【ads.txt とは?】「設置した方がいい5つの理由」と設置方法

パソコンで作業する人


「アドセンスの管理画面にads.txtの警告文が出ている…。設置した方がいいのだろうか」
「効果があるのなら設置したい。設置方法は?」

今回はそんなあなたに向けた記事になります。

エラー表示されているので焦った方もいるかと思います。結論を先に言うと、設置した方がいいというのがこの記事が伝えることです。

設置した方がいい5つの理由がこちら

  • 収益に深刻な影響がでる可能性がある
  • 収益を増やせる効果がある
  • ドメイン評価下落の可能性
  • Googleが強く推奨している
  • 進む普及率

この記事ではads.txtを設置した方がいいという結論にいたった理由の具体的なポイント。そして、実際な設置するところまでads.txtを網羅した情報をお届けします。

それではいってみましょう。

目次

設置した方がいい5つの理由

Googleと2匹のカエル キャラクター

ads.txtは、Googleアドセンスからエラー通知が来てるとはいえまだ様子見というブログ運営者も多いかと思います。

しかし設置する上でのデメリットよりメリットの方が多いというのが現状です。

ここではGoogleが設置を強く推奨しているように、設置した方がいいという前提で話を進めていきます。

設置した方がいい5つの理由がこちら

  1. 収益に深刻な影響がでる可能性がある
  2. 収益を増やせる効果がある
  3. ドメイン評価下落の可能性
  4. Googleが強く推奨している
  5. 進む普及率

ブログ運営者が一番気になるのが、ズバリ収益面の影響でしょう。これについてはプラスな面の方が大きいです。これだけでもとりあえず設置するという価値はあるかと。

また、他の設置すべき理由としてはこの3つのポイントでしょう。

  • ①ドメイン評価下落の可能性
  • ②Googleが強く推奨している
  • ③進む普及率

収益化するための広告がドメイン評価下落の原因になってしまうのは、できることなら避けたいところです。

それに「Googleが推奨している」「普及率60%」によって、それなりに普及は進んできているます。それらのポイントが後押しで設置したほうがいいという理由になります。

逆を言えば「40%が様子見」ということになりますが、参考元のアプリ内広告の大手プラットフォームVungleの統計情報は2019年6月のものです。ですから、それから数年たった現在はそれよりも普及が進んでいるかと思われます。

まずは様子見で設置してみて違ったというのなら、後で外すということもできるわけですから。もちろんメリットばかりではありません。デメリットについても後の章で解説していきます。

ads.txtとは

【▲ads.txtについての動画です。英語なので日本語翻訳を使ってご覧下さい】

ads.txtは認証デジタル販売者を宣言するためのテキストファイルです。
世界中の広告関連企業などが加盟する非営利の団体「IAB Tech Lab」。この研究組織が推し進める広告の透明性を目指すための取り組みになります。

adsは、認定デジタル販売者(Authorized Digital Sellers)の略です。ブログにads.txtファイルを設置することで、ブログ運営者は認定デジタル販売者を宣言することができます。

Googleは、ads.txtの設置は必須ではないが推奨するとしています。効果としては、なりすまし(アドフラウド)による広告主の出費。それを抑えることにより広告収入減を減らすという広告主側、ブログ運営者側双方のメリットがあります。
アドフラウドについての詳細は次の章で解説します。

