
ファイル転送サービス、気になるんだが使い方がわからない



無料ファイル転送サービスってどこが一番いい?



ACデータって使いやすいの?



この記事はこんな方に向けた内容です!
まずは無料ファイル転送サービスとは、一体何なのかというところからわかりやすく図解で解説します。
そして数多くある無料ファイル転送サービスの中から、ACデータがおすすめな理由まで解説していきたいと思います。
この記事を最後まで見れば「無料ファイル転送サービス」そして「ACデータ」の使い方がしっかりわかることでしょう。それでは見ていきましょう。
【図解でわかる】無料ファイル転送サービスとは


まず無料ファイル転送サービスとは、どのようなサービスなのか説明しましょう。
その名のとおり、無料でファイルを転送するサービスになります。
言い方を変えればネットを介してデータを送信・受信するサービスです。
使い方としては、3つのステップで大まかにこのような流れです。
この流れはどのファイル転送サービスもだいたい同じです。
無料ファイル転送サービスはどんな時に使う?



無料ファイル転送サービスって、どんな時につかうの?
なぜ転送する必要があるのか。
それはパソコンからスマホに送ったり、遠く離れて暮らす家族に動画を送ったり、依頼された動画を作成して納品するときに送ったりするときに便利だということです。
例えばGmailで撮影した動画を相手に送るとしましょう。Gmailは添付できる上限サイズが決まっていて、25MBまでとなります。
それ以上の大きさのデータは送れないので、このような無料ファイル転送サービスやクラウドサービスを使って相手に送るのです。
写真や動画がどれほどのサイズなのか。そして、メールで送る場合の各サービスの上限はどれほどなのか一覧で見てみましょう。
ファイルの種類 | 容量目安 |
---|---|
写真(JPG.PNG) | 100~800KB |
GIF | 1~10MB |
音源(3~5分程) | 5MB~10MB |
ショート動画(1分程) | 100~200MB |
長尺動画(10分前後) | 2GB |
フリーメール | 添付上限サイズ |
---|---|
Gmail | 25MB |
Yahoo!メール | 25MB |
Outlook | 20MB |
AOLメール | 16MB |
このように一覧で見ると写真またはGIF画像は大抵送ることができて、動画はほぼ送れないことがわかります。
そもそもメールは文を送ることに特化しているサービスなので仕方のないことかもしれませんが。
データ容量の単位はこちらです。
単位 | 1KB | 1MB | 1GB |
---|---|---|---|
KB(キロバイト) | 1KB | 1000KB | 1000000KB |
MB(メガバイト) | 0.001MB | 1MB | 1000MB |
GB(ギガバイト) | 0.000001GB | 0.001GB | 1GB |



写真でもサービスによってはアップできないことがあります。
そんな時は画像圧縮アプリを使ったりしますが、動画は無料ファイル転送サービスやクラウドを使った方が楽です!



