「1Gからはじまった携帯電話の歴史」 3G、4G、LTEの違いとは

携帯電話を持つ女性
携帯電話の通信規格にLTE、3G、4Gがあります。

auの料金を見直そうと料金プランを見ていたら、LTE、3G、4Gという用語がありましたがその違いがよくわからなかったのでまとめてみました。

まずは携帯電話の歴史から見ていきましょう。

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▼目次

携帯電話の歴史「年代別の動き」

1970年代

  • 1979年12月

自動車無線電話サービスが、日本電信電話公社により東京23区で開始されます。ただこの当時はまだ携帯電話という言葉がなく、携帯電話というより無線というニュアンスの方が近かったといわれます。

この当時、実際に自動車電話を利用するには無線局への許可が必要でした。さらに重さは7kgにもなるので容易に持ち運びはできなかったことでしょう。

search日本電信電話公社とは】

日本電信電話公社 (にっぽんでんしんでんわこうしゃ)は、かつて存在した日本の特殊法人です。1952年8月1日公共企業体として設立、1985年4月1日には民営化され今の日本電信電話株式会社 (NTT/ Nippon Telegraph and Telephone) となりました。

1980年代

  • 1985年9月

「ショルダーホン」100型の登場。今の携帯電話と違い肩に背にせおって移動、利用するというスタイルでした。本体が大きくて、重さは3kgとまだ実用的な段階ではありませんでした。

  • 1988年5月

「ショルダーホン」101型の登場。米モトローラ社の802型です。重さは750g

  • 1987年4月

ようやく国内初の携帯電話が登場しました。NTTの「TZ-802型」です。 体積500ccとまだある程度の分厚さがあり、重さは900gとなります。

1990年代

  • 1994年

それまでの携帯端末レンタル方式が買い取り方式に変更されます。それを皮切りに業界全体で値下げ競争がはじまり普及が進んでいきます。

  • 1995年7月

携帯電話の新しいカタチとしてPHS (Personal Handyphone System) が登場しました。ピッチという愛称で親しまれさらに普及が一般的なものとなっていきました。

これにNTTパーソナル (現在のドコモ)、DDIポケット (現在のY!mobile)、アステルの3社が参入、通話料が安かったことからピッチの人気に火がつきます。

このように、一時は人気を博したPHSも携帯電話の低料金化による利用者増加には対抗できなかったようです。2008年1月7日をもってPHSサービスを終了すると2007年4月27日にNTTドコモが発表しました。

1G・2G・3G・4Gとは

3G (スリージー)、そして4G (フォージー) は携帯通信の規格を表しています。通信の種類の名称ということになります。

このGという意味は英語の「Generation (世代)」の略語です。なので「3G/ 3st Generation/ 第3世代」・「4G/ 4st Generation/ 第4世代」ということになるようです。

今では国内で存在しない通信規格ですが、「1G/ 1st Generation/ 第1世代」・「2G/ 2st Generation/ 第2世代」が使われていた時代もありました。

1Gからの技術の流れを追ってみましょう。

「1G」第1世代携帯

1Gははじめて登場した方式で、アナログの音声通話に対応していました。現在の携帯電話の基礎となります。

日本ではNTTの大容量方式と呼ばれるHICAP (略… High Capacity/読み方… ハイキャップ) と米国のMotorola (モトローラ) のTACSが主流でした。

技術が進歩したことによるデジタル化が進み1999年3月にHICAP、2000年9月にはTACSのサービスが終了しました。

「2G」第2世代携帯

1993年に2Gが登場。アナログからデジタルへと移行し、技術が一気に進歩します。2Gからネット・メールなどの接続が可能となりました。

ちなみに携帯ではないですがPHSこのは2Gに分類されます。後に、2Gの機能面を補うために3Gに近い機能を持ったCDMA方式による2.5Gも登場します。

技術の移行により、2012年7月・2Gのサービスは終了しました。

「3G」第3世代携帯

1Gそして、2Gに続く新世代の技術として登場したのが3Gです。「IMT-2000」という基準の携帯電話となります。

これにより高速化通信が可能となり、テレビ・動画・音声などのコンテンツが充実していきました。2001年5月、NTTドコモが世界に先駆けてW-CDMA方式を使いFOMAの提供が開始され話題となりました。

その後に3.5世代携帯電話の登場です。これは3Gを改良し高速化・低コスト化させた技術となります。2006年8月、NTTドコモによりHSDPAの技術が使われ「FOMAの高機能版」ともいわれました。

LTEって何?

Long Term Evolution (長期的進化) 、略してLTE。携帯の通信規格名称となります。

LTEは3Gと4Gの間の規格でWiMAXと同じ格付けの3.9G。3.5Gをさらに高速化させたものです。

3世代から4世代へのスムーズな移行を目指すものなので、LTE (3.9G)は端数分は繰り上げにして4G、また4G LTEとも呼ばれています。正式には4Gではないですが、ITU (国際電気通信連合) が「3.9Gを4Gと呼んでも良い」と公表しているので4Gに含まれる通信規格です。

実は、通常のWiMAXも3.9Gにあたります。
今ではそのWiMAXをさらに高速化したWiMAX2+も登場しています。WiMAX・WiMAX2については関連記事で紹介しています。

関連記事 : 「WiMAXって何だろう?」 WiMAXの歴史から紐解いてみよう

ガラパゴス携帯

ガラケー

ガラケーは、ガラパゴス携帯の略称です。フィーチャーフォンとも呼ばれています。

今や携帯電話はAndroidやiPhoneなどのスマホ一色かと思いきや、「ガラケー派」「ガラケー派女子」などという言葉もあり、ガラケーにはまだまだ根強い人気があるようです。
そんなガラケーには、ガラパゴス諸島のように日本独自の進化を遂げてきた携帯という意味がこめられています。日本の携帯技術は優れているが、世界基準の携帯からあまりにも外れているため世界進出できず、日本市場の中で孤立している状態となっていることからこのような名前が定着しました。

searchガラパゴス諸島とは】

ガラパゴス諸島の風景
南米エクアドル本土より、西へ900kmに位置する大小いくつかの島・岩礁の集まりからなる諸島です。人口は約25000人 (2010年) 、公用語はスペイン語です。


この島々は大航海時代真っ只中の1535年、スペイン人によって偶然発見されました。当時は無人島でした。


過去に一度も大陸と陸続きになった事がなかっためガラパゴス諸島に住む動物・植物は独自の進化を遂げてきました。もはや他の大陸とは別種の生態系になっているのです。他の地域ではまず見られないような生き物の宝庫となっています。

ガラケー生産終了?!そして、ガラホの登場

「ガラケーは2017年以降は生産を終了する」と日経新聞が報じて話題となりました。これはガラケーの形をした携帯電話が消滅するという事ではなく、メーカー独自のOSを搭載したガラケーの生産が終了するということのようです。

見た目はガラケーのままでOSだけ変更、「ガラケー × Android OS搭載」のフィチャーフォン「ガラホ」として新しく生まれ変わりました。

auの「ガラホの特徴」というサイトページを見ると、「LINEが利用可能」・「4G LTE対応」・「Wi-Fi利用可能」などの特徴があるようです。

ネット上を見回るとすでに「ガラホ派 (ガラスマ派)」のユーザーがいることがわかります。

まとめ

元々は肩でせおってバック程の大きさからはじまった携帯電話が、今では驚くほどの進化を遂げています。そして、今でも現在進行形でスマホ端末のバージョンが上がり続けています。

たまには携帯電話や通信規格を調べてみると新たな発見や面白いことが見つかるのかもしれません。

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