- 「データベースが肥大化すると、どんな影響があるの?!」
- 「WordPressにおけるデータベースとは?」
- 「データベースのゴミを削除したい!」

今回はこのような悩みをすっきり解決します!おまかせください。
WordPressのデータは「ディスク容量」と「データベース容量」2つの種類があります。
簡単にまとめると「ディスク容量=大きなデータが入る場所」「データベース容量=小さなデータが入る場所」です。
それを踏えた上でWordPressデータの仕組みを以下にまとめました。
- ディスク容量… ディスク容量とは「Web領域」+「メール領域」のこと。画像・動画やテーマ・プラグインなど大きなデータが入る領域。
個人ブログの目安…2~6GB。多くても10GB - データベース容量… データベース容量とは、テキストファイルやメタデータのこと。ディスク容量に比べると遥かに小さいデータ領域。
個人ブログの目安…1GB。多くても2GB
データベースにはプラグインの設定や投稿タイトル・テキストのデータが格納されますが、メンテナンスを行わないとプラグインやリビジョンといったデータのゴミが溜まっていきます。
結果、データベースを次第に圧迫してしまうというわけです。
データベース容量を圧迫してしまうと以下4つの影響が出てくるので、肥大化する前に早めの対処が必要になるというわけです。
- 記事の保存ができなくなる
- ページ表示速度の低下
- ブログが表示されなくなる
- 追加費用がかかる
今回の記事は、WordPressにおける「データベースの初歩的な基礎知識」から「プラグインを使ってデータベースを最適化する方法」までわかりやすく解説していきます。
今回使用するプラグイン / データベースの最適化
今回の記事を読めばデータベースの重さが原因のパフォーマンス低下や、エラーが原因でサイトが見れなくなった場合にサクッと直すことができます。
WordPressのデータベースについて知りたい方必読の内容です。
それでは、さっそく始めていきましょう。
「WordPress」データベースとは?
データベースとは、コンピュータ上のデータの集まりです。
大量のデータにアクセスしやすいように種類別に分けられ管理されます。



一言にデータベースと言っても様々な種類があるため、ここではWordPressにおけるデータベースを解説していきたいと思います!
そもそもWordPressにおけるデータベースとは、どのような役割をしているのでしょうか?
具体的に見ていきましょう。
ディスク容量とデータベース容量
WordPressのデータは「ディスク容量」と「データベース容量」の2つに分けられます。
ディスク容量は「大きなデータが入る場所」。データベース容量は「小さなデータが入る場所」です。
- ディスク容量=大きなデータが入る場所
- データベース容量=小さなデータが入る場所
具体的には以下のデータが格納されます。
- ディスク容量… ディスク容量とは「Web領域」+「メール領域」のこと。画像・動画やテーマ・プラグインなど大きなデータが入る領域。
個人ブログの目安…2~6GB。多くても10GB - データベース容量… データベース容量とは、テキストファイルやメタデータのこと。ディスク容量に比べると遥かに小さいデータ領域。
個人ブログの目安…1GB。多くても2GB
データベースに格納されるデータ
データベース容量について少し深掘りしてみましょう。
ブログ運営を続けていく上で気になるのがプラグインの設定情報やリビジョンなどのデータのゴミです。
プラグインによっては削除してもデータベースにデータゴミを残してしまうものもあります。
リビジョンはテキストデータですから、データベースの方に格納されるというわけです。
WordPressを運営していく上で、データベースに溜まっていく情報を一覧にしてみましょう。
- 記事タイトル
- 記事本文
- リビジョン
- タグ・カテゴリ情報
- プラグインの設定情報
- コメント
- メタデータなど
具体的にこのようなデータの情報がデータベースに蓄積されていくわけです。
記事タイトルや記事本文などの必要最低限の情報はいいとして、気になるのがプラグインの設定やリビジョンなどのゴミが溜まることによる影響です。
プラグインを使ったリビジョン機能の削除&無効化方法は別記事にてわかりやすく解説していますので、気になる方はそちらも合わせてお読みください。


【4つの影響】データベースが肥大化するとどうなる?
続いて、データベースを圧迫することによる影響をまとめてみましたので見ていきましょう。
データのゴミがデータベースを圧迫して肥大化することによる影響がWordPressブログのパフォーマンス低下です。
具体的には以下4つの影響があります。
- 記事の保存ができなくなる
- ページ表示速度の低下
- ブログが表示されなくなる
- 追加費用がかかる
まずWordPressの場合、記事のテキスト情報がデータベースに格納されるので記事の保存などができなくなります。
また、データを格納する容量を圧迫しているわけですから、ページの表示速度にも影響します。
そして、やっかいなのが「データベース接続確立エラー」の原因になるということ。


