【すぐに修正すべき?】 AMPの構造化データ「重要ではない問題」の指摘

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AMPのエラーチェックをしていたところ
【「logo」フィールドの値は必須です。】というエラーが発生していました。

エラーの詳細は、サーチコンソールから確認することができます。
確認するとエラーのところに「重要ではない問題」と書いてあります。

先日、他のエラーを修正したのですがこの時は「致命的」と書かれていました。ちなみにエラーの元はHTMLのタグ「<table border=”1″>」を「<table border=”1.5″>」にしていたので不正な値として検出されていたのでした。

「致命的」の場合は、検索結果にAMPマークが表示されないという話ですぐに修正して対処しましたが、今回の構造化データエラーの場合「重要ではない問題」です。

結論を先に言うと、これをすぐさま修整する必要はありません。構造化データによる新たな問題が起こる可能性は少ないと言えます。

AMPにおける構造化データの関係を記事にまとめましたのでご覧下さい。

目次

構造化データとは

そもそも構造化データとは一体なんでしょうか。

構造化データはHTMLの情報を検索エンジンのクローラーが認識できるように記述するものです。人は目で見てそれが何なのかをほとんど認識することができますが、クローラーは人と違いHTMLで書かれた文字列を見てそれが何だと認識することができません。

それをクローラーが認識できるように伝えるための情報が構造化データです。つまりデータのデータです。

例えば今回のようなロゴは人が見ればロゴのデザインを認識することができますが、ロゴのデータがしっかり設定されていないのでエラーを起こしているのでしょう。

AMPにおける構造化データ

AMPにおける構造化データは「重要ではない問題」とはいえサーチコンソールでエラーとして表示されているのですから、こちらも早急に対処する必要があるのでしようか?

これについては2016年公開のサーチコンソールのヘルプ(英文)を見れば答えがわかります。

August 1, 2016
Some AMP pages may see a drop in errors reported. This is because the “missing structured data” and “invalid structured data” issues have been downgraded from errors to informational notes. This downgrading was done because, in the future, AMP pages will no longer need a structured data element to appear in search results.

出典 : Data anomalies in Search Console | Search Console Help

Google翻訳
2016年8月1日
一部のAMPページでは、報告されたエラーのドロップが表示されることがあります。これは、「欠落している構造化データ」および「無効な構造化データ」の問題が、エラーから情報メモにダウングレードされたためです。このダウングレードは、今後、AMPページで構造化データ要素を検索結果に表示する必要がなくなるために行われました。

ここにはっきりと、AMPにおける構造化データの指摘はエラーではないと明言されています。

以前は、AMPでは今回のような構造化データによるものはエラーでしたが緩和されエラーから指摘にダウングレードされました。AMPを今よりさらに普及させるための緩和との見方もあるのだとか。

そのようなことから今回のようにサーチコンソールで構造化データが指摘されていても特に気にすることはないかと思われます。とはいえ、指摘されているのですから修正した方がいいでしょうが、放置していても構造化データによる新たな問題が起こる可能性は少ないと考えればいいかと思います。

カルーセルについて

ただし、カルーセルの一覧に表示されるためには緩和以降も構造化データの指摘を修正する必要があります。カルーセルはこのようなニュース記事が検索結果に出てきたときに表示されるものです。

AMP - カルーセルの一覧 | 【すぐに修正すべき?】 AMPの構造化データ「重要ではない問題」の指摘


出典 : Is Google’s AMP carousel working? (Or, SEO insights from Kanye West) | Search Engine Land

カルーセルに表示されるためには特別な記述が必要で、AMPに対応しているかたといって表示されるわけではありません。それにモバイルで検索して出てくるカルーセルのうちそのほとんどが大手ニュースサイトということからも個人サイトの規模ではまだ様子見の段階で導入するには早い技術ともいえます。

まとめ

今回はサーチコンソールでAMPページの造化データが指摘されていたので、修正するべきかそれともそのままでも問題ないのかはっきりさせるために記事にしてみました。

結論、修正する必要はないということがわかりました。指摘を修正しないとカルーセルへの表示条件から外れてしまいますが現時点はまだ必須ではないというのが個人的な意見です。

ですが、Googleが推し進めているというWEPページにおける最新技術のAMPですから個人サイトでもそのうちカルーセル表示が当たり前になる可能性もあります。

そうなればPV獲得のために対処すべきだと思われますが、現在ではまだ焦ることではないかと思います。

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