チャットGPT4が凄いってよく聞くけど、無料版チャットGPTと何が違うの?
チャットGPT4について詳しく知りたいな

この記事はそんな方に向けた記事です。
チャットGPT4についてできるだけわかりやすく、網羅できる情報をお伝えします!
チャットGPT4は次世代の大規模言語モデルです。
無料で使えるGPT3.5の段階ですでに「凄すぎる」「驚異的」と言われていましたから、それを凌駕するほどの凄さだというのは漠然と予想できるかと思います。
東京大学の副学長が「人類はこの数ヶ月でもうすでにルビコン川を渡ってしまったのかもしれない」と発表したことで話題になりました。
ルビコン川を渡るというのは【後戻りできない道へと歩みだす、その決断を下す】という意味です。
参考 : 本学の学生や教職員はどう対応したらよいか | utelecon
また「2000年前後のインターネット黎明期以来の革命だ」という声もあります。
この記事では、そんなチャットGPT4を活用してできる5つのことをご紹介します。
以下が5つの活用方法です。
また、チャットGPTの力を最大限まで引き出したいなら、ぜひ覚えておきたいのがプロンプト(命令方法)です。
プロンプトとは、チャットGPTに質問するときに入力する文章のことで基本を押さえることで文章生成AI、本来の性能をフルに引き出すことができます。



今回の記事はプロンプトについても解説したいと思います!
それではさっそく、始めていきましょう。
大規模言語モデル「チャットGPT」
チャットGPT4について知っている方なら大抵の方がご存じでしょうが、まずは「チャットGPT」そして「GPT3.5」とは何なのか見ていきましょう。
「知ってるよ」という方はこちらからどうぞ
⇒「革命的AI」チャットGTP4
チャットGPT / ChatGPTとは、OpenAI(オープンエーアイ)が開発した大規模言語モデルです。
人工機能(AI)の研究や活用できる技術を提供する、アメリカの非営利団体になります。
チャットGPTは、インターネット上の膨大なデータを読み込み学習します。
そのため、まるで中に人間が入っているかのような自然でクォリティの高い文章を返してくれるわけです。
従来のチャットボットは決まった定型文をただ返すというのが一般的でした。チャットGPTは「さっきの話」「彼のことを教えてください」といった文脈を理解していないと返せないところまでしっかり返してくれます。
「AIの技術がついにここまで来たか」
と人々に言わせるほどの文章生成AI、それがチャットGPTなんです。
「革命的AI」チャットGTP4
東京大学の副学長が「人類はこの数ヶ月でもうすでにルビコン川を渡ってしまったのかもしれない」と発表したと話題になったチャットGPT4。人類は後戻りできない道へと歩みだしてしまったということです。
それほどまでに凄いと言われる、チャットGPT4ですが具体的に何が凄いのか。
まずは無料版で使えるGPT3.5と比較してみましょう。
モデル名 | 公開 | パラメーター数 | 文字数制限 | メモ |
---|---|---|---|---|
GPT-3.5 | 2022年11月 | 3550億 | 2048文字 | 2021年9月までの情報 |
GPT-4 | 2023年3月※有料版ユーザのみ | 100兆 | 2万5000文字 | 2021年9月までの情報 ※2023年4月現在 |
このパラメーター数というのは「脳で言うところのシナプスなど」に相当すると思ってもらえばいいでしょう。
GPT-4は100兆ですから、なんとGPT3.5の281倍になるという計算です。
これは恐ろしいほどの数値で、GPT3.5でも凄すぎると言われているチャットGPTですから、その凄さが容易に想像できるかと思います。



ちなみにGPTのバージョンはGPT1からあるよ!



ちなみに出ているのはWeb版のみで、チャットGPT公式のアプリは出ていません!
また使って見た感じ、GPT4の文字数制限もまだ2万5千文字に対応していないようです。
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チャットGPT4は画像入力の機能がついています。
画像の情報を読み取って、それに対するアドバイスをしたり答えを出してくれるというものです。
いわゆるマルチモーダルという機能になります。
マルチモーダルAIとは?
様々な情報の種類を利用して情報を読み取り判断を行う技術
しかし、GPT4のリリースからまだ日が浅い2023年4月現在、まだ実装されていないようです。
この画像入力に関しては、今後に期待といったところでしょう。



画像入力機能が実装されれば、チャットGPTの用途の幅がさらに広がりそうだね!



2023年4月25日、他の新機能が追加されました!
AIとの対話履歴を残さない設定ができるという機能です。
チャットGPTによる個人情報の懸念が広がる中、実装されました。
この新機能についてまとめた記事があります。気になる方はそちらもよろしくお願いします。
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「チャットGPT4」5つの活用方法
街中の看板や標識、飲食店のメニュー。日常生活は文字で溢れていることがわかります。
皆さんがよく見るYouTube、ニュースやバラエティー番組の字幕も台本という文章から作りあげるコンテンツですしSNSも文章のコミュニティです。
そのようなことからチャットGPTは、考え方次第で様々な分野で応用することができます。
逆の発想で文章生成AIによってなくなる可能性が高い仕事とも言えるのですが、チャットGPT4で活用できる分野をまとめてみました。
- プログラミング
- 文章作成ツール
- 問題集作成ツール
- 顧客対応チャットボット
- 自動翻訳チャットボット
プログラミング
まずはプログラミングです。チャットGPTは文章生成だけでなく、プログラミングコードも書き上げます。
プログラミング作業を効率化させたり、クラウドソーシングサイト経由で稼ぐといった人もいるようです。
実際、チャットGPT4を使い「新しいプログラミング言語を作った」「テトリスを作った」という驚愕の情報が話題を呼んでいます。
参考 : GPT-4で新しいプログラミング言語「TenetLang」を生み出す、チャットAIは既にプログラミングの何たるかをかなり理解している模様 | GIGAZINE
試しにプログラミングしてもらいましょう。ブラウザ上で動作する時計も、チャットGPT4に頼めばすぐに作ってくれます。




