Cookie(クッキー)って許可しても大丈夫?サードパーティや規制について解説!

Cookie(クッキー)って許可しても大丈夫?サードパーティや規制について解説! | Eyecatch-Image

たまに見かけるCookieって何?
どこまでの情報が含まれるの?
Cookie規制について知りたい!
規制でアドセンスの収益が半減するって本当?

案内人

今回の記事は、そんな疑問をまとめてすっきり解決します!

Webページを閲覧するとたまに「Cookie」使用に同意するかの許可・拒否を尋ねられる場合があります。
こんなとき、Cookieを理解していないと同意するべきか戸惑ってしまいます。

結論を言うと、Cookieはユーザーの利便性を高めるための機能。個人情報が特定できない情報なので、許可しても問題ありません。

また、便利なネット通販Amazonや楽天市場ではこのCookie使用が前提のため、拒否することで買い物できなくなる可能性があります。このことから、快適なネット環境を作るためにはCookieはできることなら許可しておいた方がいいと言えるでしょう。

Cookie3つのメリット・デメリット

3つのメリット
  • 一度ログインすればIDやパスワードを入力しなくてもログインできる
  • カートに入れた商品が保存されるためスムーズな買い物ができる
  • 自分の嗜好に合わせた広告が配信される
3つのデメリット
  • 共有のパソコンを使ったCookie情報が第三者に漏洩してしまう
  • 同じ広告が何度も表示され不快に感じてしまう
  • ネット上の行動が監視されている感覚になる

このようにネットを快適にするための機能Cookieですが、ここ数年でCookieを規制しようという動きが高まっています。
規制対象はサードパーティという種類のものですが、今回はそのサードパーティや気になるCookie規制についても解説していきたいと思います。

Cookie2つの種類
  • ファーストパーティ 訪問するWebサイトが発行するCookie
  • サードパーティ 訪問するWebサイト以外のドメインが発行するCookie
ジョン齊藤

ちなみにサードパーティが廃止されるとアドセンス広告が半減するという情報もありますが、これについては代替技術「Topics」によってさほど影響を受けない可能性が高いです!
このTopicsについては、機会があれば別記事にて解説します

それでは、さっそく始めていきましょう。

目次

「Cookieとは」Webページの利用情報を記録するファイル

Cookieは、ユーザーがWebページを閲覧した履歴や入力したデータなどの情報を記録して、一時的に保存しておくファイルのことです。

Cookieを保存することで、ユーザーが再びサイトを訪れたときに入力する手間が省けます。
ブログやサイト運営者側もユーザーの嗜好に合わせて適切な広告を配信したり、Webマーケティングで利用したりと双方にメリットがあります。

「Cookie」3つのメリット・デメリット

Cookieは本来、ユーザー側とサイト運営者側双方にメリットがあるものですが、もちろんデメリットもあります。
訪問ユーザー側から見たメリットとデメリットといくつかあげてみましょう。

まずはCookieを利用する3つのメリットです。

3つのメリット
  • 一度ログインすればIDやパスワードを入力しなくてもログインできる
  • カートに入れた商品が保存されるためスムーズな買い物ができる
  • 自分の嗜好に合わせた広告が配信される


面倒に感じてしまうのが、ログインしたIDやパスワードを毎回入力する必要がある場合です。
こんなときはCookieを利用することで再度入力する手間が省け、より快適に利用することができます。

2つ目のメリットはECサイトの買い物時、カートに商品を入れておいた場合です。
Cookieがないと再度商品を探す必要があり余計な手間がかかりますが、Cookieがあることでカートに商品が入ったままなのでユーザーの利便性が増します。

Web犬タロウ

ちなみにAmazonや楽天市場でもCookieが使われているワン!
快適なネットショッピングはこのCookieによって保たれているわけだね!

そして、Cookieを利用する3つのメリットは「自分の嗜好に合わせた広告が配信される」です。
自分が求めていた、欲しかった商品やサービスが自動的に判断され表示されるので情報を探す手間が省けます。

このようにCookieは3つのメリットがあります。
Cookieに対して否定的な見方もあるかもしれませんが、本来はユーザーの利便性を向上させるためのものです。Cookieを拒否することで、本来使えるはずの機能が制限されてしまう可能性があります。

続いてCookieを利用する3つのデメリットを紹介しましょう。

3つのデメリット
  • 共有のパソコンを使ったCookie情報が第三者に漏洩してしまう
  • 同じ広告が何度も表示され不快に感じてしまう
  • ネット上の行動が監視されている感覚になる


1つ目に情報の漏洩です。

例えば、会社やネットカフェなど第三者も利用できる共有のパソコンを使う場合。
ログインのIDやパスワード、閲覧履歴による趣向に合わせた広告などが第三者に見えてしまうので情報が漏洩してしまう可能性が高いです。
そのため共有で使うパソコンではCookie機能をOFFにすることが望ましいと言えるでしょう。

