ECサイト(ネット通販サイト)が、気軽に買ったり・売ったりと年々私たちの身近なものになっています。
日本はもちろんですが、世界中の規模でECサイトの市場が右肩上がりで増加しています。その影響力は大きく、EC事業の新規参入を後押しする国まであるほどです。
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▼目次
photo by Zhao !
ECサイトを効率的に運営する方法
一言にECサイトを運営するといっても、「何を売るか」「どこで売るか」「在庫をどうするか」「売り上げを上げる」という問題があります。
この問題を1つ1つどのようにして解消していくかです。
何を売るか
その時期のトレンド品を探して仕入れるのもいいですが、無理にトレンドばかりを追い求める必要はありませんし、そればかりになるとリサーチするのに時間がかかってしまいます。
世の中のありとあらゆるモノには人間が付けた値段というものが付いているので自分が売りたいと思ったもの、自分の好きな趣味のジャンルのモノで入口はいいと思います。つまりは何でもいいのです。
小さな実店舗を持っている場合、農業をやっていて野菜やお米を作っている場合であっても今は実店舗とECサイトと両方持っていて、ECサイトでかなりの売り上げを上げている業者は多いといいます。
ここで、仮に中国から輸入してiPhoneケースを売るとしましょう。
中国から輸入して日本で売ることを中国輸入といい、実際日本は中国製品であふれています。中国輸入は売上に対して原価率が低く抑えることができますし、日本の100円均一は勿論あのダイソーがかつては中国輸入をしていたという話です。
仕入先は利益が出でて、ある程度需要があれば国内でも海外のどこでもオークションからだっていいんです。
※日本国内で業として中古品を販売する場合は古物商の許可が必要になります。
どこで売るか
何が売るかが決まったら次はどこで売るかです。ネット上でECサイトを立ち上げるといっても、どこで売るかという選択肢によって売り上げは大きく変わります。
そこでいくつか例を挙げてみましょう。
自分でECサイトを制作する
自分で作るのであれば、カラーミーショップというECサイト構築のためのサービスを利用するのも1つの方法です。
初期費用が3240円、月額が900円と手が届かないほどの利用額ではありませんし、本格的なECサイトを作ることができます。
無料で作りたいのであれば、WordPressです。WordPressにはECサイト構築のためのプラグインがあります。とはいえ、自分で全て作るとなると商品ページを作り出品作業をするという作業が大変です。売上が上がったら出品作業代行業者に任せるという選択肢もあります。
ECプラットフォームで売る
ECプラットフォームといっても数えきれないほどあると思いますが、有名なのがAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・ヤフオク・メルカリ・BUYMAなどの巨大プラットフォームです。
例えばYahoo!ショッピング、BUYMAであれば売れた時に手数料はかかりますが出品するだけなら無料です。BUYMAは無在庫販売が基本なので少ない資金ではじめれます。楽天は他のサービスに比べるとやや高いかもしれません。
また、Amazonアソシエイトと他のEC系アフィリエイトを併用している人は統計でわかるかもしれませんが圧倒的に売れるのがAmazonです。
Amazonには出品者としても一般がAmazonマーケットプレイスに参加することができますから、カートを取れて商品にアクセスさえ集めることができれば売り上げが期待できます。
ちなみにマーケットプレイス出品者にとって「カートを取る (商品が購入されやすくなる)」ということが直接売り上げを左右することなので、重要視されています。
Amazon輸出やebay輸出
Amazonは日本だけでなく世界中に展開しているECプラットフォームなので、米国やヨーロッパなどの海外版Amazonで売ることもできます。
また、逆にAmazon輸入という方法もあります。海外版Amazonや海外のECサイトで仕入れて日本のAmazonで売るのです。
輸入や輸出をする場合、関税やそのときの為替レートによる利益を計算する必要があります。
ebayは世界最大規模のネットオークションサイトです。ECショップもあります。販路を海外まで広げた場合、ebayのような巨大プラットフォームも活用することでさらに可能性が広がります。
FBAマルチチャネル
商品在庫を多く抱えているのであればFBAマルチチャネルが有効です。
FBAマルチチャネルはAmazon内のサービスのうちの1つですが、このサービスの凄い所は販路がAmazon内じゃなくてもいいところにあります。
例として、中国輸入で仕入れた商品をまずAmazonで販売するとしましょう。商品はFBAで納品します。
FBA納品を利用すると、ECサイトを運営しているとネックになってくる在庫管理・梱包作業・配送作業の手間が省け、なおかつだいたいの配送会社を選ぶよりも安い配送料・手数料でやってくれるのです。
ECサイトを運営していると梱包や配送作業が思ったよりも手間になってのしかかってくるのでこれは大きなメリットといえます。
他にも、FBA納品をするとお客さんが購入するときの送料が無料になりますし、出品者からしてもカートを優先的に取れるので売上もあがりやすくなるのです。
売り上げが上がってきたら販路を広げたくなるときがあります。商品を自分で構築したECサイト・楽天市場・Yahoo!ショッピング・ヤフオク・BUYMAなどでも同じ商品を同時に売るとしましょう。
このような展開をした場合、売れた商品はそれぞれのECプラットフォーム内のショップで別々の配送をすることになります。
そうなってくるとそのうち1人では回らなくなってくるでしょうし、効率的とはいえないですよね。
FBAマルチチャネルの凄い所は、Amazon以外の例えばヤフオクや自分が構築したECサイトで売れたと商品でも自分がやるより安い手数料・配送料で代行して梱包から配送までやってくれる所です。
初期のFBAマルチチャネルではAmazon以外の販路で梱包した場合はAmazonのマークが入った段ボールでしたが、今ではAmazonマークが入らないのでお客さんからはAmazonから送ってきたということすらわかりません。
これを活用すれば、自動販売機のような自動化の仕組みが作れます。
商品だけこちらで用意すれば在庫管理・梱包・配送・お客さんへの対応(Amazonの販路のみ対応)は全てAmazonがやってくれるのです。
Amazonで売れなくても他の販路で売ればいいですし在庫も残らないので安心です。さらにこのサービスが海外のAmazonでも同じくあるので、あらゆる可能性があります。
■まとめ
Amazonやヤフオクの出品者は個人事業主だけでなく、法人もいるように今は1からECサイトを構築しなくても巨大ECプラットフォームの力を借りればやり方次第で大きな売り上げを上げることもできます。
例えるなら巨大ショッピングモールの場所を借りて出店しているようなものですから、小さな無名のお店から始めるよりリスクがなく売り上げを上げやすいといえます。