私は以前持っていたパソコンはWindows XPでBIOS設定をたまにいじっていたためか今だにOSの起動に関わっているのはBIOSという認識でした。最近のパソコンではUEFIが採用されているようです。
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BIOSに代わるファームウェア
最近のパソコンにはUEFI (Unified Extensible Firmware Interface) という機能が備わっています。これはBIOSに代わる新しいファームウェアとして開発されたものです。元々はEFIという名称で2000年に発表されましたが2005年にUEFIとなりました。
以前のBIOSは今ではレガシーBIOSとも呼ばれているそうです。UEFIは色々と制限があるBIOSに比べ自由度・機能性をアップさせていて従来のBIOSとも互換性があります。
まずはBIOSがわからない事にはUEFIの全体像がぼんやりとしたままなので、従来のBIOSについて見ていきましょう。
BIOSとは
BIOS (バイオス) とはBasic Input Output System (日本語… 基本出入力システム) の略でデスクトップPC、ノートPCに搭載されているファームウェアの一種です。”パソコンはソフトウェアがなければただの箱” と言われている通りでハードウェアの上にソフトウェアがあってはじめて成立しています。
例えば車や電車などの乗り物だって車両単体だけでは動く事は出来ませんし、成立しませんよね。「運転手=ユーザー」、「燃料(電気)=電源」、「車両保険、定期点検=セキュリティソフト」、「道(レール)=有線LAN/Wi-Fi」など様々なものが重なりあっているからこそ成り立っています。
『 ハードウェア(本体) → BIOS → OS(基本ソフト) → アプリケーションソフト(応用ソフト) 』
このような関係になっていてBIOSはパソコン本体とOSの中間に位置し、ハードウェアを制御しOSを起動させるという役割をもつソフトです。つまりOSの役割よりももっとハード寄りの近い位置にあるのがBIOSです。
アプリケーションソフトはエクセルやセキュリティソフト、フリーソフトなどのOS上で動作するソフトウェアの事です。ちなみにパソコンはソフトウェア、スマホはアプリと一般的には呼ばれていますが、とちらもアプリケーションソフトという意味なのだそうです。
マザーボード
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パソコン内部にはマザーボード (mother board) 、またはマザボと呼ばれる基盤が入っています。これはデスクトップPC、ノートPC問わず必ずあり、このマザーボード上のフラッシュメモリと呼ばれる書き換え可能なROMにBIOSが書き込まれています。
CPUがパソコンの脳に当たるなら、マザーボードはよく心臓に例えられます。これはマザーボード自体がパソコンの本体といっても言い過ぎではない程のパーツだからです。今ではほとんどのマザーボードがUEFIに対応しています。
また、よくありそうな失敗というか私自身経験ありますがパソコンのキーボードにコーヒーやジュース、水などをこぼしてしまった場合はだいたいが故障してしまいますが、分解して取り出してマザーボードだけアルコール洗浄すると直る場合があるそうです。パソコン自作経験もないし、修理の専門家ではないので詳しくはわからないですが「マザーボード 洗浄」とかで検索すると結構情報が出てきます。
BIOSの仕組み
BIOSはパソコン本体とOSの中間に位置するソフトウェアという事はわかりました。では具体的にどんな動作をしているのでしょうか?
パソコンの電源を入れたと同時にCPUがBIOSを読み取りどのソフトウェアよりも最初に立ち上がりハードウェアの状態を診断・初期化し起動の準備をします。この動作をPOST (Power On Self Tese/パワーオンセルフテスト) と言います。
また電源を入れてからOSを起動するまでの全体的な流れをブートストラップと呼んだそうですが、今ではブートストラップといえばCSSフレームワークのBootstrap (Twitter Bootstrap) の方が一般的なようです。
まとめ
ちなみにPC自作というのは本来は自分でパソコンの部品を組み立ててはPCを買うより安く入手するというものでしたが、今ではBTOパソコンが普及して安価に手に入れる事が出来るようになったためか「PC自作」で色々検索すると「PC自作は時代遅れ」とかまとめの情報とかが大量に出てきます・・。
PC自作ってどんなものなのか少し興味はあったんですけどね。スマホしか持たない人も増えてきているようでパソコンの利用者は年々減少しているようですし。なので最近ではスマホネタの記事も書くようにしています。