このように、簡単なプログラミングならほんの数十秒で作ってくれます。
今後チャットGPTの制度が上がってくることが予想されるので、文章生成AIがプログラミング分野で活躍する機会が増えることでしょう。
文章作成ツール
一言に文章作成といっても、様々な仕事があります。
チャットGPTは文章生成AIですから、文章作成にかかわる仕事はほぼできると言えます。
- 記者
- 編集者
- 校正・校閲者
- コピーライター
- 商品説明文作成
- コラムニスト
- シナリオライター
- 小説家
- 翻訳家
実際、ワシントンポストなど世界のメディアではAI記者がすでに活躍しています。
日本でも日本経済新聞社がAI記者が記事を書いて配信するという「決算サマリー」が2017年に開始。
このように、各国大手メディアがすでにAI記者に記事を書かせている中で、他の分野もAIが書くのが当たり前という時代がすぐ目の前に来ているのが今の状況です。
また、チャットGPTが書いた記事をGoogleはどう評価するのか気になるところですが、そのことについて書いた関連記事があります。気になる方はこちらからどうぞ。


問題集作成ツール
チャットGPTは高度な文章生成能力により、学習の問題集を作成することもできます。
実際にオンライン学習のプラットフォーム「サーパスワン」では、問題文の作成を自動化するとしてチャットGPTをいち早く導入しています。
参考 : 学習サービス「SurpassOne」ChatGPTを導入し、問題文の自動生成が可能に | PRTIMES
SNSの反応はこのような感じです。
問題作成に携わる職業といったら、真っ先に思い浮かぶのが教師。
仕事がなくなるというわけではないと思いますが、チャットGPT4を活用することで小中高の教師の負担が減るのかもしれません。
顧客対応チャットボット
あらゆる企業ですでに活用が始まっているのが、顧客対応のチャットボット。
元々数年前から一部大手企業のサイトは顧客対応のチャットボットを導入していましたから、チャットGPT4の活用でさらに精度が上がることが期待できます。
チャットGPT技術を応用して、顧客対応チャットボットを提供する企業まで登場しました。
日本ではあのLINEが早くも顧客対応にチャットGPTを活用。
アメリカのオンライン旅行会社エクスペディアも、顧客対応にチャットGPTを活用ということですでにベータ版が出ています。
このことからも、ユーザーへの顧客対応チャットボットとしてチャットGPT4を活用する企業が今後増加していくことが予想できると言えるでしょう。
自動翻訳チャットボット
チャットGPTは本来、英語対応のツールです。
日本語に対応しているように見えますが「想像できないほど膨大なインターネット情報を吸収した結果日本語対応になった」という見方が正しいと言えます。
これは日本以外にも他の国にも言えることです。中国語・フランス語、スペイン語、ヒンディー語など多くの国の言語に対応しているように見えますが、それは想像を絶するほど膨大な情報を多く吸収した結果なのです。
ということもあり、チャットGPTは英語版が一番精度が高く使いやすいと言われています。
このようにチャットGPTは言語の壁関係なく様々な国の言葉を学習しているわけですから、翻訳は得意な分野です。
今後チャットGPTの技術を応用した多言語アプリが出てもおかしくないですから、翻訳分野の活用が増えるのかもしれません。
プロンプト書き方のコツ
プロンプト(Prompt)という言葉は「促す」「刺激する」「引き起こす」などの意味があります。
AIにおけるプロンプトとは、対話型AIのチャットGPTに指示を出して回答をもらうための文章です。
ただ呆然と書いただけの命令文では、チャットGPTの性能を活かしきれてません。
そこで文章生成AI、本来の力をフルに引き出すために必要となるのがプロンプト書き方のコツです。
ポイントとしては以下です。
- 明確な指示を与える
- 条件を与える
しっかりとプロンプトの基本を抑えてチャットGPT本来の性能を引き出しましょう。
まとめ
まとめです。
これからもっと進化をする文章生成AI。
近い将来、新しいビジネスチャンスが生まれるかもしれません。
そんな大きな可能性を秘めたチャットGPT4の凄さと5つの活用方法を今回ご紹介しました。
- プログラミング
- 文章作成ツール
- 問題集作成ツール
- 顧客対応チャットボット
- 自動翻訳チャットボット
今後、画像を認識する画像入力機能が実装される予定ですから、これ以外にも活用できる幅は広がることが予想できます。
チャットGPTは去年末のリリースから2カ月で利用者が1億人突破。
すでにかなりのユーザーが利用していますから、やはりもう後戻りできないのでしょう。
それならばできる限り使いこなして、自分のビジネスを効率化するためにチャットGPT4を使ってみてはどうでしょうか。
今回の記事は以上になります。



最後までありがとうございました、ワンワン!
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