通常Windowsをコマンドプロンプトでディレクトリを操作する事ってあまりないですよね。そもそもGUIで操作した方が直観的な操作で簡単・便利ですし。
最近コマンドプロンプトを扱う機会がたまに出てきたので備忘録を兼ねて紹介したいと思います。
photo by Chris Baird
▼この記事の目次
ディレクトリの作成
コマンドでディレクトリを作成するには「md」コマンド、または「mkdir」コマンドを使用します。短いですし覚えやすいので「md」コマンドを使って「test」ディレクトリを作成してみましょう。
▼ディレクトリ作成する前に「cd」コマンドでディレクトリ場所まで移動します。
md test
ディレクトリを複数階層作成
ではディレクトリを複数の階層分作成してみましょう。こちらも「md」コマンドを使用します。
md test\test2\test3\test4\test5
▼このように一瞬でCドライブ真下から5階層下までフォルダを作る事が出来ました。
ディレクトリを削除
ディレクトリを作成するなら削除するという操作も知っておきたいですよね。この場合は「rd」もしくは「rmdir」を使用します。ディレクトリを作成する時が「md」だったのでわかりやすく合わせて「rd」で操作しましょう。
rd test
ただし注意したいのが指定するディレクトリ内にさらにファイルなどがあると「ディレクトリが空ではありません」と表示されてしまいます。
ディレクトリとその中のファイルを削除
「test」ディレクトリの中に「test」ファイルと「test2」ファイル、二つのファイルが入っていたとして削除する場合の操作方法を見てみましょう。ファイルを削除する場合は「del」コマンドまたは「erase」コマンドです。「rd」では削除できません。こちらも簡単な「del」コマンドを使用します。
▼これで削除出来ました。まず「test」ディレクトリ内に移動し、その中の「test」ファイルと「test2」ファイルを削除して、「test」ディレクトリに戻り削除しています。
cd test & del test.txt test2.txt & cd ../ & rd test
もう少し効率的なコマンドがあるのかはわかりませんが大まかに「作成」「削除」「移動」の組み合わせで通常のディレクトリ操作はできるようです。このように「&」を使用すれば一回で複数コマンド操作をする事が出来ます。
ファイルの作成
ついでにファイルの操作も簡単にですがやってみましょう。Cドライブ直下からとりあえずドキュメントまで移動します。
cd Users\ユーザー名\Documents
▼このコマンドでファイルを作成する事ができます。既に存在するファイルを指定する場合は指定されたファイル内が空になります。
type nul > test.txt
フォルダを作成しその中にファイルを作成するという操作も出来ます。
▼まずその階層に「test」フォルダを作成し、「test」フォルダ内の階層へ行き、そこに「test」ファイルを作成しているという操作です。
md test & cd test & type nul > test.txt
この記事のまとめ
それぞれのコマンドにはコマンドの記述を少し付け加えるオプションなるものもあるみたいですが、とりあえずは必要性を感じなかったので使う機会があればというスタンスでいいでしょう。