作られた「田舎への移住」ブーム?! 田舎へ移住した人は本当に幸せなのか?

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「田舎に住もう!」「田舎暮らし」みたいなフレーズ、ここ数年でよく見かけるようになりましたね。

都会から田舎への移住を決意し移り住んだ人は本当に幸せなのか?
デメリット・メリットを比較してみました。

photo by Takuma Kimura

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▼この記事の目次

田舎に住むメリット

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田舎に住むメリットはやはり多いです。
そんな「移住してよかったー」と思えるようなメリットをまとめてみました。

自然が多い

「自然に囲まれてのんびりと暮らしたい!」「やっぱり子供は大自然の中でのびのびと育
ってほしい」

移住される方の意見はこのような方も多くいるのじゃないのでしょうか。自然の中で暮らすというのは移住する上で最大の魅力とも言えますね。

都会に居ても綺麗に整備した公園がありますが、天然の自然にはかないません。

人と人のつながり

田舎は都会に比べ人と人とのつながりが深いといいます。

野菜の物々交換をしたり、村社会の集まりがあったり、共同で作業を助け合ったりと。

合掌造り集落のある、岐阜県白川郷。2015年の時点で人口は約1626人の小さな村です。
この村ではシンボルとも言える合掌造りを守っていくために、重労働の茅葺き屋根の葺き替えを「結」と呼ばれる共同作業を行い、村人同士助け合うといいます。

このように村社会では人と人とのつながりは都会に比べより欠かせないものになってきます。

やはりメリットと言えば、差し入れは物々交換で新鮮な野菜などが食べられるという所でしょう。

地方自治体の支援制度が多い

これは田舎に移住する上で間違いなくメリットと言える部分でしょう。

主に子育て・農業・住居などがその内容です。詳細についてはこの記事で後述する「作られた「田舎への移住」ブーム」の章にてまとめました。

賃貸代・土地代が安い

こういう面では都会よりも田舎に住むメリットは断然あります!

パッと調べただけで、都内で1LDKを借りるとなると軽く10万は超えてしまいます。田舎なら同等位の間取りだと都会に比べて賃貸が断然安いです。

田舎に住むデメリット

田舎に移住して「良かった派」がいれば、「後悔している派」もいるわけでして。

都会から移住したのはいいものの理想・想像と現実の違いに結局都会に帰ってしまう方もいるそうです。

「後悔している派」はどんな所についてそうようになってしまったのか見てみましょう。

働き先が限られてくる・少ない

これが結構ネックになってくると思われます。

人口が少ないので当たり前と言えば当たり前ですが、田舎は都会より働き先が限られています!
場所に関係ない収入先 (例えばパソコンを使う仕事など) で問題なく収入があればこの辺のデメリット感は解消されるでしょう。

田舎は車社会

都会に住んでいる、特に都内の方は車すら持っていない人も大勢いるといいます。月極や駐車料金は高いし、電車・バスの交通機関がかなり発達しているので車の必要がないのです。

しかし田舎は違います。完全な車社会なので車がないと不便でしょうがないし、仕事によっては車がないと通勤すら不可能という所もあります。

人里離れた農村では夜、道は真っ暗になり周辺5kmは何もないなんて事は普通にありえます。もっと田舎になるとお隣さんの家まで数km離れているなんて事も。さすがにそれだと車がないと何も出来ないく不便ですよね。

それに田舎というと渋滞が少ないイメージですが、車社会なので場所によっては当然渋滞も起こるので、この辺は下見をしておかないとわからない所でしょう。

車がない方は、田舎であってもコンビニ・スーパー・駅が比較的近くにあれば自転車を持っていればなんとかなるとは思います!

出費が多い

移住する場所にもよりますが田舎は基本冬の寒さが厳しいのでまず光熱費がかさみます。

そして、田舎の必需品とも言える車に使う燃費代が重くのしかかります。都会の感覚の近
い・遠いと、田舎の感覚の近い・遠いというのは違うのです。

買い物をするだけで往復10km以上は走る状況が当たり前にある場合が多いので、移住を計画する場合はその辺も踏まえてしっかりと考えておかないと後悔する事も。

さらに夫婦揃って移住・共働きの場合などは車が2台必要となる可能性も出てきます。

自給自足は甘くない

「田舎に移住」ときたら、まずイメージしてしまうのが「自給自足」。これをしたいがために移住を決意するという人も少なくないと思います!

