「チャットGPT4を使ってみたい」
「無料版のGPT3.5は使っているけど、有料版のGPT4も気になるね!」
この記事はそんな方に向けた記事です。
チャットGPT4の導入方法を、初心者でもわかりやすいように丁寧に解説します。
チャットGPT4は次世代の大規模言語モデルです。
無料で使えるGPT3.5の段階ですでに「凄すぎる」「驚異的」と言われていましたから、あまり詳しくなくてもそれを凌駕するほどの凄さだというのは漠然と予想できているかと思います。
東京大学の副学長が「人類はこの数ヶ月でもうすでにルビコン川を渡ってしまったのかもしれない」と発表したことで話題になりました。
ルビコン川を渡るというのは【後戻りできない道へと歩みだす、その決断を下す】という意味です。
参考 : 本学の学生や教職員はどう対応したらよいか | utelecon
また「インターネット黎明期以来の革命だ」「これは産業革命だ」という声もあります。
今回は、そんなチャットGPT4の登録方法から使い方まで解説していきたいと思います。

時代の波に乗り遅れないように、ついていこう!
それでは、さっそく始めていきましょう。
チャットGPTについて簡単に解説
チャットGPT / ChatGPTとは、OpenAI(オープンエーアイ)が開発した大規模言語モデルです。
人工機能(AI)の研究や活用できる技術を提供する、アメリカの非営利団体になります。
チャットGPTは、大量のテキストデータを学習し、文脈を考慮して文章を生成することができます。
AIが記事を書くというWebサービスは以前からありました。ですがこのチャットGPTは、今までとは革命が起きているほど違うのです。
実際に使って見ると「確かにこれは凄い」と感じるかと思います。
botが予めプログラムされた定型文を、文脈を考慮せず返すというのが今までのチャットボットでしたが、チャットGPTはまるで中に人が入っているかのように考えて自然な文章を返してくれるのです。
例えば「さっきの話の」「彼が」といった前の文脈を理解していないと、返答できないような文章も返してくれます。しかもほんの数秒から10秒、20秒程度で返答がきます。
これが無料で使えるのですから、今「話題沸騰」と言えるほどにチャットGPTが注目されているのです。
ちなみに2023年4月現在無料で使えるバージョンはGPT3.5になります。
GPTのバージョン
チャットGPTのGPTというのは、Generative Pre-trained Transformer(ジェネレーティブ・プリ・トレーニド・トランスフォーマー)の略で、OpenAIが開発した言語処理モデルです。
GPT3やGPT4という位ですから、もちろんGPT1からあります。
ちなみに「パラメーター数は脳でいうところのシナプスなど」に相当するものと思ってもらえばいいと思います。
バージョンを一覧比較してみましょう。
モデル名 | 公開 | パラメーター数 | 文字数制限 | メモ |
---|---|---|---|---|
GPT-1 | 2018年6月 | 1.17億 | ||
GPT-2 | 2019年2月 | 15億 | ||
GPT-3 | 2020年5月 | 1750億 | ||
GPT-3.5 | 2022年11月 | 3550億 | 2048文字 | 2021年9月までの情報 |
GPT-4 | 2023年3月※有料版ユーザのみ | 100兆 | 2万5000文字 | 2021年9月までの情報 |
このように、現在無料版で提供されているGPT3.5あたりから、パラメーター数がバージョンを重ねるごとに飛躍的にアップしていることが一目瞭然です。
今回紹介するGPT4のパラメーター数はなんと100兆と、GPT3.5に比べて281倍。
GPT3.5でも凄すぎるといわれているのですから、GPT4は「本当のAI革命の到来だ」と言われている凄さを想像できるかと思います。
ChatGPT Plus
チャットGPTプラスは、有料版のチャットGPTです。
チャットGPT4の提供は2023年3月15日より開始されました。
有料会員になることで3つの特典が利用できます。
- 優先的に利用できる
- 応答速度が速くなる
- 新機能が使える「GPT4」
「 有利」「 早い」「 新しい」
有料版の特徴を簡単にまとめるとこのような感じです。
新機能というのは今はGPT4の利用だけですが、有料会員は今後さらに新機能が登場したときに優先的に利用することができます。
利用料金は月額は20ドル。
ドル円の為替が現在130円程なので、月額2600円といったところでしょうか。
サブスク慣れしていないとやや高く感じてしまいますが、月額2600円で最新鋭のAI技術が使えるので、見方によっては安いと言えるのかもしれません。
チャットGTP4の登録方法
チャットGPT、そしてGPT4の想像を絶する凄さを一通り解説したところで、そのチャットGPT4の登録方法を見ていきたいと思います。
まずはチャットGPTの公式ページにアクセス。
Chat GTP公式サイト
⇒https://openai.com/blog/chatgpt
まずはログインしましょう。
登録がまだの場合はGoogleアカウントやマイクロソフトアカウントを使うと、登録なしでチャットGPTを使えるので便利です。


ページが英語で分かりにくい場合は翻訳しておきましょう。以下翻訳で解説します。
「プラスにアップグレード」を選択です。


するとこのようなポップアップが表示されるので、このまま登録する場合は「アップグレードプラン」を選択。


支払いはクレジットカードのみの対応です。
クレジットカードがない場合、楽天デビットが海外に対応しているのでできるかと思います。
カード情報や住所を入力したら、一番下の「申し込む」ボタンを押します。