2つ目のデメリット「同じ広告が何度も表示され不快に感じてしまう」です。
リターゲティング広告ではユーザーの閲覧履歴や行動に合わせた広告が表示されますが、Webサイトを横断して同じ広告が何度も表示される可能性があります。
そのため、それを不快に感じてしまうユーザーも少なからずいます。

その反面、広告主や広告を設置する運営者側にとってはリターゲティングは幅広いユーザー層を獲得するため、成果がでやすいという特徴があります。

ジョン齊藤

GoogleやYahooの広告がこのリターゲティングを活用しています!

Cookieを利用する3つ目のデメリットが「ネット上の行動が監視されている感覚になる」です。
個人を特定できない情報とは言え、自分の行動がネット上に保管され追跡されるわけですからそれを不快に感じるユーザーもいます。
このようなデメリットにより、Cookie規制につながる要因となったと言えます。

確かに情報が残ったり追跡されるのはデメリットです。
しかし、Cookieを使うことでより便利になるわけですから、それ以上にメリットがあるという見方もできます。

2つの種類「ファーストパーティ」と「サードパーティ」

2つの種類「ファーストパーティ」と「サードパーティ」


Cookieには、大きく分けて2つの種類があります。
「ファーストパーティ」と「サードパーティ」です。

これらの違いは1つ、どこが発行しているCookieかという違いになります。

ファーストパーティ(First Party)

ファーストパーティは、当事者や提供者という意味があり、様々なジャンルで使われる言葉です。

Webにおいては訪問先のWebサイトが発行するCookieで、企業が保有するWebサイトに訪問したユーザーの情報を自社で収集する場合がそれに該当します。

以下が情報の内容です。

  • 自社のWebサイトから収集したユーザー情報
  • 自社のWebページ閲覧履歴
  • 購買履歴 など

これらの情報はそのWebサイトに限られた情報のため、他のWebサイトでは利用することができないCookieです。
そのためユーザー情報が保護されるという特徴があります。

サードパーティ(Third Party)

サードパーティは、当事者以外の人や第三者という意味があります。
訪問しているWebサイト以外のドメインが発行するCookieです。

ファーストパーティと違い特定のドメインに依存しないため、複数のWebサイトを横断できるCookieという特徴があります。

ユーザーの閲覧履歴や行動の情報を使ったリターゲティング広告では、その広告主関連の業者が発行するサードパーティCookieによって嗜好に合わせた広告が配信されています。
その反面、後ほど解説するCookie規制のように、プライバシーの問題があります。

Cookie規制というものがあり、現在Cookieのようなユーザーの情報利用は世界的に規制されている流れです。
規制の対象はサードパーティで「プライバシーの侵害だ」と感じてしまうユーザー保護の目的のためにあります。

日本でもその流れで、2022年から本人の許可なしでCookieを利用することができなくなりました。

Googleがサードパーティを廃止

GoogleはChromeブラウザにおけるサードパーティのCookie対応を2023年までに廃止すると発表していました。
その後変更があり、2024年後半までに廃止するという延期が決定。

ジョン齊藤

Cookieレス時代が来ると言われているね!
Cookieが廃止されるとアドセンスはどうなるのかな?

Web犬タロウ

Cookieの代替技術として「FloC」や「Topics」が開発されているね!だからさほど影響ない可能性もある
これについては別記事にて解説したいワン!

ジョン齊藤

今年からアドセンスの単価が下がっているのも話題になっています。それがCookie規制と関係があるのか気になるところです!

まとめ

まとめです。
今回は知っているようで知らない「Cookie」の種類や、規制の流れについて解説しました。

Cookieには「ファーストパーティ」「サードパーティ」という2つの種類があります。
これらの違いはどこが発行するかという違いです。

Cookie2つの種類
  • ファーストパーティ 訪問するWebサイトが発行するCookie
  • サードパーティ 訪問するWebサイト以外のドメインが発行するCookie

また、このサードパーティはプライバシー保護の観点で、規制の流れにあります。

Goolgleは2024年までにサードパーティのChromeブラウザ対応廃止を発表しました。
Cookieレスの時代が、すぐそこまで来ています。

ジョン齊藤

そうなるとGoogleなどの広告配信も厳しくなってしまいますが、代替技術「FloC」や「Topics」などが開発されている模様!
これらの技術がCookieの代替技術として採用されれば、アドセンスの収益は問題ないということだね!

Web犬タロウ

ChromeのサードパーティCookie廃止は2024年後半
先のことはまだわからないけど、Cookieの代替技術に期待したいワン!


今回の記事は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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