先日、Amazonの「Fireタブレット 8GB」(以下 Fireタブレット)を購入しました。
このようなタブレット端末を購入したら、使用する前にやっておきたいのが事前の設定です。今回は、使いやすさ・セキュリティも含めてFireタブレットにおける購入したらしておきたい全設定項目をまとめてみました。
それでは、さっそく始めていきましょう。
「Amazon Fireタブレット」設定する
では、早速設定画面へ。Fireタブレットの「ホーム」から「設定」を選択します。
すると項目ごとにわかれた設定一覧画面になります。設定すべき項目を上から順に見ていきましょう。

端末
上から大きく分けて「端末」「個人」「システム」と項目があります。まずは「端末」からです。
ワイヤレス
「ワイヤレス」→「位置情報サービス」を選択します。こちらは各アプリに送信する位置情報の設定画面です。
Amazonや標準ブラウザ、カメラに送信する情報です。家用で使うだけなど、あまり必要のないという場合は「オフ」にしておきましょう。

電源
ここではディスプレイの明るさなどを設定することができます。
設定しておきたい項目がこちらの「Smart Suspend」。Fireタブレットを使用していないときにWi-Fiを自動切断してバッテリーの消耗を抑えるという機能です。
デフォルト(標準設定)で設定されている場合もあるかもしれませんが、「オン」になっていることを確認しておきましょう。

アプリとゲーム
ここではアプリ関連の設定をすることができます。「アプリの使用状況データを収集」されるのが気になるという方は「オフ」に設定しておくといいでしょう。
「Amazonアプリケーションの設定」を選択するとAmazon標準のアプリが一覧表示されます。そこから設定したいアプリの詳細な設定をすることができます。

「広告ID」を選択してみます。「行動ターゲッティング広告」とは、ユーザーの収集される匿名の個人情報です。広告の表示や分析のために使用されるデータです。
参考 : アプリの行動ターゲッティング広告を制限する | Amazonデバイス サポート
こちらも気になるという方は「オフ」にしておきます。
「リセット」を押す度に広告IDが切り替わります。「オン」で使っていたという場合で後で「オフ」に設定したという場合は一度「リセット」をするといいでしょう。

ディスプレイ
画面の明るさやフォントサイズ、壁紙を変更することができます。
「画面スリープ」を選択してみましょう。デフォルトで5分になっているので、長いという場合はそれより短い時間に設定することができます。

「画面スリープ」設定を短くすることで、使用してFireタブレットから離れるときや外出先で落としたときに早めにスリープ状態になります。画面立ち上げを暗証番号でロックしている場合は、物理的セキュリティが高くなります。
端末オプション
「端末オプション」を選択するとこのような画面になります。

ここでは「端末名を変更」することができます。端末名はデフォルトで個人名になっている可能性があるので、気になる方は変更しておきましょう。

「バックアップと復元」はデフォルトで「オン」になっています。バックアップ対象は端末・ネットワークの設定、ブックマーク、アプリです。

これらの設定は、工場出荷前状態にリセットするときに復元できるバックアップなので「オン」の設定のままでいいと思います。
「Wi-FiパスワードをAmazonに保存」は、複数のWi-Fi端末を使い分けているという場合でなければ特に気にする必要はないでしょう。
また、「端末オプション」の一覧画面から「工場出荷時の設定にリセット」を選択することで端末内のあらゆるデータを綺麗な状態にリセットすることができます。
個人

続いて「個人」の設定項目内を上から順に見ていきましょう。
マイアカウント
ここではFireタブレットに登録されているメールアドレスの確認や、Amazonアカウントの変更設定などをすることができます。
Amazonアカウント、居住地、支払い方法といった項目に変更がある場合はここで変更しておきましょう。
機能制限
Fireタブレットをお子様用で使っているという場合や、たまに使わせているという場合はこの設定をしておくことでパスワードを使用してコンテンツの購入、WEB閲覧、その他機能の使用を制限することができます。
小さなお子様がいる家庭では必須ともいえる設定なのでしておくといいでしょう。
「機能制限」を選択。デフォルトでは「オフ」になっているのでこれを「オン」に切り替えます。

するとパスワードの入力が求められます。入力したら「終了」を選択。

あまり複雑にしてしまい過ぎても大人が使いづらくなってしまうので4~6文字程度が使いやすいのかもしれません。パスワード設定後に「機能制限」を「オン」にした状態だと、その後「機能制限」の設定画面に入る度に設定したパスワードが求められることとなります。
するとこのような設定画面になります。詳細な設定をすることができますし、設定は「オン」か「オフ」だけなので設定する側の大人からしてもわかりやすくなっています。
ここでいうところの制限をかけるということは、利用不可状態にするということなので「Amazonのコンテンツとアプリ」や「Amaozonストア(ビデオ以外)」の項目に制限をかけてしまうと大人も利用できないこととなってしまいます。

なのでお子様が日中に利用し、大人が夜に利用するといった場合は「機能制限」一覧画面から「使用制限時間を設定」を「オン」にして時間帯を設定することで利用使い分けて制限することができます。
ちなみに「ソーシャルネットワーク」という項目は、コンテンツを勝手にメールやSNSにシェアさせないための制限設定です。気になる場合はしておくといいでしょう。
一番重要なのが「アイテム購入をパスワードで保護」の設定です。
この設定は「機能制限」機能を有効化することで「オン」になっています。アプリ・有料コンテンツをダウンロードするのを防ぐために必須ともいえる設定なので必ず確認しておきたいところです。
また、一番下に「このプロフィールを監視」という項目もあります。こちらの項目を「オン」にしておくことで利用状況をクラウドに保存して監視することもできます。
セキュリティ
続いて「セキュリティ」の設定です。前述した「機能制限」を「オン」にすると「セキュリティ」起動の度にパスワードを求められるようになります。
ロック画面の「ロック画面のパスワード」を「オン」にすることで画面を起動するときにパスワードで保護することができます。

この設定をすることでFireタブレットを落としてしまった場合に、物理的な保護をすることができます。
セキュリティが気になるという方は、内部ストレージの「暗号化」をしておくといいでしょう。
「暗号化」作業を進める上で、本体バッテリーの残量が80%以上必要で充電コードに挿入されている必要があります。
問題なければ「続行」を選択。

ここで「ロック画面のパスワード」を入力します。

「Fireを暗号化しますか?」と、聞かれるので「暗号化」を選択します。

暗号化には1時間ほどかかるとありますが、実際に試してみたら15~20分ほどで完了しました。
システム
最後に「システム」です。ここでは設定しておくべきというほどの設定項目は特にありません。
「ユーザー補助」では、フォントサイズや字幕の設定といった見やすさ・使いやすさのための設定をすることができます。

お好みで設定を調整するといいでしょう。
また、「ヘルプ」ではどうしてもわからない人のために「ヘルプビデオ」やガイド付きのチュートリアルが用意されています。
「カスタマーサービス」で電話やメールでお問い合わせすることもできるようなので機会があれば使ってみるといいかもしれません。
まとめ
以上、Fireタブレットを購入したら設定しておきたい項目を全て紹介しました。