「申し込む」を押すと同時に決済が完了します。
無事決済できれば、このような画面に切り替わります。
「Continue」を選択。


これでチャットGPT4を使うまでの準備は完了です。
ログインしてアップグレードプランに申し込むだけなので、5分~10分ほどで文章生成AIの最新技術を使うことができます。
チャットGPT4を使ってみよう
ChatGPT Plusに申し込んだところで、さっそく使っていきたいと思います。
ログインするとこのようなGPTバージョンの選択画面がでてきます。


2つのバージョン
無料版は切り替え機能はなかったのですが、有料版は「GPT3.5」と「GPT4」2つのバージョンから選べることができます。
GPTバージョン | 推論 | スピード | 簡潔 |
---|---|---|---|
デフォルト / GPT3.5 | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
GPT4 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |



上記各2モデルのパラメーラーは、あくまでも推測です。
GPT4は微妙にですが、速くなっているような気がします。
チャットGPT4公開直後は、3つのバージョンのパラメーラーを以下のように公開していました。



チャットGPT3.5を選択すると、めちゃくちゃ速く書いてくれる。
おそらくレガシー/GPT3.5が無くなったんじゃないかな!
Chat GPT-4公開直後「2023年4月頃まで」
GPTバージョン | 推論 | スピード | 簡潔 |
---|---|---|---|
レガシー / GPT3.5 | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
デフォルト / GPT3.5 | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
GPT4 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
デフォルトのGPT3.5が推論「3」スピード「5」簡潔「2」。
そして最新AI技術のGPT4が推論「5」スピード「2」簡潔「4」と、当然ですが性能が圧倒的です。
GPT4は唯一スピードが遅いのが気になりますが、急いでいなければ気になる速度ではありません。だいたい30秒からかかっても1分といったところでしょうか。それでも人が書くより断然速いです。



「推理」「スピード」「簡潔」といった2種類のパラメーターでそれぞれの性能を確認することができますが、おそらく有料版を使う人の大半はGTP4目当てだと思います。



GPT4は高性能な分スピードが遅い!急いでいる時はデフォルトのGPT3.5に切り替えて使い分けるのもありだワン!
使い方の例



従来のGPT3は緑色系のロゴ。チャットGPT 4は紫色のロゴ(公開当初は黒色)が目印です!
チャットGPTは案を出すのが得意です。
例えばキャッチコピーや名前候補になります。
人が1つ1つ考えるとどうしても時間がかかってしまいますし、案を出すボキャブラリーもどうしても限られます。
そこで以下のような質問をGPT4に投げかけることで、良きアドバイスになったりヒントにつながるかもしれません。
インパクトのある売れるTシャツのキャッチコピー案を10個


煮干しラーメンの魅力を引き出すキャッチコピー案を10個


わりとインパクトがある、使えそうなキャッチコピーの案を10個も出してくれました。
このように文章生成AIはライター分野以外にも、良きビジネスパートナーとして活用することができるかと思います。
日本の未来について


さすがのチャットGPT4でも未来予想はできないようですが、このように質問した内容にしっかり忠実に答えてくれます。
たしかにデフォルトのGPT3.5に比べると遅さを感じますが、許容範囲だと思います。
長文も書ける
GPT4は2万5000文字まで扱うことができますが、現在では機能制限がありそこまでの文字数を書き出すことはできません。
ですが、使い方次第では3000文字以上といった長文を書いてもらうこともできます。見てみましょう。
例えば、以下のような指示を出すことで長文を書いてもらうことができます。


「○○文字で書いて下さい」という指示を出すことで、その文字数に合った書き方をしてくれます。
そして、長文の指示を出すと見出し「h2~」も勝手に作ってくれるので、ブログにそのまま使うこともできるわけです。
現在公開されているGPT4では3000文字まで書くことができませんが、その場合は途切れてしまった箇所から
「○○の続きをお願いします」といった指示を出すと、また続きから書いてくれます。
5つの活用方法
チャットGPT4には5つの活用方法があります。
この革新的AIを使いこなしたら何ができるのか、何に活用できるのかということをまとめました。
「少し興味がある」「チャットGPT4を使いこなしたい」という方は是非、今すぐそちらもご覧ください。
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まとめ
チャットGPT4の登録方法から使い方までを解説しました。
今回はビジネスのキャッチコピーなどに活用する方法を解説していきましたが、文章はいたるところにあるので使い方次第で可能性は無限大です。
例えば、身近なところで言えばSNSだって文章です。
様々なジャンルで、チャットGPT4を活用してみてはどうでしょうか。



「インターネット黎明期以来の革命」「これは産業革命だ」と言われるほどだし、チャットGPT4を活用したビジネスチャンスがきっとあるはず、ワン!
今回の記事は以上です。
他にもチャットGPTの関連記事や、こちらも今ホットな話題と言える画像生成AIについてまとめた記事があります。
この記事がためになったよという方は、是非もう1記事読んでいってください。
最後までありがとうございました。
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