WordPressをカスタマイズする場合、必要となるのがテスト環境です。
自分のローカル環境にテスト用のWordPressサイトを作るということですが、テスト環境で確認せずに直接自分のサイトをカスタマイズするとレイアウトが総崩れしたりホワイトアウトしてしまう可能性があります。
テーマを変更したり、PHPのバージョンを変更したりする時もテスト環境は必要となるでしょう。一度テスト環境で試して問題なければ、安心してサイトに変更を加えることができます。
以前「XAMPP」をインストールして「BitNami for XAMPP」を利用するという方法を2回にわたり紹介しました。この方法は簡単といわれていますが、それなりに手間がかかるのでやはり面倒です。
関連記事 : 「XAMPP」インストール方法!MySQLのrootパスワードをコマンドで設定
関連記事 : 「BitNami for XAMPP」 ローカルにWPテスト環境を作る!ログインできない時の対処法も
そこで今回はXAMPPの導入から入るのではなく、Bitnamiだけインストールしてテスト環境を作るというもっと簡単な方法をご紹介したいと思います。
photo by Takamorry
▼この記事の目次
「Bitnami」インストール
「Bitnami」にアクセスします。Windows、Linux、OS Xと自分に合ったOS環境で選ぶ事ができるようです。Windowsの場合はこちらから選択します。「Recommended」(推奨) を選びましょう。
続いて、メールマガジンが届いたりフォーラムに参加するための登録画面になります。「No thanks,just take me to the download」を選択しておきます。
言語選択の画面です。日本語の項目がないので、ここは「Endlish」にしておきます。
すると英語の画面になります。翻訳すると
「あなたがセキュリティソフトを実行しているようです。インストールを遅くしたり・妨げる可能性があります。このまま実行しますか?」
みたいな内容になります。この画面はどの環境でも表示されるようです。特に問題なければ「Yes」を選択。
次の画面は「Next」で送ります。その次のこちらの画面は「PhpMyAdmin」もインストールするかという内容です。こちらのチェックもいれたまま「Next」を選択。
Bitnamiをインストールするディレクトリの選択です。この場所にローカル環境を作る事になります。標準設定(デフォルト)のままで問題ないでしょう。
次がユーザーIDやパスワードの設定画面です。ここで設定したID、パスワードを使いローカルのWordPress環境にログインする事になります。
- 「Your real name」… 名前。本名でなくてもOK
- 「Email Address」… メールアドレス。そのままでもOK
- 「Login」… ログイン時のID
- 「Password」… ログイン時のパスワード
- 「Please confirm password」… パスワードを確認
テスト環境のサイト名になります。後で変更できるので特に悩む必要はないでしょう。
「1」メールサポートを受けるか受けないかという質問 &「2」「Bitnami Cloud Hosting」というサービスがあるんだけど、その説明がいる? といった感じの項目です。
特に必要なければチェックをせず「Next」→続いて「Next」を選択します。
次も「Next」です。するとインストールが始まりこちらの画面が表示されます。「Finish」を選択。
「Bitnami」起動してから
インストールが完了して「Finish」を選択するとこのようなポップアップが起動します。
- 「Go to Application」… ローカルにインストールされているWordPress
- 「Open phpMyAdmin」… phpMyAdminのログイン画面を開く
- 「Open Application Folder」… ローカルフォルダを開く
上メニューにある「Manage Servers」を開くとMySQL、Apacheのオン・オフを設定できる画面に切り替わります。デフォルトでオンになっているので特にいじる必要はないかと。
「Go to Application」から
「Go to Application」を選択するとブラウザが開きます。このような画面になればインストールが成功している事になります。
「Access WordPress」を選択すると、ローカルにインストールされたWordPressページが表示されます。サイト名が文字化けしているのは日本語で入力したからだと思われます。
「BitnNami for XAMPP」でテスト環境を導入した時もそうでしたが、Bitnamiは標準設定で英語仕様になっています。後で変更する事ができるので、日本語をタイトルに入れたい場合は日本語設定後に入れるといいでしょう。
先ほどのローカルWordPressページの下の方に「Log in」があるのでクリックするとログイン画面に移ります。この管理画面と先ほどのローカルWordPressページをブックマークするといいでしょう。
今後テスト環境を使用する場合は、Bitnamiを起動して管理ページからログインという流れになります。
テスト環境を日本語化
これでテスト環境を作る事ができました。でも、標準設定のままだと英語のダッシュボードです。ここは日本語にしておきたいところですよね。
日本語化する方法は簡単です。「Settings」→「Site Language」でプルダウンの中に日本語があるので選択すればそれでOK。
これで、全ての項目が日本語に切り替わりました。
ダッシュボードが完全に日本語化されない場合はこのような方法があります。
⇒「BitNami for XAMPP」 ”admin-ja.po/mo”でダッシュボードを完全日本語化
テーマのテンプレートファイルを直接編集したい場合は
「Bitnami\wordpressバージョン\apps\wordpress\htdocs\wp-content\テーマフォルダ」となります。
「phpMyAdmin」の操作
WordPressですから、もちろんローカル環境にもphpMyAdminがあります。ここでは投稿記事などを入れることができます。テスト環境で、よりリアルなイメージで確認したいという場合に使うことがありそうです。
Bitnami管理画面の「Open phpMyAdmin」を開くとphpMyAdminのログイン画面が出てきます。ユーザー名は「root」、パスワードはWordPressのパスワードで入れるかと思います。
まとめ
Bitnamiは、「BitNami for XAMPP」のテスト環境構築に比べると拍子抜けするくらい簡単に環境を作ることができます。どっちみち一般公開することのないローカルのテスト環境なので、無駄に難しいより楽な方がいいですよね。
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