一度に大量の写真や動画を送るならやっぱり、無料ファイル転送サービスだねワンワン!
無料ファイル転送サービス「ACデータ」
無料ファイル転送サービスがどのようなWebサービスかわかったところで、今回紹介するACデータについてふれてみましょう。
「ACデータ」の運営元は?
ACデータ/ACdataは、フリー素材サイト「写真AC」や「イラストAC」でお馴染みのACワークスが運営する無料ファイル転送サービスです。
フリー素材サイトは会員数900万人、有料版のプレミアム会員は12万人突破という業界大手になります。
運営元の設立が10年以上前ですし「○○ フリー素材」というワードでググると大抵上位に表示されます。そのようなことから、結構知名度が高いWebサービスだと言えます。
- ACデータ
- イラストAC
- 写真AC
- シルエットAC
- デザインAC
- AC動画
- 明細AC
フリー素材だったりデザイン関連のサービス中心ですが、請求書や見積書などを作る明細AC。今回紹介するACデータと、わりと手広くやっている感じです。
「ACデータ」5つの特徴&転送サービスを比較
ACデータがどのようなサービスを提供しているのか、どんな運営元なのか一通りわかったところでACデータの特徴を見ていきましょう。
大きく5つの特徴があります。
- 登録・ログイン不要で使える
- 1ファイル250GBまで転送可能
- 保存期間は最大65日間
- ファイルにパスワードのロックをかけられる
- クラウドストレージも使える
登録・ログイン不要で使える
まず一番の特徴は、登録なしでもすぐに使えるということ。
登録はメールアドレスとパスワードを設定するだけですが、それすら面倒という人もいるはずです。
大抵このような場合、登録した方が有利になるというのは想像がつきますが、やはり登録やログイン不要で使えるというのは評価できるところでしよう。
1ファイル250GBまで転送可能
ACデータは250GBという大容量データを1ファイルで送ることができます。
普通に使って250GBのデータを送るということはまずないでしょうから、容量的にはかなり有能なレベルになります。
無料ファイル転送サービスは1ファイル数GBまでという上限が普通の中、かなり奮闘していると言えるでしょう。
数えきれないほどの素材をアップロードしているわけですから、この辺はフリーの素材サイトとしてのノウハウもあるのかもしれません。
転送可能データを多い順に並べてみました。
転送量を比較「無料ファイル転送サービス」
ファイル転送サービス | 登録なし | 登録会員 |
---|---|---|
ギガファイル便 | 1ファイル300GBまで | 不要 |
ACデータ | 1ファイル250GBまで | 1ファイル250GBまで |
FileMail | 5GB | 5GB |
firestorage | 2GB | 2GB |
おくりん坊 | 500MB | 2GB |
データ便 | 500MB | 2GB |
tenpu | - | 1ファイル1GBまで |
kozutumi | - | 100MB(月間) |
少し前まではギガファイル便が「1ファイル200GB」でしたが、現在は「1ファイル300GB」までとなっています。
ギガファイル便やACデータほどの膨大なデータを送る機会はあまりないでしょうが、YouTube制作などで動画データを扱うならFileMailの5GBはあれば安心といったところでしょうか。
保存期間は最大65日間
ACデータの保存期間は最大65日間です。最大ですから、アップ後にアカウントから1日~65日の間で自由に設定することができます。
一応、AC公式ブログでセキュリティ面を考慮するならできる限り保存期間を短くすることを推奨しています。受け取る相手の状況にもよりますから、その時その時で適切な保存期間を設定するといいでしょう。
参考 : ファイル転送・クラウドでの長期データ保存も【ACデータの使い方】 | ACblog
保存期間も多い順に並べて比較してみます。
保存期間を比較「無料ファイル転送サービス」
ファイル転送サービス | 保存期間 |
---|---|
ギガファイル便 | 最大100日 |
ACデータ | 最大65日 |
kozutumi | 初回30日(2回目から1日) |
FileMail | 7日 |
firestorage | 最大7日 |
おくりん坊 | 最大7日 |
tenpu | 最大7日 |
データ便 | 最大3日 |
ギガファイル便やACデータはかなり日数に余裕があるので大丈夫ですが、他のファイル転送サービスをご利用になる場合は保存期限を考えた方がいいかもしれません。
ファイルにパスワードのロックをかけられる
ACデータで送受信されるデータは、パスワードのロックがかけることができます。
これは、関係ない第三者が見ることができないようにセキュリティ面を考えた配慮です。
大事なデータはしっかりロックして、安全安心に利用したいものですね。
クラウドストレージも使える
ACデータはクラウドストレージも使えます。
「ファイル転送サービス」と「クラウドストレージ」これら2つのWebサービスが無料で使えるということです。
- 無料会員→ストレージが10GBまで利用できる
- 有料会員→ストレージが30GBまで利用できる
これら2つには明確な違いがあります。
それについてこれから解説していきたいと思います。
クラウドストレージとは


