有料版のCanva Proには沢山の便利機能があります。今回はその中でもおすすめしたい機能「背景リムーバー」を紹介したいと思います。
この背景リムーバー機能を使えば、写真素材の背景を簡単キレイに切り抜くことができます。
例えばお気に入りの背景に人物を入れたいとき、この機能を使い人物の背景を切り抜けば思い通りのデザインが作れるというわけです。
PhotoShop(フォトショップ)でも背景を切り抜くことができますが、ある程度の操作知識が必要な上に、ボタン1つで簡単に切り抜けるというわけにはいきません。
この記事をご覧いただき背景リムーバーを使いこなせばCanvaを使い、より自由度の高いデザインを作り上げることができることでしょう。
この記事にたどり着いた方は、すでにCanvaの登録は済ませているかと思います。ですが、この背景リムーバーは有料版のCanva Proユーザーのみ使える機能です。
今回の記事はCanva Proユーザーということ前提ですすめていきますので、まだの方はCanva公式サイトよりCanva Proに切り替えておきましょう。
「Canva」の機能背景リムーバーとは
有料版のCanva Proには背景リムーバーという機能があります。
これはワンクリックで素材の背景を消すことができるというもので、使いこなすことでデザインの幅がグッと広がります。
実際使ってみた方がわかりやすいので、Canvaの操作画面を見ながらまとめたいと思います。
「3クリックで完了」背景リムーバーの使い方
まずはCanvaの公式サイトにアクセスしましょう。
アクセスしたらアカウントにログインしてください。
冒頭でも言いましたが、背景リムーバーを使えるのは有料版のCanva Proユーザーのみです。有料プラン(30日間無料トライアル)へのアップグレードがまだの方は「Canva公式サイト 」から今すぐ切り替えておきましょう。
画像の編集画面に行きます。
今回、こちらの猫の素材の背景を背景リムーバを使い切り抜きたいと思います。

背景リムーバの使い方は簡単です。
たった3クリックで背景切り抜きが完了します。

- キャンバスを選択
- 「写真を編集」を選択
- 「背景リムーバ」を選択
クリックから、背景切り抜きが完了するまでの所要時間はだいたい10秒。
毛の部分までキレイに切り抜いてくれます。PhotoShopを使うとなると、たった10秒でこうはいきません。

背景リムーバを活用して画像を作る
それではさきほどの切り抜いた素材を使って画像を作ってみましょう。
まずは他の背景素材をCanvaの中で探します。
探して来たら、それを背景に置いて先ほどの猫の素材を上にのせます。
あとはテキストをのせてアレンジして完成です。
所要時間は10~15分ほど。
Canvaで作った猫の画像がこちら

PhotoShopのように、画像を調整してよりリアル感を出したい場合は「写真を編集」→「調整」から色合いや明るさ、ホワイトバランスなどを微調整することもできます。

「Canva」無料版と有料版(Canva Pro)の違い
背景リムーバの使い方を紹介しましたが、有料版のCanva Proを使うメリットをもう少し解説しておきましょう。
無料版Canvaと有料版のCanva Proを比較して何がどう違うのか見ていきます。
有料版にアップグレードするには無料版に比べそれなりのメリットが必要ですから、まずはそれぞれの違いをしっかり把握しておきたいところです。
実際、CanvaとCanva Proには以下のような違いがあります。
Canva(無料版) | Canva Pro(有料版) | |
---|---|---|
使用料 | 無料 | 1500円(月額) 12000円(年間) |
テンプレート | 25万超え | 61万超え(プレミアムテンプレート36万ほど) |
プレミアム画像素材 | ||
カスタムサイズのデザイン を作成 | ||
PDF・JPG・PNGで画像を出力 | ||
ソーシャル共有と プレゼンテーションモード | ||
Canvaアプリの利用 | ||
マジックリサイズ機能で好きなサイズに変更 | ||
背景リムーバで写真背景を瞬時に削除 | ||
カスタムテンプレートを作成してロゴやフォントをアップロード | ||
透過背景画像をダウンロードしてダウンロード種類をカスタマイズ | ||
アニメーションGIFまたはMP4で出力 | ||
直接SNS用画像を作成し7つのプラットフォームに公開できる機能 | ||
ブランドキット | 100組のブランドキット | |
Text to Image「画像生成AI」 | ||
クラウドストレージ | 5GB | 1TB |
フォルダ | 2つ | 無制限 |
サポート | セルフサービス | 24時間365日サポート |

