Facebookの仕様は度々変更されます。数年前の情報だと管理画面が違うということもちらほら。
できれば『最新の情報を確認』しておきたいところ。
ということで今回は、2022年の最新版として「Facebookページの作り方」を解説していきたいと思います。
この記事でわかること
- 最新のFacebookユーザー数
- 「Facebookページ」について
- 「個人アカウント」と「Facebookページ」の違い
- 「Facebookページ」の作り方
Facebookには2種類のアカウントがあります。「個人アカウント」と「Facebookページ(ビジネスアカウント)」です。
まず結論を伝えておきます。
「Facebookページ」とは、ビジネス向けのアカウントです。Facebook上のホームページみたいなもの。
私たちブログ運営者が、ブログをひろめたいという場合はこのFacebookページを使って活動します。
▼すぐに見たい方はこちらから。 (Facebookページの作り方)
「公式Facebookページ作成URL」⇒ https://facebook.com/pages/create
「個人アカウント」と「Facebookページ」の違いは後ほど詳しく解説しますが、簡単にまとめてみました。
「Facebookページ」 | 「個人アカウント」 | |
---|---|---|
管理者 | 本人のみ | 複数人で管理できる |
アカウント名 | 本名(ニックネーム可) | 会社名・ブログ名 |
アカウント数 | 1人1つ | 複数作成可能 |
それでは続きを見ていきましょう。
「最新」Facebookのユーザー数
まずはこのFacebook。どれ程のユーザーが利用しているのか見てみましょう。

出典 : Facebook Monthly Active Users(MAUs) – Meta Earnings Presentation Q4 2021(PDF)
2021年時点(公式発表)で月間アクティブユーザー数は28億人を超えています。
2020年に入って世界人口が78億人。そのうち世界のインターネット利用者が43億人(2019年時点)ですから、世界のインターネット利用者のうちの実に65%がFacebookをやっていることになります。すごいですね。