上の図解を見てもらったらわかるように、ファイル転送サービスとクラウドストレージには明確な違いがあります。
皆さんが普段使っている身近なところで言うと、Dropboxやfirestorage、Googleドライブなどがクラウドストレージです。
どちらもサーバー上にアップするというのは同じですが、ファイル転送サービスはどちらかと言うと一方通行的なやり取りでデータを送受信するのに対しクラウドストレージはデータを共有することもできるという開放的なやり取りです。
- Dropbox
- firestorage
- Googleドライブ
- OneDrive
- iCloud Drive
無料で使える範囲内でストレージの容量を比較していきたいと思います。
クラウドストレージ | 容量 |
---|---|
Googleドライブ | 15GB |
ACデータ | 10GB |
OneDrive | 5GB |
iCloud Drive | 5GB |
firestorage | 2GiB |
Dropbox | 2GB |
クラウドストレージだとセキュリティ面の心配や容量の制限があります。
ファイル転送サービスの方が一方通行的な要素が強いですし、サービスによっては大容量だったりパスワードをかけることができるので状況によって使い分けます。
ここまで無料ファイル転送サービスの「転送量」と「保存期間」。そしてクラウドストレージの「容量」を比較してきました。
【無料ファイル転送サービス】ではやはり昔から知名度があるギガファイル便が1位でしたが、比較的新しいサービスながらもそれに追従してACデータが2位という結果になりました。
【クラウドストレージ】の方ではGoogleドライブについで、ACデータが2番目です。
転送量を比較「無料ファイル転送サービス」
ファイル転送サービス | 登録なし | 登録会員 |
---|---|---|
ギガファイル便 | 1ファイル300GBまで | 不要 |
ACデータ | 1ファイル250GBまで | 1ファイル250GBまで |
FileMail | 5GB | 5GB |
保存期間を比較「無料ファイル転送サービス」
ファイル転送サービス | 保存期間 |
---|---|
ギガファイル便 | 最大100日 |
ACデータ | 最大65日 |
kozutumi | 初回30日(2回目から1日) |
容量を比較「クラウドストレージ」
クラウドストレージ | 容量 |
---|---|
Googleドライブ | 15GB |
ACデータ | 10GB |
OneDrive | 5GB |
主要なWebサービスをそれぞれ比較して、3つの項目で全て2番目という大健闘です。
ファイルを扱うWebサービスは容量が一番大事といっても過言ではないですから、大健闘といったところでしょう。
冒頭でもふれましたが、これが数ある無料ファイル転送サービスからACデータをおすすめできる理由です。
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ACデータを使う3つのデメリット・メリット
主要なWebサービスと比較してACデータが優れているとこうことはわかりましたが、メリットがあれば必ずデメリットもあると思います。
ここではACデータを使った場合のデメリットを解説していこうと思います。
ACデータのデメリット
まずはACデータを使うデメリットです。大きく3つあります。
- 履歴が残らない
- セキュリティ面の心配
- ダウンロードの通知機能がない
履歴が残らない
ACデータを使うデメリットその1。「履歴が残らない」です。
ログインしていても、画面を閉じるとアップロードしてデータが消えてしまいます。
データサイズによってはわりと時間がかかりますから、これは大きなデメリットと言えるでしょう。
それに対しクラウドストレージは基本データを残すものですから、ログインさえしていれば残ります。
試しにログアウトしてクラウドストレージにアップして画面を閉じたら、さすがに消えていましたが。
このデメリットを打ち消す対策としては「消えて欲しくないアップロードデータは必ずログインしてクラウドストレージを使う」これで解決できるかと思います。
セキュリティ面の心配
そしてその2、セキュリティ面の心配です。
Webサービスを使うのであれば、これは仕方のないことだとも言えますが全て運営元次第で100%安心だと言い切ることができません。
また、メールの送り先間違いで大事な情報が漏れてしまう可能性も。
これは人のミスによるもののリスクですが、そのようなデメリットがありますよということです。
こちらのデメリットは「共有URLを相手先に送る前に必ず宛先をしっかり確認する」これを徹底することで防げることでしょう。
ダウンロードの通知機能がない
そして3つ目のデメリット「ダウンロードの通知機能がない」です。
相手先がダウンロードしたのかという通知がなければ、しっかり届いたのか不安になってしまうからです。
こちらのデメリットは、ACデータに限らずファイル転送サービスという仕組み上しかたのないことなので、相手先に届いたのか連絡してしっかり確認することで安心して使えることができるのかと思います。
ACデータのメリット
続いてACデータを使うメリットです。3つのメリットがありますので、順に解説しましょう。
- 登録が不要
- 操作が簡単
- 1ファイル250GBまで送れる大容量
登録が不要
まずはその1「登録が不要」です。
どんなWebサービスやアプリにも言えることですが、会員登録やパスワードの設定がわりと手間だったりします。
パスワードをしっかり管理する必要がありますし、サイトにアクセスしたらすぐに使えるのが一番理想的でしょう。
ACデータは会員登録不要で、しっかり使えるので安心快適に利用することができます。
操作が簡単
メリットその2「操作が簡単」です。
ACデータにアクセスして、アップロードするファイルを選択してアップするだけですから1度操作すれば誰にでも使いこなすことができます。
もちろんパソコンだけでなく、スマホからアクセスしてアップすることができるので大変便利なWebツールです。
1ファイル250GBまで送れる大容量
そして3つ目のメリット「1ファイル250GBまで送れる大容量」です。
このような転送サービスはデータを送ってなんぼですから、一番のメリットはこれかもしれません。
また、会員登録さえすれば10GBまでクラウドストレージが使えます。
おまけみたいな立ち位置ですが、無料で10GBまでとなると無料クラウドストレージの中ではかなり容量が多い方。
写真ACやイラストAC・動画ACでダウンロードしてきた素材を置くという、そんな使い方もあります。
ACデータの使い方
ACデータのことをある程度わかったところで、使い方の解説をしたいと思います。
ACデータは登録なしで使うことも可能ですが、登録した方が断然便利です。そのためまだ登録済みでない方は、登録から済ませておきましょう。
まずはACデータにアクセス。
ACデータ・トップページ
https://ac-data.info/folder
登録・ログイン
「無料登録」をクリック。


