ブログを運営しているとドメインを変更したいと思うことってあると思います。
そんな時はどのようにして古いドメインから新しいドメインへ移行するのかをご紹介します。
photo by Widjaya Ivan
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▼この記事の目次
どうしてもサイト名を変更したくなった。ドメインを変更したくなった。ということありますよね?
当ブログもそうです
変更する理由はとりあえずなんとなくですがシンプルな方がいいかなと。
当ブログも実際にドメイン変更しました
・旧…WEB向上委員会(http://web-kojo.com/)
・新…めちゃログ(https://mechalog.com/)
サーバー環境は旧と同様新ドメインもそのままで変更なし
全体の流れとしては
「新WordPressをインストールしておく」
↓
「新しいドメインの取得」
↓
「旧データを旧WordPresから新WordPressに全て移す」
↓
「ドメインの変更をGoogleサーチコンソールに知らせる」
ちなみに最近のGoogle検索エンジンではURLを変更したら新しいURLにしっかりと変えてくれるようです。
新WordPressは事前にインストールしておきましょう。
新しいドメインの取得
事前に独自ドメインを取得しておきます。
ドメイン名を決める基準ですがブログ名にそったドメイン名の文字列で長いよりはできるだけ短めな方が良いようです。
ハイフンは入れた方がいいのか?入れない方がいいのか?
例えばブログ名にそった希望のドメインが第3希望まであるとします。
- 第1希望… kiboudomain
- 第2希望… kibou-domain
- 第3希望… kibou-d
場合によっては第1希望が他で使用されていて取得できない場合があります。
こんな場合はハイフンを付けたりして取得する事になるかと思います。
日本ではハイフン(-)が入っているサイトは一般的多くありますが、Twitterアカウント名はハイフンが使えないのでTwitterアカウント名と同じドメインにできないという理由でハイフンを入れないという人もいるみたいです。
SEOの面では入れない方がいい派と入れた方がいい派と賛否両論あるみたいですが、ハイフンを一つだけ使う位ならあまり変わらないかもしれませんね。
実際にハイフンを使用しているドメイン名は海外の方から言わせるとダサいみたいです。
それにハイフン入りのドメイン名サイトに抵抗があり評価も低いみたいなので海外向けのブログを発信する場合はハイフンを使うのは避けるのが無難でしょう。
ドメイン変更時の注意点
まず注意する点はドメインを変更するという事は書き溜めた記事もそっくりそのまま移動するという事ですから、旧ドメインですでにインデックスされているという問題があります。
Googlebot(クローラー)からすれば旧ドメイン→新ドメインに変更したということがわからないので新ドメインの移動した記事がパクリサイトとして認定されてしまうということです。
そうならないためにはGoogleサーチコンソール(旧ウェブマスターツール)にURLを変更した事を届ける必要があります。
旧データを旧WordPresから新WordPressに全て移す
旧データをエクスポートするという作業をする必要があるのでやってみましょう。
旧WordPressからデータをエクスポート
まず旧ドメインのWordPress管理画面へいきます。
「ツール」→「エクスポート」を選択。
画面が変わるのでエクスポートする内容を選択します。
ちなみに「すべてのコンテンツ」だと全投稿やカテゴリー、画像ファイルなどほぼ全ての主要データが該当しますが、プラグインは含まれていないので後で自分で入れる必要があります。
内容を決めたら「エクスポートファイルをダウンロード」をクリック。
新WordPressに旧データを移す
インストールしたばかりの新WordPressにログインします。
管理メニューから「ツール」→「インポート」を選択。画面が切り替わるので「WordPress」を選択します。
するとプラグインの「WordPress Importer」をインストールする画面になります。
「いますぐインストール」をクリックし続いて「プラグインを有効化してインポートツールを実行」をクリックします。
「ファイルを選択」をクリックしさきほどエクスポートしたxmlファイルを選び「ファイルをアップロードしてインポート」をクリックします。
「Assign Authors」(著者の割り当て)では新ブログの筆者を選択します。デフォルトのままだと旧ブログからの筆者引継ぎ、筆者のニックネームを変える場合は空欄に筆者名を書くか「Select」から選択します。
したの「Import Attachments」には画像ファイルを新ブログへ移行するためのものなので必ずチェックしておきましょう。
最後に「Submit」をクリックします。
画面が切り替わり一番下に「All done.Have fun!」と表示されれば新ブログへのデータの移し替えが完了。
テーマ・子テーマが初期に戻っていたので広告、SNSのウィジェット、ファビコンなどもなくなるはずです。当ブログも初期値になっていたので戻しました。
インポートツールとして使用したプラグインも特に使用する事はないと思うので削除しておきます。
301リダイレクトを設定する
301リダイレクトとはGoogleが推奨しているサイト移転の方法でクロールの評価を引継ぎもできるというものです。
301リダイレクトを設定した後にユーザーが旧URLへアクセスすると自動的転送されに新URLが表示されます。
301リダイレクトとはユーザーとクロールの両面からみて重要で有効な役割をもっています。
「.htaccess」を設定する方法もありますが旧WordPressにプラグインを入れるという作業なので重くなるとか気にならないしまぁいいかなと。
301リダイレクトするためのプラグイン「Redirection」を使用します。
Redirectionのインストール方法
旧ドメインのWordPress管理画面へアクセスする。
「プラグイン」→「新規追加」をクリックし「Redirection」と入力し検索をかける。
「いますぐインストール」→「プラグインを有効化」をクリック。
Redirectionの設定方法
左メニューから「ツール」→「Redirection / リダイレクション」を選択。以前このプラグインを使用した時は日本語だったのに今回なぜだか英語表記になっていました。
・変更するのはこの箇所
「Source URL / ソースURL」…旧ドメインのURL。
「Target URL / ターゲットURL」…新ドメインのURL。
「Regular expression / 正規表現」…チェックをし有効にする。
「Add Redirection / リダイレクトを追加」をクリック
これで完了。
他の設定はとくにする必要はないと思われます。試しに旧ドメインのページにアクセスし新ドメインのサイトが表示されればOKです。
上部の「Hits」という所で旧ブログにアクセスしリダイレクトされたログの回数が表示されます。
ドメインの変更をGoogleサーチコンソールに知らせる
そしてブログの移動は完了しましたが仕上げにこちらの作業をする必要があります。
新ドメインの登録をする
続いてGoogleサーチコンソール(旧ウェブマスターツール)にアクセス・ログインします。
「プロパティの追加」を選択し新ドメインを入力します。
ドメインの所有権の確認もHTMLファイルをアップロードなどでしておきます。
アドレス変更ツールの使用
GoogleサーチコンソールのヘルプでもGoogleが推奨しているようなのでこの設定を必ずしておきましょう。
この設定をすることでブログ移転をする上でのGoogle検索への影響を最小限におさえます。
お次に旧ブログのプロパティに移り「設定」→「アドレス変更」をクリック。
上から順に「確認」をしていき「送信」をクリックします。
これでサイト移行の報告が完了しました。
サイトマップの送信
つづいて「Google XML Sitemaps」でサイトマップを作成してからのGoogleサーチコンソールへのサイトマップ登録です。
サイトマップのテストをしたらこのようになってしまいました。
すぐは反映されないのですが一日置くとエラーなくなり解決していると思います。
追記 : エラー解消までだいたい2.3日かかりました。