Googleアドセンスの「インフィード広告」は2017年7月に追加された広告機能です。「記事内広告」も同時期に追加されました。
ちなみに当ブログmechalogでは既に記事内広告は設置済みです。これはどんな広告なのかというと、その名の通り記事内の広告設置に特化したアドセンス広告で広告効果を発揮するために使用することができます。
インフィード広告の効果的な設置場所は関連記事一覧です。
トップページの記事一覧に設置するのが一般的ですが、検索流入で入ってくる読者の大半は各記事ページだけ見てトップページに行く前に離脱するかと思います。
そのことから全ての記事で表示される関連記事に設置するのが効果的だと言えるでしょう。
また、人気記事を表示させるためのプラグイン「WordPress Popular Posts」の人気記事にインフィード広告を入れる方法もあります。
今回の記事は初心者でもできる、WordPrsessのウィジェットから設置する方法です。それでは見ていきましょう。
インフィード広告とは
まずはインフィード広告についてまとめてみます。インフィード広告はどのような広告なのでしょうか?
インフィードという意味は、フィードからきています。フィードとは、記事更新情報をユーザーに伝えるために加工・配信されているもので、WordPressでいったら記事一覧の部分がフィードになります。
このフィード内のコンテンツとコンテンツの間に入る広告なのでインフィード広告です。
インフィード広告の歴史は浅く、2015年5月よりYDNで導入されました。Yahoo!ニュースの記事一覧タイトルに交じってさりげなく表示されているあの広告です。

出典 : 「インフィード広告」でスマホ版Yahoo! JAPANトップページに広告掲載 | YDN
記事と記事の間にさりげなく表示されているので、インフィード広告もコンテンツの一部だと思い思わずクリックしてしまうユーザーもいることでしょう。自然にコンテンツと一体化するのが狙いのような広告ですから。
ネット広告の世界では、このインフィード広告が主流になっているといっても過言ではないようです。この広告一番のメリットはユーザーが広告だと意識することなく広告から登録や購入につながるということでしょう。それ位コンテンツに馴染んでいる広告なのです。
今まではアドセンスで非対応というのもあり、大手ニュースサイトやメディアサイトといった比較的大きな規模のサイトに設置されているのを見かけるだけでした。アドセンスは2017年のインフィード広告解禁により個人ブログでもアドセンスアカウントがあれば設置できるようになりました。
スマホ専用広告のNendでは、2015年辺りからとネイティブ広告の取り組みが早くから進められていたようでインフィード広告に対応していました。ですがアドセンスと比べてしまうとどうしても単価や知名度の問題があります。2017年のインフィード広告対応は、広告業界の中ではきっとちょっとした話題になった出来事だと言えるでしょう。
アクセス獲得のほとんどを検索流入に頼っているようなブログは、各記事ページに比べるとトップページの方が極端にアクセスが少ないです。
なのでトップページの記事一覧だけでなく新着記事や関連記事に入れるという選択肢もできることでしょう。
インフィード広告を作成
それではアドセンスのインフィード広告をトップページに設置してみようと思います。
パソコン操作でアドセンス管理画面にログイン。左メニューから「広告」→「広告ユニットごと」を選択します。
ここで作成できる広告の種類が一覧表示されますので、今回の本題「インフィード広告」を選択です。

この各広告に書いてあるネイティブというのは、サイトのデザインに溶け込むように表示される広告のフォーマットという意味です。現時点で「ディスプレイ広告」以外は全てネイティブになります。
「自動」と「手動」インフィード広告の作成方法
さきほどの広告フォーマット一覧から「インフィード広告」を選択すると、このような画面に切り替わります。

「自動」と「手動」の2パターンあります。
これは設置する記事一覧や関連記事に溶け込ませるインフィード広告の作りかたです。記事のイメージに合わせて自動で作るか、自分でカスタマイズ(手動)するかの選択肢。
どちらで作成してもさほど違いはありませんが、今回は「自動」で作成していきます。
URLに自分のブログドメインを入力。「デスクトップ」か「モバイル」を選びます。
するとどのような感じでインフィード広告が設置されるのかイメージが表示されます。「次へ」を選択。

