中国語の見たいコンテンツがあったり、中国語を学習しているとスマホで中国語入力(ピンイン/拼音)したいと思うことがあるかもしれません。
ピンインとは中国語の発音を表す記号のことで、日本語でいうところのアルファベットのようなものです。
例えば日本人でも誰もが知っている中国語のニーハオは「nihao」とピンイン表記されます。
ちなみに私たちから見て中国と台湾の言語は似ているイメージですが中国は簡体で、台湾は繁体と呼ばれるものです。中国語はピンイン入力ですが、台湾では注音記号(ボポモフォ)で入力するのが一般的なようです。
中国語の声調「四音」
日本人が中国語を学習するときに最初につまずいてしまう壁が四音(しせい)と呼ばれる中国語の声調です。

例えば同じ発音でも4つの声調があり、声調が違うだけで全く異なる意味となってしまうことがあります。
四音 … Ā Á Ǎ À
ネットで調べる
例えばニーハオの四音についてネットで調べたいといった場合、Android標準の日本語入
力では「你好」という中国語表記が出てきません。
ネットで調べると「你好」の四音は「nǐ hǎo」という連続した三声だということがわかります。そして三声が連続している場合の最初の声調は二声から発音になります。
また、「你好」の「你」に心を付けると「您好(ninhao)」という敬語表現になるということもわかります。
このようにピンイン入力ができれば、学習する幅がひろがるのでやはり中国語を学習するとなるとピンイン入力機能は必須ともいえるでしょう。
Google Pinyin Input
そこでおすすめしたいのが、Googleピンイン入力です。Google提供のアプリなので安心して使うことができますし、対応しているのなら手書き入力も可能です。
Googleプレイから無料でインストールすることができます。
手順1
インストールしたら開いてみましょう。
まずは手順1です。「設定で有効にする」を選択します。
また、このときプライバシーのポップアップが表示されますが、特に必要なければ「許可しない」必要であれば「OK」を選択しましょう。
標準設定では「Googleピンイン入力」がオフになっているので、チェックを入れて有効化しておきます。
有効化する際、必ずこのような注意のポップアップが表示されますが何か問題が発生したというわけではありませんのでそのまま「OK」を選択します。

手順2
それでは手順2です。「入力方法を選択する」を選択しましょう。
これを「日本語」から「中国語(ピンイン)」に変更します。
するとGoogleピンイン入力設定の画面に切り替わります。「入力」「キーボード」「手書き入力」「単語リスト」「その他」と各設定項目にわかれているので必要であれば設定を見直すといいでしょう。
ちなみにこのままの設定でも特に問題はありませし、あとで変更することもできます。

使い方
先ほどの手順でGoogleピンイン入力を有効化したのであればそのままピンイン入力で使用することができます。
Chromeの入力画面で確認してみてください。

中国語では「ご飯食べましたか?」が「你吃饭了吗? (ni chi fan le ma)」となります。これはそのまま「ご飯食べましたか?」という意味でも使われますが、「こんにちは」のような挨拶言葉としてもひろい意味で使われています。
これを先ほど導入したGoogleピンイン入力で入力してみましょう。アルファベットのようにピンイン入力するとこのように「你吃饭了吗」が変換されて出てきました。

中国語+英語
中国語を学習するという場合、中国語だけでなく日本語も含めて検索したいという場合があるかと思います。
例えば、先ほどの「你吃饭了吗」にプラスして「你吃饭了吗 意味」「你吃饭了吗 使い方」といった感じの中国語と日本語や英語を組み合わせて検索をしたいという場合です。
キーボードの上を見ると、「中」「En」という2つの項目があるのがわかります。

これが「中」だとピンイン入力モードになって、「En」に切り替えるとアルファベット入力モードになるわけです。「En」の入力モードであれば意味は「imi」、使い方は「tsukaikata」、とはは「toha」と入力すれば日本語の候補が表示されるので「中国語+日本語」を組み合わせた検索が可能になります。
日本語入力に戻すには
ピンイン入力の使い方はわかりましたが、ずっと中国語を学習しているわけではないので日本語に戻したいときもあります。
そんなときはAndroidの「設定」→「言語と入力」→「キーボードと入力方法」のデフォルト設定を「日本語」に切り替えれば使用する言語を変更することができます。
またピンイン入力に戻したいという場合は、この設定を「中国語(ピンイン)」に設定変更すればまたGoogleピンイン入力が使用できる状態になります。
まとめ
私たち日本人からすると英語は馴染みがある言語ですが、中国語は同じ漢字文化なのにあまり馴染みがない言語だと思います。
今、アフリカでは中国語ブームが起きているといわれます。アフリカは中国企業が多いので現地の人々が中国語を学ぶと就職で有利になるからです。
また、中国語は中国大陸を含めシンガポール、マレーシアでも使われているという世界言語です。このように今でも大きな影響力がある中国語ですが、中国語人口はまだ増えていくといわれているそうです。
そういった意味でビジネスや投資をしていく上で中国語を知っていれば有利に働くことがあるのかもしれません。