使える機能が違うのはわかったけど「もっと見やすくまとめて欲しい」という方のために5つの機能の違いを紹介しましょう!
「Canva」と「Canva Pro」機能の違いを5つピックアップ
それでは無料版Canvaと有料版Canva Proを比較して大きく違う機能を5つピックアップしてみましょう。
以下の機能の違いがあります。
無料版Canva | 有料版Canva Pro | |
---|---|---|
プレミアム画像素材 | ||
マジックリサイズ機能 | ||
ブランドキット | ||
クラウドストレージ | 「1TBまで(1000GB)」 | |
背景リムーバ |
プレミアム画像素材
まずはCanvaで使える素材の違いです。
素材というのはイラストや背景・人物写真といったフリー素材サイトでダウンロードできるような素材です。
フリー素材をダウンロードしてきてCanvaにアップロードするでもいいですが、それだと1手間増えてしまいます。
それでもフリー素材サイトで素材を用意したい、という方はこちらの記事も合わせてどうぞ。


通常はCanva内で用意されている素材を使うのが一般的かと思います。
そこで、その素材を使うわけですが、無料版Canvaと有料版Canva Proで使える素材に違いがあるというわけです。
無料版ユーザーが「無料素材」有料版ユーザーが「プレミアム素材」になります。
Canvaは大手のフリー素材サイト「Pexels」や「Pixabay」を買収してサービス拡大を行っているため、豊富な素材を使うことができるのが魅力です。その数実に1億点以上。
- 無料素材=100万点以上
- プレミアム素材=1億点以上
素地材によっては8割以上がこのプレミアム素材ということもあるので、Canvaの使う頻度が増えてくる有料プランを検討しだすのが利用ユーザーの流れと言えるのかもしれません。
この無料素材(無料版)とプレミアム素材(有料版)についてわかりやすく解説した記事があります。興味がある方はそちらもご覧ください。


マジックリサイズ機能
続いてマジックリサイズ機能です。こちらは、ワンクリックで編集途中の画像サイズを変えることができるというもの。
無料版だとこれができないので、途中で画像サイズを変えたかったらまた1からデザインを作り直す必要があります。これはわりと使う機会が多いので、重宝する機能ではないでしょうか。
ブランドキット
ブランドキットとは、Canva内にオリジナルのフォントやカラー、ロゴを追加できる拡張機能みたいなものです。
カラーはもちろんですが、よりデザインにこだわるならフリーフォントといったオリジナルのフォントを入れておきたいところ。
こちらも有料版のCanva Proユーザーのみ使える機能ですが、お気に入りのフォントやカラーに追加できるのでかなり使える機能かもしれません。
ブランドキット機能を使いCanvaにオリジナルフォントを追加する方法をまとめた記事があります。そちらも要チェックです。


クラウドストレージ
続いてクラウドストレージです。クラウドストレージとは、ネット上でデータを保管できる物置みたいなもの。
無料版ユーザーは5GBまでですが、有料版ユーザーは1TB(1000GB)といった大容量のデータを保管することができます。
背景リムーバ
そして今回紹介した背景リムーバーの機能。
素材の背景を、ワンクリックでばっさり切り抜くことができるので簡単便利なサービスです。もちろん有料版ユーザーのみ使える機能になります。
まとめ
まとめです。
今回は有料版のCanva Proユーザーが使える機能「背景リムーバ」をご紹介しました。
この機能を使い実際にデザインに活用する方法から、実際有料版にアップグレードするメリット(無料版と有料版の機能の違い)を見ていきました。
背景リムーバを使いこなせば、デザインの幅が一気に広がります。
Canvaを使いこなして、デザインの可能性をひろげましょう。