認証デジタル販売者として宣言するといってもads.txt自体はテキストファイルで、ブログやWEBサイトのドメイン直下の場所に設置します。
https://www.〇〇〇/ads.txt

ads.txtを設置した認定デジタル販売者は一般公開され購入者、第三者ベンダー、エクスチェンジからクロール可能になるというわけです。

アドフラウドとは

続いてなりすまし、アドフラウドについての解説をしていきましょう。

アドフラウドは、ユーザーがアクセスしたかのように見せかけて広告を表示させ広告費を搾取するというもの。ボットを使うのが一般的で自動動作でクリック数を水増しします。

これはアドセンスに限った話ではなく、クリック型広告を扱うプラットフォームが対象です。

信頼できる広告配信プラットフォームでも、アドフラウドが入り込んでしまう場合がある。これは広告を設置する我々ブログ運営者にもおおいに関係あることです。

Googleは、このようなアドフラウドに対してどのような取り組みをしているのか見ていきたいと思います。

Googleの取り組み

Googleには「無効なトラフィックを防止するためにできること」について書いてあるページがあります。ここにはこのように書かれています。

ads.txt と app-ads.txt を使用する
認定デジタル販売者、つまり ads.txt(および app-ads.txt)は、認定された販売者だけがお客様のデジタル広告枠を販売できるようにする IAB Tech Lab の取り組みです。独自の ads.txt または app-ads.txt ファイルを作成すると、サイトやアプリでの広告販売を許可する相手を細かく管理でき、偽造広告枠が広告主に提示されることを防止できます。

ads.txt ファイルと app-ads.txt ファイルを使用することをおすすめします。購入者が偽造広告枠を区別しやすくなり、お客様は偽造広告枠に使われることになったかもしれない広告主の費用を受け取れるようになります。

参考 : パブリッシャー様のためのリソース | Google広告

前にもふれましたが、Googleとしてはデジタル販売者として宣言することを強く推奨しています。デメリットについては後にふれますが、設置するにあたってそれなりのメリットはあるということです。

続いてGoogleが公開しているアドフラウドへの最新の取り組みを見ていきましょう。

広告の不正行為を阻止するため日々取り組みを続けています。 ユーザーの皆様を守り、広告主やパブリッシャーの皆様にとって安全なエコシステムを提供できるよう、数千人規模のチームで取り組み、実行した対策について毎年共有しています。

業界をあげて、アドフラウドのないメディアサプライチェーンを実現するために
アドフラウドは複雑な問題ですが、Google は、パートナー企業様のためにできる限り対策を簡素化できるよう取り組んでいます。180 以上のフィルタリング機能と検出アルゴリズムを持つ高度なシステムを開発し、無効なトラフィックが広告主様に影響を与えるのを防いでいます。 長年にわたりこうしたテクノロジーを活用し、Google のウェブサイト、モバイルアプリなどを無効なトラフィックから保護してきました。現在は、Google のネットワーク以外にも、このテクノロジーを活用できるように取り組んでいます。

参考 : Google のこれまでの取り組み | Google広告

Googleはアドフラウドといったなりすましへの対応を日々取り組み、アップデートし続けています。数千人規模のチームで取り組んでいるとのことですから、かなり力を入れているということがわかります。

設置する場合のメリット・デメリット

ブログ運営者がads.txtを設置する場合のメリットとデメリットを見てみましょう。

メリット

  • なりすましの広告枠に収益が流れるのを防ぎ、収益を増やせるという効果。
  • ドメイン評価下落の防止

デメリット

  • 設置方法を間違えるとアドセンスが表示されなくなる可能性がある。
  • 全てのアドフラウドを防止できるわけではない

進む普及率

2017年に発表されたads.txt。それから数年たった今、どれ程普及しているのかが気になるところです。

普及が進んでいるというのならads.txtの設置を考えたい。進んでないというのならまだ様子見、というのがブログ運営者が考えるところだと思います。

それについては普及は進んでいる。しかし、まだ様子見のWEBサイトも多いというのが現状です。

アプリ内広告の大手プラットフォーム、Vungleはads.txtの普及率についてこのように言及しています。

ads.txtは、Webの優れたオーセンティシティを備えていましたが、モバイルアプリの世界に完全には定着はしませんでした。しかしads.txtは60%という驚異的な普及率を出し、モバイルアプリに対して同等の対策が必要であることを示しました。