「自動」でも細かいカスタマイズは自分ですることができます。

記事一覧のアイキャッチ(イメージ)タイトル(見出し)のサイズや色を調整。きっちり揃えれば記事一覧とかなり近い、一見記事と見間違えてしまうようなインフィード広告ができます。
- イメージ
- 見出し
- 説明
- URL
- ボタン
インフィード広告を設置する方法
それでは設置してみましょう。
自力でフィード内に追加してもいいですが、WordPressのウィジェット機能を使えば簡単に設置することができます。検証環境のWordPressテーマは「Cocoon」です。
まずはアドセンスアカウント画面から、さきほど作成したコードをコピーします。

余談ですが、2021年7月19日以降にアドセンスコードを作成した場合は全て新しいアドセンスコードになります。これにより従来の旧アドセンスコードより広告パフォーマンス向上が期待できるのだとか。
これについては別記事で解説しています。
\ 関連記事を読む /
【Adsense】新しいアドセンスコードとは?広告パフォーマンスを高めるためにやるべきこと
話を戻します。アドセンスでは同じページ内に同じコードを何度でも設置できるようです。
ただし、設置場所別にパフォーマンスを計測したいという場合は設置場所別に広告を作成することをおすすめします。
ウィジェットから追加
それではWordPressのウィジェット機能から、インフィード広告を設置する流れを見ていきます。
WordPressダッシュボードから「外観」→「ウィジェット」を選択しましょう。
このウィジェットからインフィード広告が設置できる場所は以下になります。
- 「インデックスリストトップ」 … 記事一覧ページ上
- 「インデックスリストミドル」 … 記事一覧ページ中
- 「インデックスリストボトム」 … 記事一覧ページ下
- 「投稿関連記事下」 … 関連記事一覧下
記事一覧ページというのは、トップページやトップページ2ページ目などのことです。
やはり検索流入からのユーザーが一番目にするであろう関連記事一覧に設置するのがインデックスリストに設置するより効果的かと。
また、wordpress popular postsという人気記事などを表示できるプラグインに表示させるという方法もあります。
インフィード広告のレイアウト
お好みの場所にインフィード広告のコードをコピペしたらあとはひたすら待ちましょう。アドセンスの広告を新規作成するとすぐには表示されません。
といってもそれほどかかるわけではなく20分~30分ほどです。初期値のままでは周りのサムネイル画像やタイトルとのサイズが合っていないので、続いて仕上げにレイアウトの調節です。
トップページのサムネイル画像サイズを調べ、インフィード広告のアドセンス設定で同じサイズに合わせます。サムネイル画像が四角い場合は「画像の縦横比」が1:1です。
スポンサーリンクについて
これについては非常に気になったので、結構調べましたが従来の広告のようにスポンサーリンク表記をしているという人がいればしていないという人もいるようです。
インフィード広告の場合は、リンクユニットや関連コンテンツのように表記しなくても問題はないみたいです。実際、インフィード広告内に緑色で「広告」と表記されていますからね。
ただこの場合気を付けなければならないのが、インフィード広告のレイアウト設定で画像サイズを大きくし過ぎてる場合です。自分で検証してみましたが、画像サイズがあまりにも大きいと「インフィード広告」ではなく「テキスト広告とディスプレイ広告」の外観の広告が代わりに表示されてしまいます。
この場合は、広告内に「広告」の表記が無くなってしまうのでインフィード広告設定の画像サイズには大きくなり過ぎないよう注意が必要です。
まとめ
それではまとめです。
今回はインフィード広告とは?ということから効果的な設置場所について解説しました。
インフィード広告の効果的な設置場所は以下になります。この記事ではウィジェットから関連記事一覧に設置する方法でした。
- 関連記事一覧(ウィジェットから設置)
- 人気記事一覧(プラグイン「WordPress Popular Posts」の人気記事に設置)
今回の記事は以上になります。
どこのブログかわからなくなる前にブックマークか他の関連記事もあるのでよかったら読んでいってください。最後までありがとうございました。