「デジタル」 GIMPを使った夜空・星の描き方!

前回デジタルで空と雲を描いたので、今回は夜空と星を描いてみました。星を描くのに星に詳しくなる必要はないですが、なんとなく星の基礎知識からまとめてみましたので気が向いたらそちらもご覧ください。

目次

「ざっくり」星の基礎知識

star

一言に星といっても「恒星」「惑星」「衛星」と大きく3つに分類する事ができます。まずこれらの違いから見ていきましょう。

photo by Ryan Wick

恒星 / こうせい

自らが発光し輝く天体が恒星と呼ばれています。太陽も自らが発行していますよね?

そうです太陽も恒星の一種なのです。地球から一番近い恒星が太陽で、無数にある恒星のうち太陽系には唯一太陽だけが恒星となります。

といっても私達が夜空を見上げて肉眼で見ることができる星はそのほとんどが自らが輝く恒星です。

「最大の恒星」はくちょう座V1489星

太陽はかなりの大きさだと思いますが太陽より大きい恒星はその何十倍、何百倍の大きさと言われています。現在確認されている宇宙の中で一番大きな恒星は「はくちょう座V1489」といわれている星で、なんと太陽の1650倍にもなります。

太陽が地球のおよそ109倍と言われているので、この恒星が想像を絶する大きさだという事がわかりますね。

惑星

earth

惑星の定義には「太陽系惑星」と「太陽系外惑星」とで異なる部分があります。「太陽系惑星」とは地球も含めた水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の事です。惑星は惑う星 (まどうほし) という所から惑星と言われているそうです。

冥王星は1930年に米国の天文学者による発見以降惑星とされていましたが、2006年に新しく定められた定義により準惑星という位置付けとなりました。

昔は
「すい(水)、きん(金)、ち(地)、か(火)、もく(木)、ど(土)、てん(天)、かい(海)、めい(冥)」
※ 時期により …めい(冥)、かい(海) の順らしい

と教わってきましたが・・

今では
「すい(水)、きん(金)、ち(地)、か(火)、もく(木)、ど(土)、てん(天)、かい(海)」になったという事ですね。

しかし、冥王星がそのまま準惑星かそれとも惑星なのかは現在も意見が分かれている所とされています。

太陽系外惑星

太陽以外の恒星の周りを回っている惑星を太陽系外惑星、または系外惑星と呼びます。系外惑星が発見されたのは比較的最近の1995年となり、それから現在まで数多くの系外惑星が発見されました。

2015年には地球に似ているとされる地球型惑星が発見されているようです。また、肉眼で見える星と呼ばれるほとんどの恒星の周りには惑星が公転しているとされています。

衛星

月

衛星は惑星の周りを公転している星です。地球の衛星は月となります。衛星は地球以外の惑星にも発見されています。

星の描き方

使用ソフトは「GIMP2.8」です。

夜空を描く

まず星の土台となる夜空を描きます。一番上の暗い色を一番下レイヤーとするので塗りつぶします。
star5

次に「にじみ」ツールを使い各レイヤーの色をなじませて色を作っていきます。足りない色があれば継ぎ足していきましょう。

やり方は人それぞれでしょうがレイヤーごとに複数の色で分ける場合、レイヤー名を「fff020」などの色の名前にすると後でわかりやすいです。

▼「にじみ」ツール
star2
レイヤーごとに色を分けてグラデーションになるようなイメージで全体の色を作ります。今回絵のアクセントとして木をブラシツールで描きました。
とりあえず空は完成です。
star

星を描く

次に星を描いて仕上げていきます。今回、星の色は黄色を色に近い色合いに近づけた薄い黄色にしました。

star3

あとは星空の写真などを参考に星を全体に散りばめていきます。丸い形のブラシツールを使いサイズを1~3.5位の中で星の形を表現します。

まず大きい星を全体に配置します。次に中間サイズの星をそれらしく配置していき、次にもう少し小さいサイズのブラシを使い…

といった感じでブラシの大きさを0.5サイズの単位で少しずつ変えながら星を表現する事が今回のポイントとなりました。後で修正もできるように星も大きさによってレイヤーを使い分けます。

star2

題して「星空と木」、完成です!

star-tree

まとめ

夜空や星は描くというか色の使い方がポイントになってきます。それでは、次回のイラストコーナーでも何かしらの絵に挑戦してみたいと思います。

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