出典 : 世界銀行 – 世界/インターネット利用者
そのうちアジア太平洋だけで12億人とアジアの利用者が圧倒的に多いことがわかります。
ですが、アジア太平洋は我々日本はもちろんのこと人口が多い中国やインド、Facebook利用者が多そうな東南アジアを含めての12億人です。相当な人口数ですから、妥当と言われれば妥当といわれる数値かもしれません。
国内のFacebookユーザー数
日本国内のFacebookユーザー数は2600万人です。(2019年時点)
総人口は1億2000万人ですから、国内状況はTwitterやインスタグラムに押されてるとはいえ割合的には結構な人が利用していると言えます。
ですが、2015年のFacebook国内利用者が2500万人でした。それから数年間、それほどの伸びはなかったという見方もできるでしょう。
参考 : フェイスブック ジャパン長谷川代表が語る… | CNET Japan
「個人アカウント」とは
Facebookページの前にまずは個人アカウントから解説しましょう。
Facebookは実名で活動するSNSです。そのため本名以外で登録することはできません。
この実名で活動するアカウントが個人アカウント。
実名で「出身地」「学歴」「職歴」を書き込むため地元の仲間とつながることができるという特徴があります。
しかし、自分の経歴をさらけ出すということは個人情報がダダ漏れとも言えます。1人の個人アカウントから友達まで辿っていけるので、そういったところが日本ではそれほど定着しなかった理由のうちの1つとも言えるでしょう。
匿名で自由に活動できるTwitterが日本では受けていますね。
そんなFacebookの個人アカウントですが「旧姓」や「ニックネーム」「職業上の肩書きなど」を追加することができます。
参考 : Facebookプロフィールにニックネームや旧姓を追加… | Facebookヘルプセンター
ただしこれは、実名の後に「()丸括弧/まるかっこ」をつけての表示になるので、個人アカウントで活動する場合はやはり本名が必須と言えるでしょう。
「Facebookページ」とは
個人アカウントではビジネス活動をすることができません。
『では、ビジネス活用したい場合はどうしたらいいのでしょう?』
そのために用意されているビジネスアカウントがFacebookページです。Facebook上のホームページみたいなもの。
個人アカウントがあれば誰でも無料で作成することができますし、複数作成することができて上限はありません。
Facebookページを作成するためには個人アカウントが必要です。個人アカウントの上にFacebookページを紐付けて作成していく、というイメージをすればわかりやすいかと。
有料の広告を出稿したり、自社の商品を販売することもできます。
試しに自らのブログ名や上場している企業名を入れるとわかりますが、Facebookページをやっている場合は検索結果に出てくるのがわかります。つまりFacebookページをGoogleクローラーがインデックスしているのです。
このことから少しでもビジネス的な露出を増やした人は、Facebookページを開設する意味があると言えるでしょう。
「Facebookページ」と「個人アカウント」の違い
続いて「個人アカウント」と「Facebookページ」の違いを具体的に見ていきます。一目でわかりやすいように、並べて比較してみました。
それぞれこのような違いですね。
●Facebookページ | ●個人アカ | |
---|---|---|
管理者 | 複数人で管理できる | 個人のみ |
ログイン | ログインしなくても閲覧できる | ログインしないと閲覧できない |
アカウント名 | 会社名・商品名・サービス名 | 実名(ニックネーム可) |
アカウント数 | 複数作成できる(上限なし) | 1人1アカウント |
インデックス | される(検索結果で表示) | されない(ログインユーザーのみ) |
友達機能 | 個人に友達申請できない(リクエストは可) | 5000人まで友達申請可 |
広告出稿 | あり | なし |
予約投稿 | あり | なし |
カスタマイズ | あり | なし |
アクセス解析(インサイト) | あり | なし |
もちろんブログ運営者が、ブログをひろめるためにFacebookページを活用することもできます。
「ブログ名」「ユーザー名」と2つのアカウントを作ることができますね。ブログとは言えビジネスとし活動するわけですから「ユーザー名」を間違えて個人アカウントで登録しないように気を付けましょう。
Facebookページの機能
「個人アカウント」と「Facebookページ」の違いを理解したところで、Facebookページで使える機能を解説していきます。見てみましょう。
インサイト機能
Facebook版のアナリティクス。Facebookページの分析ができる無料ツールです。
- ページビュー
- 投稿のリーチ
- ボタンのクリック数
- エンゲージメント数
- 動画再生数
- 男女比データ など
インサイト機能で様々な分析を行うことができます。
ただし利用するには条件があり、Facebookページに30件以上の「いいね!」がついている必要があります。
Facebook広告
「Facebook広告」はFacebook上に出稿できる、SNS広告です。
「Facebookページ」を作るメリットとデメリット
Facebookページは無料で利用できるビジネスアカウントです。
企業やサービスの活動の場として利用することでかなりのメリットを得ることができます。具体的には以下のようなメリットとデメリットです。
メリット
- 無料で運用できる(低コスト)
- Googleの検索結果に表示される
- ビジネス向けの機能が豊富
- 複数人で管理できる
- ブランド力の確立
- ユーザーとコミュニケーションがとれる
- Facebook広告を利用できる
デメリット
- 時間や人的なコストがかかる
- コンテンツが届きにくい
- 若い世代にはあまりアプローチできない
- ページや管理画面の操作方法が度々変わる
Facebookページを使う上でのデメリット、それは時間や人的なコストの問題です。
ブログ運営で言うと「ブログ更新」だけでなく「WordPressカスタマイズ」。「Twitter」「Pinterest」などを使った集客など、たった1人では精一杯の作業量です。
個人事業主の規模でFacebookページをしっかり作りこむとなるとやはり時間がかりますし、人的な余裕がないと厳しいとも言えます。
また、若い世代では「Twitter」や「インスタグラム」「TikTok」などが主流で実名が基本のFacebookは正直それほどの人気はないと言えます。
そのような一部世代にはFacebookページの活動が全く届かない予想ができることでしょう。
しかし、Facebookページには沢山のメリットがあります。
まずは利用が全て無料という点。これは確実にコスト削減につながりますから、プラスに働くと言えます。
そして作ったFacebookページがインデックスされるというのは実はかなりのメリットかもしれません。Facebook上だけでなく、検索流入からも新規ユーザーを取り込むことができますからそこから売り上げにつながるという集客効果があります。
Facebookページをしっかりと作りこむことでブランド力を高めることができますし、プラスになることは間違いないでしょう。しかもFacebook広告を利用するわけではないのでしたら全ての機能が無料です。
「Facebookページ」の作り方
それではFacebookページを作る手順を見ていきます。
作るにあたっては個人アカウントが必要です。持っていない場合はまずはこちらから作っておきましょう。
Facebook公式⇒ https://www.facebook.com/
ここからは個人アカウントがあるという前提で話を進めていきます。
まずはログイン。続いてFacebookページ作成URLにアクセス。パソコン、スマホどちらからでもアクセスできます。
Facebookページ作成⇒ https://facebook.com/pages/create
パソコンから作成する
パソコンからの作り方でみてみましょう。さきほどのURLにアクセスすると、このような画面になります。

ちなみにスマホだとこのような画面。

スマホ画面から戻ってパソコン画面の説明です。
「ページ名」「カテゴリ」「詳細」を記入します。例えばブログならこのような感じです。
- 「ページ名(必須)」ブログ名
- 「カテゴリ(必須)」個人ブログ
- 「詳細」例… 〇〇情報を発信するブログ〇〇の公式Facebookページです。
記入したら「Facebookページを作成」をクリックします。
WhatsApp(ワッツアップ)とは?
すると「FacebookページをWhatsAppに接続しよう」というポップアップが表示されますが、接続せずにポップアップを閉じます。右上の「×(バツボタン)」→「退出する」をクリックです。

WhatsAppはメッセージや通話共有ができる、無料メッセージアプリです。2014年にFacebookが買収しました。
ユーザーとのコミュニケーションをはかるためのFacebook上のサービスと言えるでしょう。
後々この機能を追加したい場合は、いつでも接続連携することができますので最初から接続する必要はありません。
ポップアップを閉じるとこのように、Facebookページの編集画面に切り替わります。

ここで「プロフィールやカバー写真」だったり、FacebookページのURLになる「ユーザーネームを作成」します。時間があるとき、細かい設定もしておきましょう。
Facebookページを複数作成した場合は「ページを管理」から選べます。
まとめ
今回の記事のまとめです。
「Facebookページ」の解説をしていきました。
- 「Facebookページ」について
- 「個人アカウントとの」違い
- 「Facebookページ」の作り方
Facebookページはビジネス向けのアカウントです。
作りこむことでビジネスを加速させることができますし、検索結果にインデックスされるのでホームページがわりにもなります。
もちろん記事内で解説した通り、デメリットもありますがそれを補うだけのメリットがあります。
Facebookページがあなたのビジネスのお供になってくれることでしょう。