そうなるとWordPress全体がダウンしてしまうため、ブログにアクセスできない状態になってしまいます。
そうならないためには日頃のメンテナンスや対策が必要になってくるというわけです。
プラグインとリビジョンのデータゴミが溜まる
WordPressのプラグインはデフォルトでは備わっていない機能を追加するための拡張ツールとなります。
そのため普通に使う分には大変便利なツールですが、入れ過ぎには注意が必要です。
入れすぎることにより動作が重くなったりエラーを起こす原因となるのはもちろんですが、プラグインによってはたとえ削除したとしても見えないデータのゴミがデータベースに溜まってしまいます。



プラグインをあまり入れたくない派はそうゆう理由からプラグインを入れ過ぎないようにしているんだね!
そしてもう1つ、WordPressにはリビジョンという機能があります。
「MySQLって何?」オープンソースのデータベース管理ソフト
WordPressのデータベースは基本MySQLが使われています。
MySQL(マイ・エスキューエル)とは、世界で最も利用されているオープンソースのデータベース管理ソフトです。
現在ソフトウェア開発を行う企業、オラクルが開発・管理を行っています。
大量のデータを高速で処理できるため多くの有名企業が利用します。
無料で使えるため大幅なコストダウン効果があります。
実はYouTubeやX(旧Twitter)など、の大規模プラットフォームもこのMySQLを利用しています。
- YouTube
- Yahoo!
- X(旧Twitter)
- Nokia
- WordPressなど(レンタルサーバー)
また、WordPressを使ってブログ運営するにはレンタルサーバーを使う必要がありますが、ほとんどのレンタルサーバーはMySQLを使っています。



多くのレンタルサーバーは、MySQLかMySQLから派生したMariaDBを採用しているワン!
このように多くの主要レンタルサーバーがMySQLまたは、次世代データベース管理ソフトのMariaDBを採用していることがわかります。



つまり、WordPressのデータベースに溜まったデータゴミはMySQLやMariaDBを操作することで綺麗にお掃除できるというわけだね!
データベースのゴミを削除する方法
WordPressを安定的に運営していくためには、定期的なメンテナンスが必要です。
プラグインやリビジョン機能によって溜まったデータのゴミをしっかりお掃除して綺麗な状態を保つ必要があります。
リビジョンは自動で記事をバックアップしてくれるわけですから、使い方次第では大変便利な機能です。
ですが、初期設定のまま使い続けることで次第にデータベースを圧迫していくこととなります。


そこでデータベースのお掃除(最適化)を行うプラグインが必要になるわけです。
データベース最適化のプラグイン「WP-Optimize」
データベースを最適化するのにおすすめのプラグインが「WP-Optimize」です。
データベース系のプラグインは数あれど、こちらのプラグインがおすすめな理由がいくつかあります。
- 圧倒的なダウンロード数(100万超え)
- 日本語対応でわかりやすい
- スパムコメントも削除できる
- 難しい設定が不要
圧倒的なダウンロード数
まずは圧倒的なダウンロード数です。
多くの人が利用するのは理由があります。「データベース系のプラグインといったらこれだ」というユーザーが多かった結果が、このダウンロード数につながったのでしょう。
日本語対応でわかりやすい
WP-Optimizeがおすすめな理由その2、日本語対応でわかりやすいということです。
WordPressのプラグインは英語表記のものが多いので、日本語対応というだけで使いやすくおすすめな理由となります。
スパムコメントも削除できる
WP-Optimizeが消せるのはリビジョンだけじゃありません。
スパムコメントなどもすっきり削除することができます。
大量のスパムコメントは悩みの種と言えるので、それもWP-Optimizeがおすすめな理由と言えるでしょう。
難しい設定が不要
WP-Optimizeは難しい設定不要でデータベースを最適化することができます。
WordPressのプラグインでありがちなのが難しい設定ですから、難しい設定が不要なのはWP-Optimizeを選ぶもう1つの理由と言えます。
このように、プラグインのゴミやリビジョンによってゴミが溜まったデータベースのお掃除をするならWP-Optimizeがおすすめです。
そのインストール方法から使い方まで見ていきましょう。
「WP-Optimize」のインストール方法
それではWP-Optimizeをインストールしていきましょう。
まずはプラグイン本体をインストールします。
WP-Optimize公式ページ
https://ja.wordpress.org/plugins/wp-optimize/



