【チャットGPTの新機能】プライバシー保護「AIとの対話履歴を残さない設定」を追加!

【チャットGPTの新機能】プライバシー保護「AIとの対話履歴を残さない設定」を追加! | Eyecatch-Image

「チャットGPT4の最新情報が知りたい」
今回は、そんな方に向けた記事です。

話題沸騰中の大規模言語モデル「チャットGPT」。
2022年11月30日の公開2か月後に、史上最速で1億人のユーザー数突破を記録した文章生成AIです。

2023年3月15日、リリース時のチャットGPT3.5からさらに進化。チャットGPT4へとバージョンアップされその勢いはとどまることを知らないと言えるでしょう。

関連記事 – 合わせて読みたい


そんなチャットGPTに朗報です。この度、最新機能を実装したとオープンAIが発表しました。
AIとの対話履歴をシステム上に残さないという、個人情報の保護への懸念に対応するための実装です。

今回の記事は、そんなチャットGPTの新機能の使い方を解説します。
それでは、さっそく始めていきましょう。

目次

チャットGPTの新機能「AIとの対話履歴を残さない設定」

チャットGPTの新機能「AIとの対話履歴を残さない設定」


画像引用 : New ways to manage your data in ChatGPT | OpenAI

2023年4月25日、OpenAIがチャットGPT(ChatGPT/チャットジーピーティー)に新機能を実装したと発表しました。
AIとの会話履歴を消すことができるという機能です。

ユーザーが入力したデータには個人情報が含まれる場合もあります。その情報を「保存する」「保存しない」を、ユーザー自身で選ぶことができるというもの。「保存しない」を選んだ場合は、入力したデータがAIの学習に利用されなくなります。

ただし「保存しない」を選んだ場合も、不正を監視するために30日間はデータを一時保存するとのこと。

この新機能実装は、一部企業や欧州などで個人情報収集への懸念が高まる中、個人情報の保護を方針とするオープンAIがそれに対応したというかたちになります。

チャットGPTの利用制限や禁止の流れ
  • Amazon…社員によるチャットGPTの利用を禁止
  • イタリア…利用禁止→4月28日利用禁止解除
  • ウォール街… 一部投資銀行や機関などで利用を制限 など


Amazonはプログラムのコーディング(書くこと)にチャットGPTを使っていました。
それだと、社外に漏らしたくないコードなどの情報をチャットGPTが学習して情報が流出してしまうのを懸念しての対応です。

イタリアは個人情報の収集を懸念して利用を一時禁止にしました。イタリアの方は、今回の個人情報に配慮した新機能の実装により利用を再開したようです。

最新「AIとの対話履歴を残さない機能」の使い方

今回の新機能実装の流れを一通り解説したところで、その新機能の使い方を見てみましょう。利用環境はパソコンです。すでに使っている方はわかっているかと思いますが、チャットGPTには公式アプリがありません

チャットGPT風のアプリは、オープンAI公式アプリではなくGPTの技術を利用した他社のアプリなのでその点だけ気を付けるポイントです。

関連記事 – 合わせて読みたい

まずはチャットGPT公式のログインページにアクセスしましょう。
「Log in」を選択して「Continue with Google」を選択。※Googleアカウントと連携している場合

「Continue with Google」を選択 - チャットGPTにログイン

アカウント作成がまだの方は、Googleアカウントやマイクロソフトアカウントと連携させるかメールとパスワード設定だけで無料で使るのでまずは登録しておきましょう。

ログインしたら、さっそくAIと対話した履歴を残さない新機能の設定をしてみましょう。
左下の「…」→「Settings」を選択。

左下の「…」→「Settings」を選択 - AIとの対話履歴を残さない機能を設定

するとポップアップが立ち上がるので、Data Controlsから「Show」(見せる)を選択。
続いてChat History&Training(チャット履歴とトレーニング)の緑色チェックを外します。

Data Controlsから「Show」(見せる)を選択。続いてChat History&Training(チャット履歴とトレーニング)の緑色チェックを外す


簡単ですが、これでAIとの対話履歴を残さない設定が完了です。

対話履歴を残さない機能をオフにする

「新機能を設定したはいいけど、やっぱり元に戻したい」
こんな場合は、チャットGPT操作画面左の「Enable chat history」を選択するだけです。

「Enable chat history」を選択 - AIとの対話履歴を残さない機能設定を解除


これで従来のAIとの対話履歴を残す設定に戻ります。

対話履歴を残さない設定をしても30日間履歴が残る

前述したように、この新機能の設定をする上で理解しておきたいのが履歴を残さない機能をオンにしても30日間は履歴が残るということです。

もちろん、その30日間使用したデータをチャットGPTは学習のために使用することはありません。
参考 : Data Controls FAQ | OpenAI

これだけはしっかり理解して、チャットGPTを利用しましょう。

まとめ

まとめです。
今回はチャットGPTの最新機能「AIとの対話履歴を残さない」の設定方法を解説しました。
新機能の実装はチャットGPTによる個人情報の懸念が広がっていく中で、その懸念がこれ以上広がらないためにOpenAIが蓋をしたという印象です。

Web犬タロウ

会社単位や業務でチャットGPTを使うなら設定しておきたい機能だね!

ジョン齊藤

当ブログはチャットGPT4や、最新機能の情報などを今後も紹介していきます!

今回の記事は以上になります。最後までありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ジョン齊藤のアバター ジョン齊藤 ブログ運営者 / 執筆者

ブログ歴8年 / 10万PV達成 / ブロガー・動画編集者 / 使用テーマSWELL

目次