何かと話題のAMPをご存じでしょうか?現在はニュースサイトに多く使われているようで、ニュース関連のワードで検索すると表示されます。
AMPは横にスクロールできる枠の中(カルーセル)に検索結果表示されます。また、通常の検索結果にもAMPという表示が入ります。

AMPとは一体どのようなものなのでしょうか?今回はこのAMPについて紹介したいと思い
ます。
AMP / Accelerated Mobile Pages
AMP(アンプ)は、モバイルのWEBページを高速化するためのGoogleのプロジェクトです。
加速化モバイルページともいわれます。
モバイルに特化したプロジェクトのため、スマホの検索結果にしか表示されないのはそ
のためです。ちなみに記事に対応した技術なので、トップページには対応していません
。
AMPプロジェクトにはGoogleの他にTwitter、WordPress.com、Pinterrest、Linkedinとい
ったIT企業9社、メディアが38社参加しています。日本から朝日新聞デジタル、毎日新聞
、産経デジタルといったメディアが参加しているようです。

出典 : 「グーグルHTML」ニュースのルールを決めるのは誰か? | THE HUFFINGTON
POST
IT企業9社の中にWordPress.comがあるのがポイントです。実はすでにAMP対応のためのプ
ラグインが公開されています。
AMPに対応したWEBページは従来に比べデータ量が1/10、表示速度が4倍になるようです。
マイナビニュース、THE PAGE、BLOGOS、朝日新聞、映画.com、zakzak、産経ニュース、
SankeiBiz、SANSPO.COM、シネマトゥディ、日刊スポーツ、毎日新聞、レスポンスの13サ
イトがすでにAMPに対応しています。(2016年2月25日時点)
出典 : モバイルウェブをもっと速く | Google Japan Blog
AMPのメリット
AMPを導入することで得られるメリットはやはりWEBページの高速化でしょう。それによ
りユーザービリティが向上し、ユーザーの離脱が減少します。
それによりユーザーの滞在時間や回遊率があがる可能性があります。
また、全てのWEBページが表示されるというわけではありませんがカルーセルに表示され
ることでアクセス増加にもつながります。
検索順位にはつながらない
Googleは「今のところ検索結果につながらない」と発表しているようです。しかし、こ
れだけ大手のIT企業、メディアが多数参加しているプロジェクトのため、将来的には検
索順位につながる可能性はゼロではないのでしょう。
まとめ
Googleは2014年8月に「常時SSL化に対応しているWEBサイトの検索結果を優先する」と明
言しました。その結果、今では常時SSL化(https)に対応しているサイトが多くあります
。
当サイトも今年8月の時点で常時SSL化に対応しています。
常時SSL化が当たり前のようになった今、次はAMPに対応する時期がくるのでしょうか。