ただ最初に言っておくと自給自足生活って思っている以上に厳しいと思うのです。

私自身もこの ”自給自足”というものには ”いつかは・・・” と漠然と憧れる所がありました。

ある日、テレビ番組を観ていた時に自給自足で生活をしている方が出ていました。畑を持ち、家畜を飼い、口にする食べ物はほぼ自給自足をしているという徹底ぶりでした。

全て自分で作った食べ物の美味しさは格別なのでしょう。

しかし、現実は想像と違うようでした。

起きている時間のほとんどを食べていく為、自給自足の為に費やし、家畜を飼うという事は時には自分でさばく必要もあるという事。

現実は思っている程そう甘くはないようです。

人間関係に疲れてしまう

移住者は一日でも早く移住地に慣れたいのでご近所さんとのつながりを求めます。移住先の村人達も優しく歓迎してくれる人達もいます。

しかし、都会に比べて人間関係が蜜になるので、度重なる集まり事、行事に気を使い過ぎで疲れてしまい田舎暮らしを断念してしまう人もいるのが実情です。

あと方言が強いので言葉のニュアンスの違いもあるかと思いますが、田舎の方は正直に思った事を言うというのでその辺で傷ついてしまうこともしばしばあるとか。

試しに「田舎 人間関係」などのワードで検索すると田舎へと移り住んだはいいものの、人間関係に悩んでいる人の多さに驚きます。

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photo by bryan…

ところで村八分(むらはちぶ)という言葉、皆さん知ってますか?

この村八分というのは村社会の掟や決まりを破った者を村人皆で仲間はずれにするというものです。村八分の習慣は古く、江戸時代からありました。

この言葉の語源は、村社会における10つの共同行為のうち2つ(葬式関係、家事の消化活動)以外は全て付き合わないというものです。

今だに、一部の村ではこの習慣が残っているのでは?! とも言われています。

作られた「田舎への移住」ブーム

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田舎に住むメリット・デメリットを比較してみました。

しかし、ここ2、3年の「田舎へ移住ブーム?!」への煽り方は謎です。試しに「移住」というワードでニュース検索してみるとわんさか出てきました。
やはり流行ってるんですね。 特に若い世代に対しての移住が盛んに取り上げられているような気がします。

その原因を独自に予測してみました。

・「空き家問題」

全国に年々空き家が増えているため問題になっていて、今年に入り「空き家対策特別措置法」という法律が施行されました。少し前まで度々ニュースで報道されていましたね。
条件が揃うと「特定空き家」に認定されてしまうというもののようです。

この「空き家問題」「特定空き家」って…?

「空き家問題」… 空き家を長年放置する事によって ”建物の老朽化による崩壊” ”衛生面・景観が損なわれる” という問題が生じてきます。この調子で空き家が増えていくと賃貸として存在する土地に比べ経済がまわっていない状態となってしまいます。

「特定空き家」… 今までは訳あって空き家を放置している理由が固定資産税が6分の1になる。撤去の費用が高い。
というのが空き家を放置している一般的な理由だったようですが、この「特定空き家」に認定されると今まで安く済んでいた固定資産税が6倍に?! さらに撤去もされる可能性があるんです。
なんとすでに、この「特定空き家」の解体が実施されているようです。
全国的にこうなってくると数年後には不動産が管理する賃貸物件が増えます。そうなると、地方に人を呼び込むのにどの自治体も積極的になっていくのは当然だと予想できます。

・「農家を目指す人が増えている」

全国的に各地方が「移住+支援制度+農業・漁業」と連携して、積極的に人々を呼び込む活動をしているようです。

支援制度の中身は地方の自治体によって違いますが、制度の内容によっては支援金が多かったり、土地が貸してもらえたりと「農業やってみようかな。」と思えてしまうようなものまであります。

ただよく考えてみると、元々農業で稼げる豊かな作物実る土地ならば人には簡単には譲りたくないはず。ただ、地方の高年齢化問題というのもあるようですが。

「移住+支援制度+農業・漁業」で移住を検討している場合は、支援制度はとりあえず置いといてその他の部分 (例えば、本当に稼げる土地なのか?) を見る事も大事と言えるでしょう。

・「出産・子育てへの支援制度が充実している」

出産手当○○万円や保育費無料など、子育てがしやすいように制度・施設が充実している田舎が多くなってきたそうです。

実際に子供が生まれたのをきっかけに移住を決意する方も多いと聞きます。

ただ、あまりにも過疎化が進んでいる地区だと隣町に行かないと学校がない場合もあります。通える距離ならいいのですが、通えない程遠い距離だと寮などに入らなくてはならないので、進学を期に離れ離れの生活になる可能性もあるという話です。

この記事のまとめ

今では、全国どこに行ってもコンビニがあり、ネットも普及してどんな田舎に居てもネット通販で好きな物を好きな時に注文する事ができます。

ますます便利な世の中になっているので都会と田舎との垣根が昔に比べたら低くなっているようにも感じます。

ただまだまだ埋められない違いは多いようで、移住してから、「やっぱり都会に戻ろう」とならない為にも計画的に移住をした方が良さそうです。

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