管理画面から検索してインストールする方法でもOKです!
WordPressの管理画面にログインして「プラグイン」→「新規追加」をクリック。
検索枠に「WP-Optimize」と入力すると「WP-Optimize – Cache, Clean, Compress.」というプラグインが出てきますので、そちらが今回使用するプラグインです。
「今すぐインストール」→「有効化」でWordPressへのインストールが完了です。


「WP-Optimize」の設定方法
続いてWP-Optimizeの設定方法ですが、設定を行う前に1つだけ注意点があります!
WP-Optimizeには定期的にデータベースの最適化を行う自動化設定がありますが、ここではおすすめしません。
自動でお掃除してくれるので大変便利な機能ですが、重さやエラーの原因になる可能性があります。
そのことから1度最適化を行い、データベースの不要なデータを削除したら「プラグインを無効化する」これが正解です。
しばらくしてもう再度使いたい場合は、再インストール&有効化して最適化を行うことをおすすめします。
注意点がわかったところで、ここから設定方法を見ていきましょう。
WP-Optimizeの「有効化」を行うと、管理画面左下の方に「WP-Optimize」という項目が作られるのでまずはそちらをクリックします。


画面が切り替わり、データベース内で最適化が必要なデータが一覧表示されます。
デフォルトでチェックが入っているデータはそのまま全て削除で問題ありません。


- データベーステーブルの最適化
- すべての投稿リビジョンをクリーン
- すべての自動下書き投稿をクリーンアップ
- すべてのゴミ箱内の投稿をクリーンアップ
- スパムとゴミ箱のコメントを削除する
- 未承認コメントの削除
「
マーク」の削除問題はその下の項目です。
「
これらの「 マーク」を削除したい場合は、必ず事前にバックアップをとっておきましょう。


これらの設定は環境によってはエラーを起こしてしまう可能性があります!
そのため、ここではあえておすすめしません。
とは言え、これらの削除項目を最適化することでデータベースがすっきりすることは間違いないので、気になる方はバックアップをとった上一度削除しておきましょう。
「
マーク」の削除項目を1つずつ見ていきます。- 期限切れの transient オプションを削除
-
transientとは、WordPressの中で作られる簡易的なキャッシュ機能のこと。表示速度高速化のためにあり、有効期限付きでデータベース内に格納されます。
有効期限が切れているキャッシュが溜まっていれば一度削除するといいでしょう。 - ピンバックの削除
-
ピンバックとはリンクを貼ったことを相手のブログにコメントで知らせる機能です。溜まっている場合は一度削除でいいでしょう。
ピンバック機能が不要であれば、これを無効化することをおすすめします。「設定」→「ディスカッション」でデフォルトの投稿設定のチェックを2つ外します。
- トラックバックの削除
-
トラックバックとは、他人の記事を参考としてリンクを貼った時に相手にそれを通知してくれるという機能です。
ピンバックと似ている機能ですが「ピンバックは自動」「トラックバックは手動」という違いがあります。こちらも特に必要としないなら一度削除しておけばいいでしょう。 - 投稿メタデータのクリーン
-
投稿毎に保存される不要なメタデータの削除です。
記事数が多いブログは一度すっきり削除されることをおすすめします。 - Clean user meta data
-
名前やパスワードなどのユーザーのメタデータです。あまり溜まることはないので任意でいいでしょう。
- コメントメタデータのクリーン
-
不要なコメントのメタデータの削除です。溜まっている場合は削除しておくといいかもしれません。
- 孤立したデータのクリーン
-
データベースの中で使用されていない不要データです。すっきりさせたいなら削除するといいでしょう。



当ブログは一度すっきりリセットしたかったので以下の設定にしたワン!


準備ができましたら「選択した全ての最適化を実行する」をクリックして、最適化を行います。


これでリビジョンを始めとしたデータベースのデータゴミがすっきり最適化されているはずです。


まとめ
まとめです。
今回は、WordPressにおけるデータベースの初歩的な基礎知識から、プラグインを使って肥大したデータベースを最適化する方法までご紹介しました。
データベースの肥大化は以下のような原因に直結します。
具体的には以下4つの影響があります。
- 記事の保存ができなくなる
- ページ表示速度の低下
- ブログが表示されなくなる
- 追加費用がかかる
そのためデータベースが肥大化する前に、データベース系のプラグインを入れることで肥大化によるパフォーマンス低下やエラーの原因を抑えることができます。
データベースの最適化に使用したプラグインは「WP-Optimize」です。
WP-Optimizeはほぼ設定なしで使えるので簡単便利なおすすめプラグインになります。



データベースの容量でお悩みの方は、こちらのプラグイン導入を検討されることをお勧めします!
今回の記事に関連する記事があります。
「そっちも読みたいよ」という方はその記事もチェックしてみてください。最後までありがとうございました。





