正確な時刻は、ランキングを表示しているお客様のタイムゾーンによって異なります。たとえば、太平洋標準時以外のタイムゾーンにいるお客様の場合、タイムゾーンによっては現地時間でもっと遅い時間になるまで本が無料版ランキングに掲載されないことがあります。


Amazon ベストセラーは、Amazon.co.jp での売り上げに基づいて決まります。Amazon.co.jp で販売されているすべての商品の最新販売数と累計販売数を反映して、1 時間おきに更新されています。無料キャンペーンの開始日から終了日までの期間中は、その本が有料版ランキングから除外されます。なお、ランキングには過去の販売数と最近の販売数の両方が考慮されるため、無料キャンペーンが終了して有料に戻ったときには、以前の有料版ランキングでの順位が新しい順位に影響を与えます。Amazon ベストセラー ランキングの詳細については、こちらをご覧ください。


出典 : ランキング | Kindleダイレクトパブリッシング

上記のヘルプを見ながら色々と調べてみましたが、残念ながら「無料Top100」の数値が「有料Top100」に反映されることはないようです。

Kindle Unlimitedへの影響

「無料」というフレーズだけに飛びつくユーザー層へのアプローチはできるということはわかりました。そして、Kindleストア内で「無料」に飛びつくユーザー層はKUユーザーとかぶっている可能性が高いということです。

無料キャンペーンを実施することで、結果KUユーザーにもアプローチができるということになります。

まとめ

無料キャンペーンは思っていた以上に効果ありだということがわかりました。

無料キャンペーンは90日間で5日だけと期間が決まっていますから、少しでも売り上げを向上させるために適当な日で実施するのではなく土日祝日や長期休暇といったできるだけ多くのユーザーを取り込める可能性がある日を狙ってキャンペーンを打つといいかもしれませんね。

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