「メールアドレスで登録」でいいですが、パスワードも設定する必要があります。
それを手間だと感じる方はGoogleアカウントで登録・ログインします。「Googleでログイン」をクリック。


Googleアカウント以外でもログインすることができます。
- Twitterアカウントでログイン
- Facebookでログイン
- Amazonでログイン
これで「写真AC」「イラストAC」「動画AC」といった、素材サイトのサービスも利用することができます。
さっそく使ってみよう「ファイル転送サービス」
ログインしたら画面左上の「ファイル転送」→「ファイルを選択」をクリック。


1つのファイルだけでなく、このように複数ファイルをアップすることもできます。


「mp4」「webp」「gif」「jpg」「png」「mp3」
ファイルの種類関係なく、問題なくアップできました。
複数ファイルをまとめたい場合は「まとめる」からファイル名をつけてZIPファイルにすることもできます。


そして「ファイル転送」ボタンをクリックすれば、そこから相手先にメールを送ることもできます。もちろん「共有URL」をコピーしてそのURLをGmailなどで送ってもかまいません。
「クラウドに保存」というのはクラウドストレージに保存するということです。


「4つの方法」共有URLの送り方
ファイル転送サービスにアップしたデータは共有URLを通して、相手と共有することができます。この共有URLはクラウドストレージにもあり仕組みは同じです。
送り方の例をいくつかあげてみましょう。4つの方法があります。
- Gmailなどからメールを送る
- ACデータからメールを送る
- Google Keepのメモ帳に貼りつける
- DropboxやGoogleドライブで送る
一番オーソドックスな方法がGmailや、Yahoo!メールといったフリーメールから相手先のアドレスに共有URLを送ることです。
共有URL記載メールのURLから、受け取った相手がアクセスしてダウンロードできます。
フリーメールをいちいち開かずにそのまま送りたいよ、という方はACデータから直接メールを送ってもいいかもしれません。
そして3つ目に、デバイス間で同期できるGoogle keepのメモ帳に共有URLを貼りつけるというやり方です。
これは送る相手がいない場合、つまり自分のパソコンからスマホにデータを送ったりその逆にスマホからパソコンにデータを送る場合などに使えるやり方です。
例えばパソコンの動画データをスマホに送りたい場合は、パソコンからACデータにアップして共有URLをコピー。
Google keepのメモ帳にその共有URLを貼り付けると勝手に同期されますから、スマホで共有URLを開いてダウンロードするというものです。
そして最後にDropboxやGoogleドライブなどのクラウドストレージで共有して送るというやり方。
こんな感じで共有URLはメール以外にも様々な送り方がありますので、自分や相手先に合った送り方を選ぶといいでしょう。
まとめ
まとめです。
今回は無料のファイル転送サービス「ACデータ」を紹介しました。
本当にかんたん操作で誰でも使えるので安心で使いやすいサービスです。
使う機会があったら是非使ってみてください。
ファイル転送サービスには元々宅ふぁいる便というサービスがありました。その代わりとしておすすめの無料ファイル転送サービス3選を書いた記事がありますので、少しでも興味があるのであればそちらも合わせてご覧ください。



最後までありがとうございました!