参考 : App-Ads.txtはどのようにパブリッシャーに収入をもたらし、モバイルフラウドの減少に貢献するか | Vungle

ads.txtについては私も(Twitter)しばらく様子見という立ち位置でした。ですが、いつかは対応しなければいけないのかなというのがずっとあったというのが正直なところ。

とりあえず対応してみてしばらく様子見という感じでいいのかなと。違ったというのなら後で外すという選択肢もありますし。

「ads.txt」設置方法

それでは実際にads.txtを設置していく流れをわかりやすく解説していきます。

一連の流れとしてはads.txtのテキストファイルを作成して、そのファイルをルートドメインにアップロードするという作業になります。

  • ads.txt設置のポイント
  • アドセンスからダウンロードできる
  • UTF-8N(BOMなし)で保存する必要がある
  • ルートドメインにads.txtのテキストファイルをアップロードする
  • 反映まで一か月ほどかかる場合もあるということ

早速ダウンロードして作業を始めたいところですが、ads.txtファイルには記述ルールがあります。

テキストファイルに書き込む内容

広告配信プラットフォームのドメイン,ブログ運営者のアカウントID,広告プラットフォームと運営者の関係,認証機関のID

  • ①広告配信プラットフォームのドメイン(必須)
  • ②ブログ運営者のアカウントID(必須)
  • ③広告プラットフォームと運営者の関係(必須)
  • ④認証機関のID(任意)

↓記述例
[google.com,pub-00000000000,DIRECT,f08c47fec0942fa0]

テキストファイルに書き込む内容。これはルールに沿って自分で作ることもできますが、記述ルールを間違えると広告配信が止まってしまいます。ここは慎重にやるべきところ。

アドセンスの管理画面からテキストファイルをダウンロードすることができますので、そこからダウンロードしましょう。

▼アドセンス管理画面の「ads.txtファイルの問題を修正してください。」画面の「今すぐ修正」をクリックします。

Googleアドセンス - ads.txtのエラー「今すぐ修正」する


▼「ダウンロード」をクリック。

Googleアドセンス - 管理画面からads.txtテキストファイルを「ダウンロード」する

これでads.txtのテキストファイルがダウンロードできました。複数ブログを運営している場合は複数のテキストファイルをダウンロードできます。

ただし、Windows標準搭載のメモ帳だとSHIFT-JISでダウンロードされてしまいます。アップロードする前にUTF-8NのBOMなしファイルにする必要がありますので、保存し直しましょう。

UTF-8N(BOMなし)で保存

Windows標準搭載のメモ帳はUTF-8N(BOMなし)に対応していません。そこで初心者でも使いやすいTeraPadを使って保存し直したいと思います。

BOMあり・BOMなしについてはこちらの記事で解説しています。

\ 関連記事を読む /
【文字コード・UTF-8】BOMあり・BOM無しの違いとは

まずはTeraPadをダウンロード。
ダウンロードするだけですぐに使うことができます。最新版の「exeファイル」をダウンロードしてください。

TeraPad公式ダウンロードページ⇒ https://tera-net.com/library/tpad.html

ダウンロードしたらTeraPadを起動。
▼左上メニューから「ファイル」→「開く」で先ほどアドセンスからダウンロードしたads.txtのテキストファイルを開きます。

TeraPad起動 - ads.txtを開く

続いて「SHIFT-JIS」を「UTF-8N」に保存し直します。左上メニュー「ファイル」→「文字/改行コード指定保存」をクリック。

▼このように設定します。

・「文字コード」→UTF-8N
・「改行コード」→LF

TeraPad - 「SHIFT-JIS」を「UTF-8N」に上書き保存し直す

文字コードはUTF-8N。BOMなしの場合、UTF-8ではなくUTF-8Nなのでここだけ要チェックです。
改行コードはLF。WordPressの場合はLFにするのが一般的だと言われています。

2か所とも設定を変更確認したら、「上書き保存」で準備完了です。

ルートドメインにアップロード

ads.txtはルートドメイン直下にアップロードします。
ルートドメインはドメインの中で最も主幹となるもの。当ブログmechalogでいうところの「https://mechalog.com」がルートドメインです。

ルートドメインにアップロードするには、FTPソフトを使います。FTPソフトは色々ありますが、FFFTPが無難で初心者でも使いやすいかと思います。

FFFTPダウンロードページ(OSDN)⇒ https://ja.osdn.net/projects/ffftp/releases/

ここで信頼性が気になるという方に向けての、FFFTPダウンロードページ「OSDN」について。
OSNDは2015年、SourceForge.JPから名称が変わりました。SourceForge2002年開設の老舗ソフトウェアサイトです。
東証ナスダッグの上場企業(2022年時点)株式会社アピリッツが運営。ソフトウェアの老舗ということもありますし、日本の上場企業なので安心して利用できます。

▼まずはFFFTPをダウンロード。OSDNで公開されているバージョンは2018年で止まっていますが、インストールする時に最新のバージョンにアップデートすることができるので問題ありません。

FFFTPをOSDNからダウンロードする

インストールするまでは特に選択すべき項目はありません。「次へ」が表示されたら押していって「インストール」で完了です。

▼続いて最新のバージョンにアップデートです。KURATA Sayuri氏による後継バージョンの配布だそうです。そのまま「はい」をクリック。

FFFTPを最新バージョンにアップデート


▼ダイアログが立ち上がるので、「新規ホスト」をクリック。するとホストの設定が立ち上がります。
使用しているレンタルサーバによって多少の違いがあるかと思いますが、今回は当ブログ使用のwpxスピードで設定していきます。

FFFTP - 「ホスト名」「ユーザー名」「パスワード」の設定
  • 「ホストの設定名」…自由(任意)。わかりやすい設定名でいいと思います。
  • 「ホスト名(アドレス)」…wpxスピード管理画面「サーバー情報」からホスト名が確認できます。
  • 「ユーザー名」…ログインしたいWordPressのドメイン名「〇〇〇.com」を入力。当ブログなら「mechalog.com」です。
  • 「パスワード/パスフレーズ」…wpxスピード管理画面のFTPアカウント設定で設定したパスワードを入力。
  • 「インストール済みWordPress一覧」→「設定」→「FTPアカウント設定」からパスワードを設定&変更できます。
  • 「ローカルの初期フォルダ」…空白でOK
  • 「ホストの初期フォルダ」…空白でOK

作業をするだけなら、他の「高度」「暗号化」「特殊機能」といった項目は特に設定する必要はありません。
今回使う「ホスト名」や「パスワード」は控えておくと、2回目以降利用するときの手間がはぶけます。

「OK」→「接続」を押すと接続が開始されます。途中、「この証明書を信頼し、通信を続行するには…」というダイアログが表示されますがここも「OK」をクリックです。
最後に「現在の暗号化の状態を保存しますか?」と表示されます。ここは「いいえ」にしておきます。
これで繋がりました。

▼BOMなしで保存したads.txtのテキストファイルをFFFTPにアップロードします。「wp-admin」や「wp-content」がある階層がルートドメインです。

FFFTP - ads.txtテキストファイルをルートドメインにアップロード

アップロードしたら必ず確認をしましょう。
「https://〇〇〇.com/ads.txt」にアクセスしてアップロードしたテキストファイルが表示されたら無事完了です。お疲れ様でした。

まとめ

最後にまとめです。

今回の記事ではads.txtを設置した方がいい5つの理由から設置する方法まで解説しました。

ads.txtを設置した方がいい5つの理由

  • 収益に深刻な影響がでる可能性がある
  • 収益を増やせる効果がある
  • ドメイン評価下落の可能性
  • Googleが強く推奨している
  • 進む普及率

アドセンス管理画面のエラー表示はすぐに消えるわけではないので、数日~数週間様子見して確認するといいでしょう。最後までありがとうございました。


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